明治40年7月に関西鉄道が臨時停車した富田浦(後に富田浜と改名)駅。昭和8年頃には、霞ケ浦土地㈱が、リゾート地として開発をいたしておりました。関西線が走ります。名物はハマグリです。
昭和8年
昭和8年のガイドマップ。(図の下)垂坂の北側ではマツタケが獲れたんですね。
入り口を入って、土産物屋を抜けると、右側にそびえる大滝。
中央に聖武天皇の旧跡?と右には千人風呂?が望めます。これは?監視塔のようです。お金がかかっていて、立派なものです。
聖武天皇旧跡?
北側に建っていたという噴水塔はどのあたりにあったのでしょう?
噴水塔
ガイドマップの左が旅館街だったようです。“霞洋館”の横に並んで“三藤旅館”の名前が載っていました。
三藤旅館の玄関です。
女性が二人こちらを向いて座っています。おかみさんとおばあさんでしょうか?
座敷は現代と変わりはないようです。団体さんの数に応じて、襖で仕切って二部屋に分けました。
近年でも、富田浜の名四国道沿いには、リゾート地の残影が感じられました。今はどうなっているのかな?出かけてみましょうか。
追記:霞洋館・三藤旅館の配信元がわかりました。“三重県四日市市富田地区公式ホームページ・懐かしの写真集”とありました。どなたが発信されたんでしょうか?
興味深々でござりまする。(笑)
富田浜駅を降りて海側へ進むと、名四国道の左側にビジネスホテルが建っています。名残りでしょうか?富田浜病院は古いですが、別荘や旅館の近くに、療養所的な意味合いも持った病院だったんでしょうね。
霞洋館の名前はこのリゾート施設の開発企業の名前に因んだのではないでしょうか。
富田浜って、楽しいところです。