昨日、近所のIさんからご質問を頂戴しました。「獅子舞の獅子はオスかメスか?」というものでした。
「あれはオスです。間違いアリマセン。試みにケツをまくって揉んでみると分かりますが、オスです。確かにオスです」と答えておきましたが、この答は諏訪神社ホームページを作ってみえる前田賢治(訂正 前田憲司 シツレイイタシマシタ)さんに聞くしかないとお尋ねしたところ、早速ご返事を頂戴しました。
さすが、前田様デゴザイマス。
右 前田様
獅子の雄と雌についていろいろに伝承がありますが、正確な正解は無いというのが結論です。
四日市祭を例にあげると、私が小学生の頃、明治20年代生まれの浜田に住むおじいさんに聞いたところ、浜田(現在の浜田と南浜田、それに休止中の北浜田)は雄、新田は雌、北町は雄、西町は雌という話でした。
その頃に見た西町の舞獅子は(昭和42年かな?)南浜田のものに比べるとテンポが遅く、たとえば「起しの舞」という舞でも口取りまでが、私たちが演じる者に比べて優雅であったとはっきり覚えています。(仕種の違いは今でも実演できます(笑))
ところが、数年たってから西町の方に直接うかがったら「西町は雄や!!」と言われました。
それで、この説は崩れたかも・・・・・
でも、西町の方が言っているのが正しいか間違いなのかそれはわからず、「地元ではこう伝わっている」という事実だけははっきりしました。
その後、いろいろな方に尋ねると
「西町が雄で北町が雌や」
「浜田でも、北浜田が雌で、南浜田(現在の浜田と南浜田)が雄や」
「四日市祭の獅子は全部雄や」とか、それぞれの方がそれぞれに言われます。
ここで、ちょっと視点を変えます。そもそも獅子に雄と雌があるのかという視点です。
伊勢の国の獅子舞、特に「四山の獅子」と呼ばれる鈴鹿の4つの神社を流祖とする「箕田流」「山本流」「中戸流」「稲生流」の獅子舞には必ず、口取りとして天狗さん、正確に言うと「猿田彦」がつきます。
山本流の流祖である椿大神社のご祭神は猿田彦です。道案内の神として、天孫降臨のときに先導役を務めたため地の神とか交通安全の神とかいわれています。
その猿田彦の奥さんが天受売命(アメノウズメノミコト)つまり岩戸山の女神さんです。
椿大神社では、獅子舞はこの夫婦神の舞であるとされています。つまり、口取りは猿田彦、獅子は天受売命の化身であるとされているのです。ということは、獅子は女性(雌)ということになってしまうのです。
しかし、椿大神社の山本流の獅子舞では椿大神社の獅子は雄で、その摂社であり天受売命を祭神とする四日市市桜にある椿岸神社の獅子は雌だという伝承もあります。
さらには、これは山本流の話であり稲生神社の獅子は境内の4社の神のそれぞれの化身といわれているので一概に言えずにややこしく、その他の流儀でもそれぞれに伝承やらいわれがあって、正確な答が何なのか私にはわかりません。
ということで、それぞれに雌雄の伝承があるものがあるが、それがどんな理由によるものなのか、またそれが神社の公式見解であるのかはっきりとはわからない。というのが結論です。
わかったような、わからないような答で申し訳ありません。
でも、地元の伝承には何らかの理由が隠されているはずですから、大切に語り伝えていってほしいです。ではでは・・・・
ご伝授 アリガトウゴザイマシタ! オソレイリマシタ
「あれはオスです。間違いアリマセン。試みにケツをまくって揉んでみると分かりますが、オスです。確かにオスです」と答えておきましたが、この答は諏訪神社ホームページを作ってみえる前田賢治(訂正 前田憲司 シツレイイタシマシタ)さんに聞くしかないとお尋ねしたところ、早速ご返事を頂戴しました。
さすが、前田様デゴザイマス。
右 前田様
獅子の雄と雌についていろいろに伝承がありますが、正確な正解は無いというのが結論です。
四日市祭を例にあげると、私が小学生の頃、明治20年代生まれの浜田に住むおじいさんに聞いたところ、浜田(現在の浜田と南浜田、それに休止中の北浜田)は雄、新田は雌、北町は雄、西町は雌という話でした。
その頃に見た西町の舞獅子は(昭和42年かな?)南浜田のものに比べるとテンポが遅く、たとえば「起しの舞」という舞でも口取りまでが、私たちが演じる者に比べて優雅であったとはっきり覚えています。(仕種の違いは今でも実演できます(笑))
ところが、数年たってから西町の方に直接うかがったら「西町は雄や!!」と言われました。
それで、この説は崩れたかも・・・・・
でも、西町の方が言っているのが正しいか間違いなのかそれはわからず、「地元ではこう伝わっている」という事実だけははっきりしました。
その後、いろいろな方に尋ねると
「西町が雄で北町が雌や」
「浜田でも、北浜田が雌で、南浜田(現在の浜田と南浜田)が雄や」
「四日市祭の獅子は全部雄や」とか、それぞれの方がそれぞれに言われます。
ここで、ちょっと視点を変えます。そもそも獅子に雄と雌があるのかという視点です。
伊勢の国の獅子舞、特に「四山の獅子」と呼ばれる鈴鹿の4つの神社を流祖とする「箕田流」「山本流」「中戸流」「稲生流」の獅子舞には必ず、口取りとして天狗さん、正確に言うと「猿田彦」がつきます。
山本流の流祖である椿大神社のご祭神は猿田彦です。道案内の神として、天孫降臨のときに先導役を務めたため地の神とか交通安全の神とかいわれています。
その猿田彦の奥さんが天受売命(アメノウズメノミコト)つまり岩戸山の女神さんです。
椿大神社では、獅子舞はこの夫婦神の舞であるとされています。つまり、口取りは猿田彦、獅子は天受売命の化身であるとされているのです。ということは、獅子は女性(雌)ということになってしまうのです。
しかし、椿大神社の山本流の獅子舞では椿大神社の獅子は雄で、その摂社であり天受売命を祭神とする四日市市桜にある椿岸神社の獅子は雌だという伝承もあります。
さらには、これは山本流の話であり稲生神社の獅子は境内の4社の神のそれぞれの化身といわれているので一概に言えずにややこしく、その他の流儀でもそれぞれに伝承やらいわれがあって、正確な答が何なのか私にはわかりません。
ということで、それぞれに雌雄の伝承があるものがあるが、それがどんな理由によるものなのか、またそれが神社の公式見解であるのかはっきりとはわからない。というのが結論です。
わかったような、わからないような答で申し訳ありません。
でも、地元の伝承には何らかの理由が隠されているはずですから、大切に語り伝えていってほしいです。ではでは・・・・
ご伝授 アリガトウゴザイマシタ! オソレイリマシタ
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