いつもココロに太陽を!

~ Me Hana O Ka La I Ka Pu'uwai ~

靴の合否

2013-11-20 | ファッション
今日はこんなカッコです。

紺のセーターにチャコールグレーのフラノパンツ。
チェックのタイツ、それにベージュのローファーを合わせました。
防寒は紺のピーコートです。

まず、これまでうまく使いこなせないスヌードをチョイス。


これはセーターとセットのスヌード。
一重巻きじゃでろーんと長いし、二重巻きでこの感じ。
本当に首元を温かくしたかったら三重巻きしないとスースーしちゃうよね。
ワタシはなかなか使いこなさなかったのだけど、会社のアキちゃんが「スヌード大好き!」と言っていたのを思い出し、久しぶりに着てみました。
アキちゃんはスヌード「あったかくて大好き!」って言うの。
そうかなー?
ストールやマフラーには勝てないっしょ?と思っていたのだけど、確かに襟の後ろが温かいね。
それと、首回りがふわっと立体的になるから小顔効果もあるみたい。
それに、マフラーと違って布の端がないから、ほどける心配や煩わしさがない。
ちょいちょいと首に巻いちゃえばそれでOKなんだもん。

ふーん…こんなもんか。
確かにOLさんに人気が出るのがわかってきたわ。

こうなると、在庫の毛糸で編んでみようかなーとか思っちゃう(笑)
スヌードね…
覚えておくわ!(エラソー

  

さて、今日最初に選んだのはこの靴。
これの合否を決めようと履くことにしました。



この靴は今はなきカイルアのリバティハウスでオットとお揃いで買ったローファーです。
リバティハウスは2001年にメーシーズに買収されたそうだから、それより昔。
15年前くらいの靴かな

先日お片付けしていて、箱入りのこれを奥から見つけました。

オットは、この靴を毎年ヘビーローテーションで履いていたの。
それこそ、純一ばりに裸足で履いていたもんだから、もうクッタクタにくたびれて、2年前に捨てたんだ。
(もっとリペアを丁寧にすればよかったね)

で、ワタシのもその時に処分したと思っていたんだよね。

久しぶりに出てきたその靴は、スウェードのアッパーが少し色ムラになっていて、濃い所と薄い所ができてるわ
汗やらクロゼットの湿気やらいろんな環境でだろうね。
でも、幸いにしてカビてはいないの。
ただ単に、きれいなベージュだったものが濃淡色ムラ(飴色)になっている。

「これはまだセーフだろうか?アウトだろうか?」
それを確かめるために、今日一日履いてみようと思い立ちました。

それで、チェックのタイツを選び(少し足が細く見えるね、いや、太いんだけど)、ローファーを履きました。

どうですか?
まだ大丈夫そうだよね?

室内の蛍光灯の下で見た箱の中の靴はみすぼらしかったけど、外の太陽光の下で見たらこの色ムラも想定内?
スウェードだもん、これくらいは普通かな?
トラッド調のタイツとよく似合っているじゃないの。

…と、久しぶりのこの靴がすっかり気に入っちゃいました。
なので、すでに相棒がいなくなったリバティハウスの忘れ形見を、ワタシは今から丁寧にリペアしながらもう少しの間愛用しようと思います。

ただね…久しぶりにはいたら、ほーーーんの少しなんだけどきつい。
きっと、この15年の間に太ったからだ。
足も太るんだよね
痛くなるほどじゃないけど、「あれ?こんなにピッタリだったっけ?」って思っちゃった



ピーコートはもう少し短い方がバランスいいねー。

ハワイノート2012:day3-カイマナヒラ登山に初挑戦

2013-11-20 | ハワイノート2012

I waho makou i ka po nei~♪
(昨夜僕たちは外に出て)
Ike i ka nani Kaimana hila~♪
(美しいカイマナヒラを見た)
Kaimana hi~la~
(カイマナヒラ)
Kau mai i luna~♪
(高くそびえている)

ソラで打ってみたけれど、歌詞(単語)あってるかしら(^^;)?

『Kaimana hila』とはダイヤモンドヘッドのことです。
Diamond head…Diamond hill…Kaimana hill…Kaimana hila と転じていったハワイの呼び方ですね。

こちらにはたくさんの方が登られているでしょうが、私達夫婦は未挑戦だったんです。
もうそろそろ(歩けるうちに)ここらで行っとかないとダメでしょう、と3日目の朝、日の出前にクレーターの入口に車を走らせました。

しまったー、出遅れた~
駐車場に車もたくさんあるし、登り道も渋滞しちゃってるじゃん。
 
歩くのが早い私達だけど、自分の速度では登れない。
でも、しかたないね、まずは進もう。

ひゃ~慣れた人は(?)ピンヒールサンダルで来ているよ。
でも、道は舗装されているし、ビーサンでもサンダルでも平気っちゃぁ平気なんだね。
私達なんて程度がわかんないからマジ装備だよ(笑)

日の出を山頂で見たい人がどんどん登っていくけれど、出遅れた私達は山の中腹で日の出になっちゃったの

でも、すがすがしい朝の光を今日も迎えました。
おはよー!ハワイー!今日もよろしくねー!

何を見ているのかしら?
彼は道中、ずっと実況中継をしてくれていました。


ここが、長い階段だね。噂には聞いたけど、ふーっ、鼻の下に汗かくぜ。
一気に登れるかと思ったけど、階段はワタシ、休み休みになっちゃいました


でも、コツコツと一歩ずつ登っていけば、ちゃんと山頂はやってくるんですね。
胸元に汗かいてます…


あっちに、ワイキキのホテル群が見えるよー。
いつも泊まってたバニヤンも見つけたし、タンタラスの丘もマノアも見えるねー。
やっほー! 気持ちいいよー!


高いお金を出せばパラセイルもジェットスキーもできるけど、まずは自分の足で自然を相手に遊ぶのも悪くありません。
駐車場で支払うお金はほんのわずか。パラセイルの10分の1以下だよ。
やっぱり一度は登っておかなくちゃいけないわね、カイマナヒラ。
汗はかいたけど、運動量でいったら大したことはないよ。
てか、ハワイはお買い物だけではもったいないよね。

とか偉そうなこと言うけどさ、私達は、レンタカーで入口までぴゅーっと来ちゃたわけじゃん。
でも、バスで来る人はもう少し下(バス停)から登って来てる。
その人たちのが偉い。
さらにね、もっとすごい人は自分のホテルから歩いてここ(駐車場)まで来るんだよ。
カピオラニからダイヤモンドヘッドロードのずーーっとだらだら登り道のあの道のりを歩いてきたら、こりゃすごい運動だわ。
でも、きっとそれはそれでいろんな体験ができそう。
それができたら一番偉い。

ワタシの山登りなんて、なんにも大きなこと言えないお散歩ですわ。
今度は、ホテルからの歩きをやってみたいな。
マジでそう思ったよ。

久しぶりにワークブーツを

2013-11-19 | ファッション
こんにちは!
今日の通勤ファッションです

いつも足元から…と決まっているわけではありませんが、
今日は漠然とワークブーツを最初に決めて、そこから上に伸ばして行くという方法で着る物を決めました。

ハードなアイテムのワークブーツですが、あえてソフトな物と組み合わせて『甘辛ミックス』にするのが好きです。
(要は、ワークブーツをカッコよくボーイッシュに履くことができないのね)

まずスカートはレースの白にすぐ決まりました。
このスカートはスニーカーや長靴にも合う優れものなの。
このスカートをパンプスやバレエシューズのような女性らしい靴で組み合わせることはほとんどありません。
恥ずかしくてできないのよ

さて、トップスはどうしよう?
白黒ボーダーのセーター?ローゲージのニット?
いろいろ浮かんで困った時にはお得意のカーディガン一本勝負です!
下にヒートテックを着こんで、カーディガンを全部留めでニットのように着ちゃいます。

片方の肩にリボンのお花が縫いつけてあって、つまんないカーディガンが可愛くなっていますよ。
これは去年?コストコで買いました!

シンプルな襟元に、たしかこんなのがあったなーと、フェルトで作ったネックレス(なんて言うの?こういうの)を引っ張り出してきました。


この飾りは、一昨年ぐらいに買ったもの。(結構高いんだわ、こういうの
ともすればオレンジやカーキのフェルトを買いそうだったのを、紫とグレーの、普段しない方の色にしてみたんだった。
今日のコーデには完璧だね~

そうなると、悩むのがアウターで、
バードなごついブーツに丈の長いロングコートは重すぎるでしょ。

で、大好きな鶯色の丈短コートをおろしました。


このコートも重宝しているのよね。

今日はストールなしで、

お花見せで大丈夫な陽気です

バッグは、もはや弔事でしか使わなくなっているPRADAのバッグを久しぶりに。
(慶弔ごとには本革は殺生で×と知ってから、弔事にはこのバッグがマストになりました)

それと、お弁当を入れるためにCELINEのラゲージのパロディバッグをサブバッグとして持ちました。
ふざけてるわよねー。スマイルラゲージ
(でも可愛い


後ろ姿もチェックして…っと。

なんか、顔が突っ張るほど乾燥している気がするけど、夜になったらたっぷりケアしなきゃ
あんなにケアしてるのにさー
冬はコワイわぁー

今夜は帰宅が遅いけど、一日頑張って過ごしましょう!

芋がら(ずいき)料理

2013-11-19 | クッキング
お墓参りに行く前、朝9時にちょうど八王子滝山を通過したので、道の駅に寄りました。
既に駐車場はいっぱい
車が並んでいる中、助手席の人がどんどん降りて小走りにお店に向かってます。

「え?なに?走ってまで行く何かがあるの?朝市かな?」
こりゃ負けてられん!とワタシも先に下りてお店に行ってみましたよ


なーんだ 別にタイムセールがあるわけじゃないのね。
ただ9時開店でみんな新鮮お野菜を買い求めに来ているのか。
生産者のお名前がちゃんとわかる安心な地場のお野菜を、ごった返す中でみんな買っていきます。


八王子で採れたタマゴだから『八玉子』だって。 かわいい




大好きなわさび菜も買えたわー
お供え物の蒸かし饅頭も。

いつも栃木の田舎で貰ってくる『干し芋がら』。
油揚げと煮たりして大好きな乾物なんだけど、生の芋がら(ずいき)を2束買っている人をみつけ、
思わず声をかけちゃいました。
「これ、ご自分で干されるんですか?それとも生で召し上がるんですか?」
ワタシより少しお姉さんのそのご夫婦は、「このまま炒めて食べますよ~」と。
「でも、アク…あるんじゃなかったでしたっけ?」
食い下がるワタシに、「全然大丈夫!」と調理方法を教えてくれたので、真似をしてみようと思います。



ネットで見ると、アクがあるから茹でこぼす…と書いてあるけど、
お姉さんは「大丈夫!皮もむかず、このままよ!」と言ったよなぁ…

怖いから今日はとりあえず、3本だけ。
ズドンズドンと切ったそばから一応お水にさらしてみようかな…(まだ半信半疑)


ゴマ油にベーコンと芋がらを入れて炒める。


きんぴらに似た甘辛い味付けで炒め煮するだけでできあがりー。


これをお弁当に持参し、夫婦の結論が「全然問題なし」だったので、
翌日、残りの芋がらも同じように炒めてしまいました。


口当たりはナスの炒め煮みたいだ。
中身は柔らかくトロっと、でもちょっとシャキシャキして美味しいんだよねー。
甘辛い味がよく合います。
あのご夫婦は2束も食べるんだー。
この季節しか出回らないから、きっと毎年楽しみにしているんだろうなぁ

…で、1本だけ別に残しておいてお味噌汁に入れてみたら(こちらも下茹でなしで)、
シャキシャキの歯ごたえはいいんだけど、その後、ベロと喉がイガイガして困った!

やっぱりアクはあるんだね

炒め煮の時に感じたピリピリも、鷹の爪のピリピリじゃなくてアクのピリピリだったのかもしれない。
そのピリピリも数時間で消えたけど、もしアクに弱い方にはお勧めしません。

山形出身の会社の子は、たけのこもそのままお味噌汁に入れる(糠で茹でこぼさずに)っていうのよ。
ワタシは喉がイガイガしてダメなんだけど

アクにも人それぞれ、強い弱いの反応があるんだねー。
お勉強になりました!

お墓参りに行きました

2013-11-19 | お出かけ
日曜日は、両親の眠る埼玉の墓地まで出かけました。

午後から崩れるという数日前の予報を覆すお天気の良さで、
崩れないうちに、と早めに出たので一日が長くて得をした気分!

新しい雑巾を持参してお墓掃除をしてきます。



道中、道の駅で買ったお供えのお花。
「お仏花」と銘打つだけでお花屋さんの値段も上がるので、いつも適当な切り花を持参したハサミでお墓でチョキンしながら飾ります。
お仏花だと地味めが多いけど、普通の切り花ならいろいろ飾れるしね
この季節なので、あまり華やかなお花はなかったけど、このピンク色の猫じゃらし?のようなのが面白いわー。

お供え物は、おうちからミカンを3つと、道の駅で買った蒸かし饅頭。
「お供え物はお持ち帰りください」「お花はこちらで管理(枯れたら)します」
がこの墓地のお約束。
どうせカラスにやられちゃうだけだから、お供えは置いて行かれると困るんだって。
つまり帰ってから自分が食べたい物を、その一瞬お供えにするんだよ。
だから、孫やひ孫もきちんと自分の好きなお菓子をお供えします。
ワタシは蒸かし饅頭がおいしそうだったので、これをお供え。



お墓参りになかなか行けない人は、この画像を時々見返して、手を合わせるだけでもいいんだってね。
思い出して感謝するということが大切なんだね。
オットは「年末の6億円」をよーくお願いしてました…
うちの両親にそんな力あるわけないじゃないのー(笑)

その後、墓地の駐車場でジャージに着替えて、あたりをぐるっとウォーキングしました。
いつもは車でぴゅーっと過ぎてしまうので、今日はじっくり周辺を歩いてみます。

ここら辺は何か所も沼があって、地名にもなっている。


知らなかったけど、少し歩いたら牧場がありました。


馬とヤギとよく吠える犬が3匹いたわ~


栗、柿、かりん、ゆず、ざくろ、キウイ、いちじく…
いろんな果樹を見て、思いっきり実りの秋を深呼吸してきました。

途中で、無人販売の柿を買って。
100円の次郎さんと、200円の富有さんを食べ比べしてみよう!


ぐるっと、1時間半のウォーキングでした
気持ちよく、汗びっしょり


これでおそらく、年内のお墓参りはおしまいかな?
来月は両親の命日があるけど、姉と姪家族が来てくれるでしょう。
さっそく『馬とヤギ』情報は知らせておきました。
姪の子のKナもRイもおじーちゃんおばーちゃんに会いに来たついでに見に行ったらいいねー


がんばり屋の日日草

2013-11-16 | 季節のハナシ&植物
もうクリスマスの飾りつけが始まったというのに、まだ日日草が頑張ってるの。
けなげだわ~。

日日草は本来、夏の一年草。
今年の夏はホイケでゆとりがなくて植えなかったの。

日日草は苗も売っているけど、私はいつも種から育てるため、この子達は去年出はぐった種が今年芽を出したものと思われます。

もう夏も盛りを過ぎた頃にヒョロっと芽を出し、花が咲いた。
なんだか、小さなプレゼントのようで嬉しかったな。

もう、お花自体も小粒になってきたけど、好きなだけ咲いていていいよ。
風邪をひかないでね

ハワイノート2012:day2-クムたちと会食 at ハウツリーラナイ

2013-11-16 | ハワイノート2012
ハワイ2日目の夜です。

今日は一日お買い物三昧でした。
朝からセイバーズでユーズドのお洋服を買い、プライスバスターズでばらまき用のお土産品を買いました。
その後アロハフラサプライで、バニヤンさんたちに髪飾りやレイやラフィアスカートを買ったり、
ハラウのクラスメートにも装飾品をしこたま買ったので、たくさん散財しました。
それもあってお店ではとっても上客扱い(笑)。
今回で接客2度目のSueもニコニコです
ワタシは○○市に住むフラの先生としてお店の記録とスーの記憶に残ったことでしょう(笑)。

さて、懸案だったクム問題(笑)
ようやくクム キャレンがつかまりましたよ。
部屋のに留守電が残っていました。

『ハワイに来たのね。家にいなくてごめんなさい。息子が置手紙を読んだようだわ。でね、今夜のイポのShowはないの。もしよかったら私達、今夜食事に行かない?場所はニューオータニカイマナビーチホテルのハウツリーラナイはどうかしら?○時に待ち合わせしましょ。タクシーで来るのよ。じゃーねー、see you.』

こんな感じのメッセージがまったくこちらに気を使うこともなく、早口で吹き込んでありました(笑)。
聞き間違ったらいけないと、オットと2人で5回聞きなおしましたよ。

  

私達のクムの一人である歌手のイポちゃんは、金曜日のイブニングタイムに、RHSCでショウをやっています。
もし、私達のハワイがそのステージの日に当たったら…間違いなく「出なさい。」と言われます。

昔、一番最初に出なさいと言われた時には踊れる曲が全然なくて、…というか、自信がなくて、
イポちゃんに
「○○、は踊れる?」 「No.」
「じゃ、は?」 「んーー、No.」
じゃ、は?」 「えっとーーー、No.
「何習ってきてんのよ
こんな感じで、ご立腹させちゃったんですね。

仮に私には自信があっても、一緒にいったレイちゃんが「私無理だから絶対yesって言わないで!」ってTシャツの裾を引っ張るの(笑)

でも、なんとかかんとか… そう。一か八かの度胸も大事。
歌詞を思い出し、チョー集中してレイちゃんと3曲踊ったんです。

そんな苦い体験をしているので、もうこのキャリアでは言い訳はできないし、
今回はオットとあらかじめ、想定問題…じゃないけど、
聞かれる前に「!なんならをソロでも踊っちゃうわよー!」と言うつもりで、出発前に練習したんですね。

その金曜日が今夜なの。
踊りたくて行くわけじゃないけれど、出ろと言われれば、昔よりはショウのお役にも立てるだろうと準備をしていったわけですが、ないならないでそれに越したことはないの(笑)。

「今たしか、今夜のショウはないって言ったよね?」
5回聞きなおして、たぶん平気だけれど、やっぱり確実に安心したいからクムに電話してみよう。
と折り返し電話をして、今夜のショウがないことと、ハウツリーラナイで晩ご飯をjoinすることを確認しました。

  

さて、ハウツリーラナイ。
今回ワタシの計画で、ハウツリーラナイで朝食にエッグベネディクトを食べたいというのがありました。

渡りに船とはこのことね!
一度行ってみたかったんだから、朝でも夜でもいーじゃーん
わーい!

クムは「タクシーでいらっしゃいよ」と必死に言うけれど、カピオラニ公園をふにふに~っと歩いたらもうすぐそこにあるんだよ。
私達はスタコラサッサと歩いて向いました

ブログ用に写真も撮っていないし、クムを前にカメラぱちぱちも失礼だから、記録は何にも残っていません。
公式HPからいただいたお写真をもとにお話しすると、
このレストランは、テラスに大きく張り出したハウの木がモチーフで、
日中はそのハウツリーが木陰を作り、夜はたいまつの燃える雰囲気Goodなレストランです。

私達4人は

ここに座りました。

何を食べたかも(お魚かな?)すっかり忘れちゃったんだけど、
ワタシが立ち上がるたびにいちいち頭に枝があたって、その都度クムが肝を冷やしていたことを覚えています。


ここで少し、クムに聞いた話をすると、
ハウの木はとても堅く、そして軽い。
カヌーを作る際に珍重された木だそうです。
また、繊維を抜き出してフラのスカートにもなるんだって。
(そういえばキャレンの話によく「hau skirt」が出てきてたっけ)
ハートの形の葉っぱが可愛らしく、緩やかなカーブでなくカクッカクッと曲がる枝ぶりに特徴があるので、
ワタシはこの木ならよそで見てもわかるような気がします。

ここからが実にうちのイポちゃんらしいエピソードなんですが、
この夜、私達の2つ隣の端っこの席に、15名ぐらいの日本人の団体が食事をしていました。
テーブルを3つくっつけた状態でね。

日本人男性3名、日本人女性12名って感じ。
男性が名前を読み上げると、女性が「イエース!」と立ち上がり、なんか紙切れをもらうの。
「やったー!」とか言いながら。

私達はクムとの会話を楽しみたいのに、イポちゃんの耳はもう後ろの団体席に釘付け。
何をやっているのか、推理が始まりました。

どうやらそれは、あるお教室の卒業ディナーらしく、そこで手渡されていたのは「卒業証書」のようです。

若い日本人男性3人に、おべっかを使いながら群がる若い日本人女性12名。
全員2~30代と思しき若いグループだよ。
どうやら、リーダーの男性が講師で、あとの2人の男性はその助手?
女性12名のうち1名はスタッフ、残り11名は受講生のようです。

もしかしたら、リーダーの男性は和顔の中国人かもしれない。

イポちゃんが「語学教室かな?」と言います。
「でもさ、イポちゃん、彼女たちろくに英語喋れてないよ」とろくにしゃべれない私が言います(笑)
「そうか…じゃ、フラ?」
「えー、フラの感じの人たちじゃないよ。しかも、あの男(ナカムラシドウ風)なんだかあやしいもん。」

もうね、そのテーブルだけ乱痴気騒ぎなのよ。
なんだか知らないけど、何かの講習から解放されて、無事graduateするわけでしょう?
しかも異国。
テンションmaxになるのはわからなくはないけど、さっきから周囲のテーブルの白人さんたちがみんな眉をひそめているのに気づかないかな?

ほらー、イポちゃんなんて貧乏ゆすりが始まっちゃったわよ(笑)
でもクムキャレンはさ、そんなイポちゃんに慣れっこだから、
たまにちょいちょい「語学じゃない?」とか「○○で見かけたわ、あの男」とか口はさみながら優雅にコーンスープを飲んでるの(笑)
ワタシとオットはたらーりだよね、同じ日本人として。
なんど「お静かにお願いします」と言いに行こうかと半腰上げたわよ…その都度頭を打ちながら(笑)。

やがて、ある時刻になり、海の向こうに花火が上がりました。
それは、毎週金曜日の夜に上がるヒルトンハワイアンビレッジの打ち上げ花火だね。
それを見た乱痴気女性たち、一斉に立ち上がり、周りの迷惑かえりみず
テラスのフェンスに一列に並んでみんな写真を撮り出した。

ちょいちょい
座ってる白人さんから見えないよー。

「すごーーーい!サプラーーイズ!」
「ねー!ほんと!サプライズだわー!」
(あえてカタカナで書きたい感じ)

・・・・・・あのね、サプライズでも何でもなくて、これ、毎週やってるんだよ。
ワタシは心の中で思いました。
ワタシは『旅の恥はかき捨て』的な考え方にはたぶん寛容な方なんですよ。
たぶんワタシが20代だったら、きっとその花火がとても嬉しかったであろうし、
この歳になったって打ち上げ花火がお食事シーンで見られたらとっても嬉しい。

でもさ、「サプラーーーイズ!」って叫ぶのはちょっと違わないかい?
これがあなたへのサプライズ演出なら「サプラーーイズ!」でもまぁ許そう。
けど、この場合正しいのは「ラッキーだねー」だと思うのよ。
「えー、こんなのが見られて、すっごく幸せー」と20代のワタシなら言うと思うの。
昨今のサプライズ演出の影響か知らないけど、そんなに安っぽく「サプラーイズ!」と叫ぶんじゃないの。
本当に驚嘆したんなら「amazing!」と言いなさいってーの!

おまけに、ほんとだったらワタシこそ「わー花火だー」と喜びたいタイプなのに、
サプラーーーイズ軍団の圧に押されて、もう ちーーーんとなっちゃったよ。
ちっ!
人の幸せ横取りしやがって

でね、乱痴気騒ぎが終わって帰る際。
イポちゃんは「あの男たちは絶対金を払わないね。」「ああやって、日本人旅行客に毎回おごらせているんだろうね」ともうおかんむり。

あげく、「○○!(ワタシの名前)何の教室か聞いてきて!」って言うんだよ~
「えー?ワタシが聞きに行くのぉ?」
「早く!HURRY!!」

クム命令とあっちゃ、もたもたしてるバヤイじゃありません。
ワタシはダッシュで追いかけ、リーダー支払いの間ロビーで輪になる女性たちに近づきました。

「すみませーーん!あの、このたびはご卒業おめでとうございます!(ペコリ) えっと、なんのご卒業かうかがってもいいですか?ってのは、なんか、皆さんがすごく楽しそうで、何を習得されたのかしらねーと私達のテーブルでも話題になったものでぇ。それって、私でも受講できるのかしら?と思ってぇ」

「え?あの、こちらの方なんですか?」

「私?いえいえ、私はただの旅行客ですよ。だから、なんかこんな風に何かをハワイで習得できたら羨ましいなー、ただ遊びに来るだけより、目的意識があるって素晴らしいじゃないですかぁ。だから一体何のお教室なのかなー、夫が教えてきてもらったらいいじゃない?って言うもんだからぁ」

そしたら彼女たち、言いました。
「私達はハワイアンロミロミとヨガの融合のお教室です!(誇らしげ)」

「え?ロミロミってあの、石とか使ったりするハワイのマッサージのあれですか?うわぁーすごーーい!それって、何日間習われたんですか?」

「3日間です(きっぱり)」

「えー?3日間!すごーい!それで今日全員卒業と?」

「いえ、最後のテストに受かった人だけが今日卒業できるんです。まだの人もいるんですよね…

「うわ!じゃ、皆さんは最後の試験に受かったんですね?すごーーーい!それって、英語ができない私でも受講できるんですか?」

「大丈夫だと思いますよ。あの男性が先生ですから。」


…もう、充分です。
ナカムラシドウが先生だということもわかりました。
彼女たちはご丁寧に、具体的に教室名も教えてくれました。
大体の費用も教えてくれました。
ネットから検索できるとも。

ワタシはトボトボとクムたちの待つテーブルに向います。

たった3日間…
日本人風の先生…
ロミロミ…
ヨガとの融合…
あの金額…

ダメだ~
絶対に怒るにきまってる…
胡散臭すぎる…

案の定そのままを報告したワタシにイポちゃんは
「%%$#**¥@&#=*@
4文字用語連発で怒ってました。

まぁ、無理もないよ。
神聖なハワイの伝統や文化を、こうやってヨガとの融合だか何だかわかんないけど、
土足で踏み荒らして金だけ巻きあげ、テキトーに商売にしてる日本人(風)が実際にいるんだもん。
わずか3日間でロミロミの何がわかるっていうんだい?
ハワイアンをどれだけバカにしてるのかわかってんのかな?
失礼な話だと思うわ、ワタシ。

ま、ワタシにはちょっとおもしろかったエピソードとしてこの夜のことが残っているのだけどね

あ、ちなみに後日、ワイキキウォークを歩いていた時に、きれいな一軒のお店の中にナカムラシドウと2人の男、1人の女性を見かけました。
そのお店は《あなたのマナ(パワーとか運命みたいな意味)をストーンでなんちゃらこうちゃら》いう、石を売るお店でした。
彼らは買い物に来ていたんじゃなくて、どうやらそのお店の人のようです。
ワイキキウォークなんて、今のワイキキでは一番の目抜き通り、一等地だよ。
お店も大きなきれいなお店なの!
どこまで胡散臭いんだ…
お店の名前はわからないし、もうお教室のサイトも忘れちゃったけど、これ以上日本にえせロミロミストが増えないことを祈ります。


そんなことより
オットが絶対に聞きたかった「僕たちにレッスンできますか?」を
プンプンおかんむりのイポちゃんに聞くタイミングがなかなかありません。

帰り道、私達を大通りまで車で送ってくれて、降りる間際に
「私達にレッスンしてほしいんだけど、どう?」とようやく聞きました。
キャレンは「レッスンしたいの?じゃ、また明日電話するわね。グンナーイ」と走り去りました。

はぁ…
レッスンが決まらないことにはいろんな行動ができないんだよ…
こうやって私達のハワイは見えない何かに縛られながら毎回進むんですねー(笑)

3日目に続く

クリスマスにようこそ。

2013-11-16 | 季節のハナシ&植物
玄関ドアにクリスマスを飾りました。

ある年はリースだったり、ある年はブリキでできたオーナメントだったりと気分で替えています。
今年は主に室内用だったこの壁掛けツリーちゃんに頑張ってもらうことにしました。

うちは玄関屋根が小さいので、横殴りの雨が降ったらこのドアまで濡れちゃうの。
でもそうなったらそうなった時だね。
年内は我が家の顔に任命!
今年はこの子に頑張ってもらいましょう。
風でパタンパタンしないように足元にも2個、磁石で抑えましたよ。




パッと見たら、お隣の玄関ドアにももうリースがお目見えしていたわ
(えへへ、こっそり撮っちゃった


ドアの色に似合って重厚で素敵ね~。

街のあちこちや、邸宅の窓などに、イルミネーションがあふれる季節になってきましたね。
吐く息は冷たいけれど、空気も澄んで、冬の夜はそんなことがささやかな楽しみな気がします

ダウンベストもあと少し!?

2013-11-16 | ファッション
朝晩はめっきり冷えますねー。
つい最近まで毛布+羽毛掛け布団だけでしたが、羽毛の上にもう一枚毛布を掛けたら驚異的に温かくなりました。
やっぱりお肌も布団も、『蓋をしてあげる』ことが大事なんですね。
羽毛布団の上にはもう一枚。
ワタシは昨シーズンから実行していますが、これ、常識だそうですよ。
(今から夜のお布団が恋しいです…エヘヘ


さて昨日、1000円オフになっていたユニクロのカシミアセーターを買ってみました。
おしゃれブロガーさんの間でも概ね評判の良かったものなので、お安い時に挑戦です。

色は、悩んだ結果明るいグレーにしました。
この色のセーターを持っていなかったことと、マイブームだからというのが主たる理由。
日頃丸首派のワタシですが、襟元すっきりのVネックにしてみましたよ。



今日は、まだセーターでダイジョブかしら?
ちょっと不安もありつつ、カシミアのPowerを信じてダウンベストで出勤しました。



胸元さえ温かければ、今日の陽気ならまだ大丈夫みたい
インナーの肌着をヒートテックにしようと思ったのに、またうっかりサラファインを着てしまったようですが、
でも、腕…寒くないですねぇ(ダカラ コロモガエヲ ハヤクシナサイッテーノ!)
これはセーターのおかげか、今日の陽気のおかげか?
はたまた、サラファインのおかげか?(笑)
どれなんでしょ?

今日組み合わせたのは、マットな色がきれいなネイビーのダウンベストと、手作りのハワイアン柄スカート
ダウンベストは動きやすくてあったかくて、いいアイテムですねー。
可能なら冬中着たいくらいです。
スカートには裏地も付いているので、タイツにもよれよれしませんでー。

今は、このネイビー+グレーがマイブーム
自分の中のブームは毎年変わるので、カーキばかりになった年や、エンジが多くなる年もありました。
今年は、世間と同じ紺がマイブーム

トートバッグは特に何も考えずに昨日と同じものを持っていこうとしたのですが、
何気なく選んだターコイズ×ブラウンのストールと合わせようと
紺と茶色のバイカラーのトートにチェンジしました。


青に茶色も新鮮ですね。
普段ワタシはあんまりしない組み合わせだけれど、このストールの色合わせは品がいいかも?
おばあちゃんになるまで使えそうなしっかりした重みのストールです。
(仕事の出先で行った馬喰町の服飾問屋さんで買いました)

土曜日は、皆さんご存知(笑)電車が座れん曜日なので、足元は紺のウイングチップのペッタンコ。
本革なのに軽くて柔らかくてお気に入りの一足です。


立ったまま50分 がんばりまっせー!

もう半日過ぎましたが、今日も元気に頑張りましょう

ブレイン ~愛と野望~ <視聴完了>

2013-11-13 | 韓国ドラマ
初めて接したものを親と思ってついてっちゃうのはなんだっけ?
カルガモ? お猿さん?
よく動物園で人工飼育している飼育員さんが頭を悩ませているよね。
「お前の親は俺じゃないんだよ」って。

 

ワタシが初めて見た韓国ドラマは、冬ソナでも夏香でもなく、たしかテレ東あたりで深夜にやっていた『ナイスガイ』というドラマ。
「なんなの?この空気感?」
ルーシーショウから始まりSATCなど、小さい頃からアメリカドラマは見ていたけど、
やっぱり初めて見た韓国ドラマは日本のそれとは空気感が違って、毎週(毎晩だったかな?)待ち遠しく見ましたねー。
スンホンの『夏の香り』に出会ったのなんて、その少し後の話ですよ。

その『ナイスガイ』に主演していたのが、この人 シン・ハギュン。

私にとって最初に見た尊敬すべき親のような俳優さんです。
ただナイスなだけでない、屈折した警察官の役を実に見事に演じていました。
それ以降ワタシは、シン・ハギュンにはひれ伏しちゃう感じ。
彼の演技力と、一筋縄ではいかないこだわりの深さに、少し畏怖の念すら抱いちゃうんだよねー。

そんな彼が映画界から久しぶりにに選んだドラマがこの『ブレイン ~愛と野望~』。

シン・ハギュンが出るなら見ないわけにはいかないと、韓国ドラマでは初のメディカル物を見てみました。
(韓国版白い巨塔もDr.JINも見ていません)

もうねー、シン・ハギュン演じるイ・ガンフンが救いようのないイヤなやつなのよー。

舞台はBRAINというだけあって、大学病院の脳神経外科。
イ・ガンフンは手術技術の優れた名医なわけ。
だけど、まだ研究医。
誰よりも早く准教授になろうと野心を燃やし、もし准教授になれたとしても彼の満足はそこじゃない。
目指すターゲットは教授のこの人。

チョン・ジニョン演じるキム・サンチョル教授。

この人、時代劇やるとチョーかっこいいよね。
とても重厚感のある役者さんだなぁと思います。

このキム教授は、研究に情熱を燃やし、患者さんには笑顔で接する

非の打ちどころのない赤ひげ先生のような人格者なの。
どんな人にも手を差し伸べ、人望も厚い。

そのキム教授を苦々しくみつめるのが、イ・ガンフンともう一人

イ・ソンミン演じるコ・ジェハク教授。

この役者さんはいつも狡猾なせこい役をやらせたら天下一品だけど(最近はシフトチェンジが成功してるみたいね)、
この中でも同じ。

自分にはキム教授ほどの人望もないけど、イ・ガンフンに論文を作らせて共同研究に名を連ねようとしたり、いろいろ画策します。

イ・ガンフンと同期でライバルなのが、

チョ・ドンヒョク演じるソ・ジェソク研究医。

育ちの良いお坊ちゃんなんだけど、仕事もまじめで評価も高く、こちらがまっすぐな太陽ならイ・ガンフンは屈折した月って感じね。

イ・ガンフンとソ・ジェソクは、どちらが先に准教授に推されるかを争いながら、1人の女性を巡っても争います。


2人の後輩に当たるユン・ジヘ。
この女優さんチョ・ジョンヨンさんは、『噂のチル姫』以来なんだけど、
浪費家で家族に迷惑ばかりかける三女っぷりが頭に来るほどだったのに、
ここで熱心に仕事をする姿に、やっぱり人の印象って変わるんだなーって感じ。
この人がこんな役をできるなんて、見てみるまで想像できなかったわ。

あー、人の紹介だけでえらい行だね。


この師弟関係も美しく、新しい研究が成功すると喜びあうキム教授とユン・ジヘ。

この2人が清廉潔白な医者だとしたら、イ・ガンフンはやっぱり出世しか頭にない男。
幼い頃の父の医療ミス事件でキム教授には個人的に恨みもあって、
コ教授側に付いて、コ教授を踏み台に上に上ろうと画策します。

教授に上着をかけてあげながらも、この顔。(腹の中はドロドロ)

一方のコ教授も



自分の手術のミスにビビってたくせに、聞き取り調査の場では
「君が電圧を上げたのか?イ・ガンフン?」などと罪をなすります。

イ・ガンフンはそれこそ倍返しの計画でコ教授を失脚させ、
いろんな手を使って結局准教授にもなるんだけど、その手段がもうひどい

キム教授を慕って来た難しい手術の患者を自分の方がうまいといって横取り。
権力者の会長が倒れれば、自分の病院じゃない所に運んで手術もしちゃう。
どれもこれも、名を上げるためならなんでもやります。


自分が執刀している手術で、上から見ている教授が「その方法は危険だからダメだ!」と言っても、
モニターを切って無視して執刀しちゃう。

結果的にすべて成功したからいいものの、懲罰委員会にもかかるし、人望的にも最悪。


イ・ガンフンの腕に心酔しながらも振り回される後輩達も気の毒なの(笑)


イ・ガンフンのすねの傷なのがお母さんの存在で、お母さんは無償の愛を捧げるのに、お人好しでだまされ続けのお母さんが気に食わないガンフン。
お母さんにとても冷たい態度で接し自分の世界から排除したいほどなのに、いざ死にそうになったら(偶然にも脳の病気で)すごく取り乱し、無理やり手術を行います。

実は深かった母の愛に触れ、そんなところからガンフンも少しは軟化していくのがこの手のドラマのセオリーでしょ?

ところが、ガンフンはとことんイヤなやつなんだ。

キム教授にも脳の病気が見つかり、それをイ・ガンフンが助けることでめでたしめでたしかな?と思ったりもしたけど、
もうガンフンは最後までひどい男。
もちろん、そこにはこじれたキム教授に対する感情が(書くと長い)あってのことで、
深層心理では尊敬しているのかな?とか、恨んでないのかな?とか、いろいろ読み取ってみたのだけど、
それにしても目に映るガンフンは最後までひどい男よ。


イ・ガンフンを医者として尊敬し、男としても愛してしまうユン・ジヘだけど、
それでも私には理解できないほどガンフンはひどい男なの。
ワタシじゃ愛しきれない。
ユン・ジヘの笑顔でどれだけガンフンが癒されようとも、彼の信念の前にはユン・ジヘすらも邪魔なんだよね。

イ・ガンフンの上昇志向はおそらく教授になったとしても叶うものではないし、
世界的な賞を取ったとしてもまだ足りないんじゃないか。
結局基本的に『医者とは人を救うもの』っていうことに気づけないガンフンがだんだん可哀想にすらなってきます。
でも、好きにはなれない。

最後にやっとキム教授の手術の執刀中に「人を救うんだ」と気づき、無謀な手段を回避できるのだけど、
気づくの遅いよって感じよ。

そして、手術後にキム教授とランランラン♪のお花畑にならないところが、今までのドラマと違って面白かった!

も~二転・三転あって、うまく文章では書けないの。
過去の伏線も、キム教授の秘密も、イ・ガンフンの深層心理も、最後まで見れば理解できるけど、ここで書くには長すぎるぅ~。

結論から言うと、見て良かった!
イ・ガンフンがいくら嫌な奴でも見たくなくなりはしなかったし、
たまに、シン・ハギュンが大和田常務ばりに演技が過剰にもなったけど(笑)、
手に汗握って見られる面白いドラマでした。

そして、いくら人望に厚くていい人でも、
このキム教授の目の奥にすべてを見透かしてしまいそうなものが見えて、
もし実社会にこんな人がいたら薄汚れたワタシなんてタジタジになるんだろうなーって、思ったの。

たまにいない?そういう人。
この人の前だと自分がちっぽけに見えて、緊張しかないわ。
どんな嘘も見透かされちゃうと思うと、なるべく近寄るのをやめようと思わされる人。

そういう意味では深層心理でワタシもイ・ガンフンと同じでキム教授が怖かったのかも?



研究医のこの人と年上の師長さんの淡い恋のシーンが、一服の清涼剤でいい役割を演じていました。
この男優さんも『千回のキス』で軽薄な浮気オットを演じてて大嫌いだったんだけど、
実はいい男だったのね~って、びっくりよ。

 ね 

そして、最後に触れないといけないのが、このキャスティングのいきさつで、
ワタシが聞いたところによると、最初にスンホンにオファーがあったというの。
それが、イ・ガンフン役なのか、ライバルのソ・ジェソク役なのかはわからないんだけど。
もし、ライバル役だとしたらスンホンには小さな役すぎるし(役に大きい小さいはないという建前は置いといて)、
かといってイ・ガンフンでは荷が重かったんじゃないか(笑)?
スンホンはこの役を「まだメディカルドラマは荷が重すぎます」と言って断って、『Dr.JIN』を選んだって聞いたのよ。
(Dr.JINはメディカルドラマじゃないのかいっ

シン・ハギュンが2011年のKBS演技大賞を取ったと知った時、
スンホンの逃したの大きさにワタシの方が悔しくなっちゃって(笑)、
それでこのドラマをしっかり見なくちゃと思ったのもあるのだけどね。

それともう一方で、キム・レウォンファンの子のブログを見たら、
レウォン君にもオファーがあったと書いてあるのよ。

結局、オファー話はよくわかんないよね。

でも、この役はもし主役の方だとしたらスンホンではあそこまで悪に徹することができなかったと思うし、
レウォン君ではもっさりしすぎだったと思う。

やっぱりね、シン・ハギュンの狂気って、あの皮膚の薄さ感にあるのよ。

こんな怖い顔、ぽっちゃりレウォン君にもBeautyスンホンにもできないもの。
ニヤっと笑うとできるホウレイ線と、まぶたの薄さがチョー怖いんだからーーー!

だから、結果的にこのキャスティングでよかったなーと思うのよね。
ま、スンホン&レウォン君でも見てみたいけど(笑)


長いことお付き合いくださってありがとうございました。

このドラマ、ご縁があったらご覧ください。
見ごたえがあっておすすめですよー


《ブレイン ~愛と野望~ 全20話》