語られる言葉の河へ

2010年1月29日開設
大岡昇平、佐藤優、読書

【南雲つぐみ】神田祭 ~今年は陰祭り~

2017年05月13日 | 医療・保健・福祉・介護
 日本三大祭りといえば、祇園祭(京都)、天神祭(大阪)、そして関東では神田祭(東京)を入れるのではないだろうか。東北ではねぶた祭り、九州では博多どんたくや長崎くんちが入るかもしれない。
 その神田祭が、神田明神を舞台にちょうど今ごろ行われるはずだ。2年に1度「本祭」が行われ、昨年がそれに当たったため、今年は控えめな陰祭りになる。それでも5月11日の「鳳輦(ほうれん)みこし遷座祭(せんざさい)」という始まりの神事から、17日の例大祭まで1週間にわたって行われる。
 13日の神幸祭では、明神様を掲げたみこし行列が神田明神から、日本橋、大手町、丸の内、秋葉原と練り歩く。翌14日には地元の町内会からみこし80基が繰り出して、みこし宮入が行われる。
 普段は冷ややかにも感じられる高層ビルの立ち並んだオフィス街や電脳都市秋葉原が、どんな表情の変化を見せてくれるのかいつも楽しみだ。
 各地で春祭りが多いこの時期、出掛けてみてはいかがだろう。

□南雲つぐみ(医学ライター)「神田祭 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2017年5月13日)を引用
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