必要な薬はきちんと使うべきだが、特に高齢者の中には本来は使わなくても済む薬を含め、毎日何種類もの薬を飲んでしまっている人もいるようだ。
こうした、不要または重複した薬の投与は、「ポリファーマシー」という医療の問題として注目が集まっている。
東京大学医学部付属病院老年病科の秋下雅弘医師の調査では、5割以上の薬を投与されている人は、転倒する発生頻度が高かったという。
多くの薬を飲んでいるせいで、だるさやしびれ、便秘などの副作用が起きたことが一因。さらに、その不調に対して新たな薬が処方されているケースもあったという。
とはいえ、処方薬を勝手に中断するのは危険だ。秋下氏は「まずは、薬を減らしたいという意思を、かかりつけ医や薬剤師に伝えてほしい」という。
また「お薬手帳」を1冊にまとめることも大切。病院ごと、薬局ごとに何冊もあると、薬の重複が起こりやすいからだ。話しやすいかかりつけ薬局を決めて、薬の種類や量について相談できるようにしよう。
□南雲つぐみ(医学ライター)「薬を減らす工夫 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2019年1月10日)を引用
こうした、不要または重複した薬の投与は、「ポリファーマシー」という医療の問題として注目が集まっている。
東京大学医学部付属病院老年病科の秋下雅弘医師の調査では、5割以上の薬を投与されている人は、転倒する発生頻度が高かったという。
多くの薬を飲んでいるせいで、だるさやしびれ、便秘などの副作用が起きたことが一因。さらに、その不調に対して新たな薬が処方されているケースもあったという。
とはいえ、処方薬を勝手に中断するのは危険だ。秋下氏は「まずは、薬を減らしたいという意思を、かかりつけ医や薬剤師に伝えてほしい」という。
また「お薬手帳」を1冊にまとめることも大切。病院ごと、薬局ごとに何冊もあると、薬の重複が起こりやすいからだ。話しやすいかかりつけ薬局を決めて、薬の種類や量について相談できるようにしよう。
□南雲つぐみ(医学ライター)「薬を減らす工夫 ~歳々元気~」(「日本海新聞」 2019年1月10日)を引用