2011年3月15日、福島第一原発から漏れた放射性物質は、風にのって東北・関東各地に到達した【注】。大気中の放射線量の急激な上昇が計測された。
「早朝の南向きの風で関東に到達し、夕方の北西向きの風で原発から北西方向に広がったのではないか」(山澤弘美名古屋大学教授)
3月15日夜、福島県内の一部地域に雨が降った。雨とともに、空中の放射性ヨウ素やセシウムなどの多くが地上へ落ち、地面や建物などに付着した。
3月21日、東京や埼玉でも雨が降った。放射性物質が地上に落ちた。
その後、地表の放射性物質が崩壊して減っていくにつれて、放射線量もなだらかに減っていった。
4月12日、原子力安全・保安院は、大気中に漏れだした放射性物質の総量(試算)を発表した。ヨウ素131は、10数万テラベクレル(20~30g相当)、セシウム137は数千~1万ベクレル(2~3kg相当)だ、と。
放射性物質の海への流出も問題視されている。
「Newton」誌がもとにした47都道府県ごとのデータのうち、平常時に観察されていた値の範囲を超えた放射線量が観測され続けているところは、次のとおり(4月14日現在)。
●宮城県仙台市
●茨城県水戸市
●栃木県宇都宮市
●千葉県市原市
●東京都新宿区
●埼玉県さいたま市
【注】たとえば、東京都新宿区では、3月15日18時~19時に0.200マイクロシーベルト、翌16日6~7時に0.142マイクロシーベルトが観測された(平常時0.03~0.08マイクロシーベルト)。あるいは、飯館村では、15日18時~19時、44.70マイクロシーベルト((平常時の値不明)。
以上、記事「各地での放射線量の急増はどのようにしておきた?」(「Newton」2011年6月号)に拠る。
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「早朝の南向きの風で関東に到達し、夕方の北西向きの風で原発から北西方向に広がったのではないか」(山澤弘美名古屋大学教授)
3月15日夜、福島県内の一部地域に雨が降った。雨とともに、空中の放射性ヨウ素やセシウムなどの多くが地上へ落ち、地面や建物などに付着した。
3月21日、東京や埼玉でも雨が降った。放射性物質が地上に落ちた。
その後、地表の放射性物質が崩壊して減っていくにつれて、放射線量もなだらかに減っていった。
4月12日、原子力安全・保安院は、大気中に漏れだした放射性物質の総量(試算)を発表した。ヨウ素131は、10数万テラベクレル(20~30g相当)、セシウム137は数千~1万ベクレル(2~3kg相当)だ、と。
放射性物質の海への流出も問題視されている。
「Newton」誌がもとにした47都道府県ごとのデータのうち、平常時に観察されていた値の範囲を超えた放射線量が観測され続けているところは、次のとおり(4月14日現在)。
●宮城県仙台市
●茨城県水戸市
●栃木県宇都宮市
●千葉県市原市
●東京都新宿区
●埼玉県さいたま市
【注】たとえば、東京都新宿区では、3月15日18時~19時に0.200マイクロシーベルト、翌16日6~7時に0.142マイクロシーベルトが観測された(平常時0.03~0.08マイクロシーベルト)。あるいは、飯館村では、15日18時~19時、44.70マイクロシーベルト((平常時の値不明)。
以上、記事「各地での放射線量の急増はどのようにしておきた?」(「Newton」2011年6月号)に拠る。
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