髪の毛は主にタンパク質の一種であるケラチンを主成分としている。このケラチンの合成を促進する作用を持つのがミネラルだ。海藻類はミネラルを多く含んでいるので、「ワカメなどの海藻類が髪にいい」のは間違いではない。ただ、それを一生懸命食べると髪が増えるかというと、まったく別次元の問題だ。
薄毛には遺伝的要素や普段の生活環境、ストレスなど様々な要因がある。だから、海藻を食べたからといって髪が生えるほど単純なものではない。
むしろ、海藻の食べ過ぎによって害が身体に出てくることがある。
海藻はヨウ素を含んでいる。ヨウ素を摂り過ぎると、甲状腺の機能にダメージを与える。ホルモンバランスを司る甲状腺に異常が出ると、すぐにイライラする、手足が痺れる、無気力で鬱状態になる、などの症状が現れる。本来、ヨウ素にはタンパク質や炭水化物、脂質の代謝を高める働きがあるのだが、摂り過ぎると、それが過度に働き過ぎて逆効果になってしまうのだ。
海藻類の中でも昆布には、ワカメやひじきに比べてヨウ素が極端に多い。昆布の食べ過ぎには注意が必要だ。
髪の毛を増やすために効果的なのは、髪の毛まで栄養を巡らせるために血流を良くすること。人間の体は、基本的に主要な臓器に優先的に栄養が行き渡るようになっている。心臓や脳に真っ先に栄養分が行き、髪の毛は最終地点なのだ。
また、髪の毛の成長を促すホルモンは22時~2時に最も多く分泌されるので、この時間にたっぷりと睡眠をとることだ。
□記事「「逆さま健康食」 食べ続けると寿命が縮みます」(「週刊現代」2017年2月11日号)
↓クリック、プリーズ。↓
【参考】
「【食】ブルーベリーは目の健康に無関係 ~間違いだらけの健康食選び(2)~」
「【食】ウコンは肝臓に悪い ~間違いだらけの健康食選び(1)~」
薄毛には遺伝的要素や普段の生活環境、ストレスなど様々な要因がある。だから、海藻を食べたからといって髪が生えるほど単純なものではない。
むしろ、海藻の食べ過ぎによって害が身体に出てくることがある。
海藻はヨウ素を含んでいる。ヨウ素を摂り過ぎると、甲状腺の機能にダメージを与える。ホルモンバランスを司る甲状腺に異常が出ると、すぐにイライラする、手足が痺れる、無気力で鬱状態になる、などの症状が現れる。本来、ヨウ素にはタンパク質や炭水化物、脂質の代謝を高める働きがあるのだが、摂り過ぎると、それが過度に働き過ぎて逆効果になってしまうのだ。
海藻類の中でも昆布には、ワカメやひじきに比べてヨウ素が極端に多い。昆布の食べ過ぎには注意が必要だ。
髪の毛を増やすために効果的なのは、髪の毛まで栄養を巡らせるために血流を良くすること。人間の体は、基本的に主要な臓器に優先的に栄養が行き渡るようになっている。心臓や脳に真っ先に栄養分が行き、髪の毛は最終地点なのだ。
また、髪の毛の成長を促すホルモンは22時~2時に最も多く分泌されるので、この時間にたっぷりと睡眠をとることだ。
□記事「「逆さま健康食」 食べ続けると寿命が縮みます」(「週刊現代」2017年2月11日号)
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【参考】
「【食】ブルーベリーは目の健康に無関係 ~間違いだらけの健康食選び(2)~」
「【食】ウコンは肝臓に悪い ~間違いだらけの健康食選び(1)~」