ヒュースタ日誌

相談機関「ヒューマン・スタジオ」の活動情報、ホームページ情報(新規書き込み・更新)を掲載しています。

『不登校・ひきこもり 心のかたちを守る提言(いのり)』詳細情報(7)

2016年09月28日 13時56分43秒 | 記念企画
 当イベントを主催する「ヒューマン・スタジオ(以下「ヒュースタ)」代表の丸山です。当イベントの詳細情報、登場人物をふたりずつご紹介していますが、その最後は「記念講演」と「不登校コンシェルジュデスク」を担当する私(丸山康彦)自身と後者でご一緒する桑原和也氏です。

 私は、不登校状態のため高校卒業に7年かかり、大学卒業1年後からひきこもり状態のため社会復帰にやはり7年かかりました。その後青少年支援や心理カウンセリングに関する学習や不登校関係の活動を2年半積んだあとヒュースタを設立。最初は「世代別フリースペース」「学習支援」「ワークショップ」などを取り揃えた“地域の交流スポット”をめざしましたが、1年半後から相談に特化し、子どもの不登校とおとなのひきこもりを対象に相談援助を実践しながら、公開学習会「青少年支援セミナー」(2014年3月に20回で終了)の企画開催、メールマガジン『ごかいの部屋~不登校・ひきこもりから社会へ~』の執筆配信、といった啓発業務を実施していきました。

 仕事柄多くの支援団体と交流・連携するとともに「ヒッキーネット」という親の会中心の支援ネットワークや、当事者が多く参加する「読書会」にはスタートから参加。ただ「もはや自分は当事者ではない」という自己認識から「読書会」の母体である「新ひきこもりについて考える会」や、ひきこもり飲み会「いけふくろうの会」などの“ひきこもりコミュニティ”と呼ばれる当事者が多く集まる場には気が引けて参加できませんでしたが、いずれも途中から参加して以来、楽しくて常連のひとりになりました。

 その勢いで、近年は「ひきこもりフューチャーセッション庵」という定期開催されている対話集会や、そこで出たアイデアをもとに当事者が自主開催している「ひきこもり大学」に参加するなどを通じて、今や多くの若い当事者の方々と親しくしています。

 次に、私とともに「不登校コンシェルジュデスク」を担当する桑原和也氏です。

 氏は、中学1年から不登校状態になり、フリースクールに通って大検(現在の高認)に合格し大学進学。大学院まで進んで現在は非常勤講師をつとめています。一方で大学時代からフリースクールでのスタッフや家庭教師、さらには川崎市内の地域塾でのスタッフなど、多くの現場で不登校に関する支援機関の運営や当事者支援を続けてきました。現在は相模原市内のフリースクールで副代表の重責を担っています。

 ヒュースタの設立に参加し、3年間くらい事務兼IT担当をつとめた方が大学の学友だった縁で「世代別フリースペース」の担当者としてヒュースタの一員になりましたが、相談に特化してからは「青少年支援セミナー」でのスタッフや講師のほか、多くの事務作業を手伝ってくださり、機関紙の創刊など隠れた功績も。

 当日の第2部では、このふたりが不登校についての質問や簡単な相談をお受けします。
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