この後、膝の故障持ちが二人もやって来た。側靭帯損傷のやつ、全十字靭帯断裂のやつ。後十字靭帯を切った奴がきたらフルハウスになっただろう。
真面目に今の若い子は、身体が弱い子が多い。その理由はイロイロ言われている。一つに、歩く事が少なくなった。幼稚園から高校まで親が送り迎えするのもよくある。それは都会だけの話かと言えば、田舎のほうがさらに多くなる。変質者対策とかイロイロある。塾やスポーツクラブでも送り迎えがある。
子供を守ると言うのが常識化しているからだとも言えるが、子供を送り迎えした方がスケジュールをこなしやすいと言う親の都合もある。共働き家庭ならなおさらそうなるだろう。
その意味ではゆとり教育で体育の時間が減らされた事は大きい。テレビもゲームも子供の選択肢は増えている。昔のように外で走り回るしか選択の無かった時代とは違う。親も危険だからと、野放図にする事は少なくなった。学校体育のウエイトが大きくなっていたのだ。
そしてイロイロな遊びをしなくなった。急な方向転換する「おにごっこ」や「缶蹴り」なんて、ある意味インターバルトレーニングだ。そう言った場所が無くなりつつある。なぜか?高齢者が増えて、かつて公園は子供の物だったが、老人の物になりつつあるからだ。老人にとって走り回る子供はうるさくて危険だ。そして幼稚園とか小学校とかは騒音を出すと、クレームがつく時代だ。
そして中学校に入ると、体力や身体作りより技術の習得ばかりが進められるようになる。身体がしっかり出来ていないのに急速に技術を詰め込むと、当然壊れる。基本的な体力作りを重視したくとも、それをやればしごきと言われかねない。You-Tube などから世界の一流プレーを見れるのはいい事だ。だがそれをまねするとフツーの人は壊れる。そしてそれを強要する監督もいる。
一応10年ほど前から小学校とかでは対策を立てている。体育ではバランストレーニングを予備運動に取り入れて体幹トレーニングとかねさせたり、休み時間の遊びを推奨したりしている。しかしそれでは限界がある。そして校長先生の裁量も大きい。
ある小学校で将来問題になる肥満児を、休み時間の10分だけ走ってもらう取り組みをしていた。2年間で肥満児がほとんどいなくなったのだが、校長先生が変わって取り組みが無くなり、あっという間に元に戻ってしまった。
それとスポーツエリート養成も問題がある。あまりその競技ばかりだけやると、身体の強い所と弱い所のバランスが悪くなる。特に小学生からそれだけとなると弊害も大きい。バーンアウトなどの問題も大きい。小学校からやって来て高校に入ったら全然伸びなくてスポーツを諦める、すると今までそれしかやって来てなかったから人生の目標を失ってしまうのだ。なのでイロイロな競技で遊びながらと言うのが最近多くなった。特に小学校のうちはそうでないと不味いと言うのが解っている。
まあ解っているのだけど、どうしてもそうなってしまう。
近所の病院に行くと、もの凄く混んでいた。それでも30分ほどで順番が回って来た。微熱が続いて3週間目になる、風邪薬は効かなかったというと、なんで発症した日をいえるの?といぶかしがられた。次の日の仕事がキャンセルになってホっとしたから覚えています。
聴診器当てますので、胸を出してくださいと言われて、胸を出すと。「ずいぶん日焼けしていますね」
採血の時に看護婦から「ずいぶん日焼けしていますね」とまた言われる。
今度また言われたらインド人とのハーフと言う事にしておこう。何かめんどくさくなった。
血液検査が出るまでには時間がかかる。ということで風邪の治療は後回しになった。そもそも37度では薬は出せない。そして昼には37度1分だったのに、なぜか病院では36度8分になっていた。家に帰ると37度3分になっていた。
予想はしていたが、病院から帰ると具合が悪くなる。薬も出なかったし、あさってには検査結果を見に行かなければならない。それも面倒だ。
で、早く寝るつもりだったがなぜか記事が分断されてしまって、ア~ダコ~ダとやっていたら2時になってしまった。
だから風邪が治らない。