どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

イロイロ考える

2014-11-18 21:57:51 | 日記

 

今日は午前中に病院に行きます。相変わらずの混雑でした。お年寄り達が多いのは予想していましたが、実際はそんなにいません。しかし人生の数だけイロイロあるようで、一人一人の診察時間がかかります。認知症の方もいました。そうすると更に時間がかかります。骨折で中央病院に通っていた時にはあまり感じていなかったのですが、少し考えさせられました。

まあよく街の病院の待ち合いは、老人ばかりでコミュニティが出来ているとか、意味なく病院に来る老人が多いとか、そういった健康保険がらみで悪く言われるお年寄りですが、実際はかなり違うようです。そもそもお年寄りは何らかの障害を持っている、そして認知症の問題や家計の問題など抱えている問題がいっぱいある、だから病院に通っているのであって誰もが行きたい場所ではない。そして耳が遠いとか、訛がきついとか、認知症とか、診察に時間がかかる。付き添いに来ている老婦人はおしゃれをして来ているが、なぜおしゃれして来ているのかと言うのを考えると、やりきれなくなる。おしゃれくらいしないとやりきれない時間なのだ。

というか市の近所のご夫人は、やたらおしゃれな人が多い。このブロックは中産階級の上、上流の下の人が多い。そのせいもあるだろう。

ということで私の診察は3分で終わった。コミュニケーションが合理的に出来れば診察時間は短くなる。ただそれだけだ。

 

 

予想以上に時間がかかった。注射があった訳でもないので、泳ぎに行く。時間が中途半端になってしまったのもある。バスでいこうかと思ったが、頭を坊主に刈っている間に、時間が過ぎた。

気温が9度あるようなので自転車で行く。当然着込んでは行くが、自転車ではそれなりの厚さになる。汗をかくからだ。

 

 

安倍政権が消費税2%上げる事を断念した。そして衆議院議会解散に踏み切る。

さて民主党が歯切れが悪い理由だが、準備がどうのとマスコミはいっているが、根本的な問題がある。今回の消費税増税問題は、民主党の管元首相が言い出した物だ。で、それは自民党の持論だった。ねじれ国会を解消するための武器だったが、有効には効かなかった。それを野田前首相が最後の最後に、自民・公明党と三党合意で成立させた物だった。民主党が自民党に時限爆弾を仕掛けたような所がある。ただアベノミクスはある意味成功はしている。ただその中で構造改革が全く出来ていない。その進捗状況の前に空回りばかりしている。ここが問題なのだが、それ以上に民主党が自民党を非難出来ない理由は、三党合意があるからだ。

実際の所民主党は経済に弱い。アベノミクスを攻撃しようにも第3の矢の構造改革では議論しようもあったのに、そこが進捗しないので議論になっていないし、具体的なプランも出せていない。旧来の野党の揚げ足取りになっているように思える。

今注目しているのは民主党がここで「新しい公共」をまた言うかどうかだ。私の予想では1年半後に自民党がこれを言い出すはずだ。もちろん古くさい言い方をすると思う。でないと公明党を押さえられない。

だから今言わないと、民主党は過去の理想主義者で終わってしまう。それを出来るかどうかが、民主党の生きる道だろう。

基本的に今の問題は、制度的な問題もあるが、時代的な問題、震災復興や次々と訪れる災害、そこから引き起こされた構造だ。そして東京オリンピックが決定した。

 

 

実は一般消費はそれほど悪くない。ただ近所のスーパーのポイントセールがどの程度増えているのかは注目するべきだと思う。盛岡だとイオンがあるので対抗策としてポイントセールを増やす傾向がある。このところポイントの倍数が7倍が続いていたが最近5倍を混ぜるようになって来た。ポイントセールの時には特売が少なくなる。そして平常時に目玉を仕掛けるやり方に誰もが慣れてしまったフシもある。そこを勘案しながらも、ポイントセールが普通になったと言う事は、多分彼らから見ても集客が安定して来ているのだろう。

こういった施策がはじまっていると言う事は、集客より利益率の確保に走っていると言う事だ。売り上げがこれ以上望めない状況になりつつあるのだろう。

イオンから観察した結果は、イベント消費の傾向が強くなっているということだ。それでがなぜ7−9月一般消費が悪かったかと言えば。明らかに天候不順だったと思う。次ぎにこの期のイベントでは消費は動きにくいと言う事だ。猛暑でなぜ消費が増えるかと言えば、エアコンが壊れる、冷蔵庫が壊れる。これに尽きる。猛暑でビールがというのは指標としてはどうなのか。昔は猛暑でビアガーデンが流行る、サラリーマンが呑んで暑気払いする風習がどの程度あるのだろうか。

旅行はある。しかし最近は近場か海外かと二極化しているように感じる。特に盛岡では消費税増税以降近場ばかりになったように思える。近場ではお金はそう動かないし、海外では国内に反映されない。お盆効果も、墓を買うとか冷蔵庫を500ℓにするとかの効果は元々無い。

今年は特に低かったと思うが、10−12月期がどうなるのか楽しみだ。ここのイベントの数が凄い。おまけに全部物品購入系だ。ハロウィンはともかくとしてクリスマスとお正月が控えている。そしてまだ法は通っていないが、消費税10%の先送りが決定した。1年半後には上がるにしても少しの猶予が出来た訳で、今まで我慢して来た分多少は景気が上向くと思う。

だが今回の解散なのだが、年末商戦にかかるので商売には邪魔だ。

 

 

コジマ電気がビックカメラと合併したその記念セールがあった。しかし17日の数量限定特価商品がまだ売れ残っていたり、特価のファンヒーターが残っていた。お客さんも少ない。

真面目にこれが今の現状だ。エコポイントで需要を先取りしすぎてテレビをつくっているメーカーが軒並み苦境に陥った。だがテレビだけではない。冷蔵庫もエアコンもエコポイントで先取りしていた。そして消費税増税で残る家電を買い直したりしたら、今最も動かないのが家電となる。

ホームセンターも見ていてそうだ。だが目的が明快なお客さんが多いように思う。

実需はある。だが耐久消費財になると弱いのは確かだ。服もユニクロやしまむらは相変わらずの混雑だ。でも高額な商品が動いているかと言えば、そうとは思えない。盛岡だと冬の寒さがあるので、下手なファッションよりモンベルとかの登山用品の服が動くと言うのはある。

ということで30年ぶりにストーブを買った。

 

 

我が家の反射式ストーブは30年前に盛岡に来た時に買ったものだった。そしてファンヒーターは6年前に貰った物だった。反射式はさすがに丈夫だが、ボロボロ過ぎる。そしてファンヒーターはどうも石油を検知するセンサーがおかしくなったようで、誤動作を繰り返している。大変不味い状態だったわけで、特売で買いに行った訳です。

所がだ、店員がいない。いや昔の感覚だと家電量販店にはいっぱい店員がいた訳ですよ。それが全然いない。商品の説明も受けられない。なぜか?スマホで調べられる時代だからなのでしょうか。

アナログ人間としてはちょっと困った事です。とはいえ選択の自由には、外部の力が無い方が良いはずなのでいい事なんですが、まあいろいろ困った事になりまして、ムリヤリ店員を捕まえて買い物を終了させます。

大昔は家電製品のカテゴリー別に一人は店員がいたものでしたが、その時代から比べれば1/10か。家電量販店の苦境を見たような気がします。

セールなのに。

 

 

ゆぴあすなのですが、最近お気に入りになりそうです。水泳用のプールの水温問題はありますけど、インターバルトレーニングだとさほど問題ではなくなりますし、流路プールでのウオーキングも別メニューを入れる事になるのでいい事です。

一番大きいのは、やっぱりレクリエーション施設と言う事でしょう。基本お風呂屋さんですから、ちょっと空気が緩いのですよ。フレンドリーな監視員とかがここにはいますが、スポーツ施設の総合プールになるとフレンドリーに振る舞えない監視員がいる訳です。この差は多分法令と条例と、スポーツジャンキーが集まるかどうかの事だと思いますが。

お風呂屋さんなので、休憩室がある訳ですがここもポイントですね。ムダに広い。そのムダの大半がゴロゴロしていいスペースと言うのもいいです。

とは言っても全部を味わった事はまだありません。そのうち味わい尽くそうかと思います。多分半日は潰れそうです。

 

 

盛岡市のゴミ分別マニュアルがきた。なんと画期的な事が書かれていた。ポテトチップスの袋はカスをほろっておけばプラスティックゴミになる。薬の容器までもが回収対象だ。納豆容器もプラゴミだ。マヨネーズも中をすすげばいい。

なにを驚いているのかと言えば、納豆やマヨネース、そしてアルミ泊のある薬の容器は不純物を多く含むのでリサイクルで着ないと言われていた。ただ方法はあった。プラスティックを原料段階まで分解して精製する方法だ。それだと不純物を分離出来るがエネルギーコストがかかる。特に原油安の時点ではどうなるのか解らない。

 

 

プールだけで見ているが、公共体育施設はかなり苦しい経営になっていると思う。スポーツとしてみればいつでも誰でもすぐに使えるのはいい事なのだが、それって利用率が下がっていると言う事でしょう。

ただ高齢者に限って、スポーツはしない。これは事実です。特に水泳だと若いのと混じった日にはもう目も当てられない。プライドがどこか傷つきます。

 

 

総合プールだと文科省。ゆぴあすだと厚生労働省と総務省の管轄ですね。そういった枠組みがあるのでしょう。

 

 

冬が来る。


-1.6%

2014-11-18 01:22:58 | 日記

日本の7─9月期国内総生産の速報値が出た。ー0.4%。年率換算はこれを4倍しただけだから−1.6%となる。4─6月期国内総生産を計算に入れていないというのはあるが、それでもこのままだと確実にマイナス成長になると言う。

全部ロイターから引用しよう。

ロイターがまとめた民間調査機関の7―9月期GDPの予測中央値は前期比プラス0.5%、年率プラス2.1%だった。マイナスを予測していた調査機関は1社もなく、

SMBC日興証券・日本担当シニアエコノミストの宮前耕也氏はGDPについて「市場予想と比べると、民間消費、設備投資、民間在庫が弱かった。消費と設備投資はファンダメンタルズの弱さを反映しており、悪い内容といえる。在庫はテクニカルには在庫取り崩しを意味するので悪い内容ではないが、全体としてかなり弱い結果といえる」と指摘。消費再増税延期・衆院解散は決定的だろうと述べている。

安倍晋三首相の経済ブレーンで内閣官房参与を務める本田悦朗・静岡県立大学教授は17日、内閣府が発表した7─9月期の国内総生産(GDP)速報値について「ショッキングだ。もはや、消費税増税を議論している場合ではない。日本経済を支えるため、経済対策に議論を集中すべき」


ロイターの記事を時間ごとに並べている。初めの記事は、ロイターが予測を外したということだ。そこまで誰もが予測していなかった。2番目と3番目は衝撃的な数字についてのリポートだ。

4─6月期の増税後の反動減の影響で、7─9月は大幅な反発が予想されていたが、日本経済の落ち込みは想定を超えるものとなっていたことが明らかとなった。需要低迷で企業が在庫を絞ったことで、民間在庫投資寄与が大幅なマイナスとなったほか、住宅投資・設備投資は2期連続マイナス。公的需要で下支えしきれなかった。

 

民間最終消費支出は前期比プラス0.4%と落ち込みは脱したが、4─6月期のマイナス5.0%からの反発力は弱い。衣料品は後半の気温低下で伸びたものの、自動車やパソコン、白物家電が減少に寄与した。レクリエーションや外食などのサービス消費もさえなかった。内閣府では「反動減が長引いていることに、天候不順要因が加わった」(内閣府幹部)ことが、低調の背景とみている。

 

住宅投資前期比マイナス6.7%。設備投資マイナス0.2%と2期連続マイナス。在庫投資マイナス0.6%。公共投資は前期比プラス2.2%。内需寄与度はマイナス0.5%。外需は0.1%。これは冴えない。

 

菅官房長官は7─9月GDPが年率1.6%のマイナスとなった背景について「4─6月期に積み上がった在庫を調整する動きがみられ、民間企業在庫投資がマイナス寄与となった。消費者マインドの低下や、夏の天候不順の影響で消費が小幅な伸びにとどまった」と指摘。「消費税上げに伴う駆け込み需要反動減が、消費だけでなく設備投資、住宅投資に影響を与えるなど、長期化の動きがみられている」との見方を示した。


ここでも在庫調整が出ていますが、どのくらい消費税増税前の駆け込み需要で、皆さんどれだけ増産したのでしょうか。

 

だが、4─6月期に続く2期連続のマイナス成長は、そうした楽観シナリオに根本的な修正を迫っている。7─9月期GDPは在庫のマイナスが足を引っ張った格好だが、弱いのは在庫だけではない。消費は前期比プラス0.4%(事前予想はプラス0.8%)、設備投資は同マイナス0.2%(同プラス0.9%)といずれも大きく悪化した。再増税延期は景気にプラスだが、延期で景気が持ち直すとまでは言い切れなくなってきた。


この記事では、海外長期投資家が警戒して日本株を買わなくなる怖れがあり、株安になる可能性を書いている。そしてアベノミクスの失敗ではないのかと言う向きから、選挙を行っても安倍政権がどうなるのかが不透明になる。

ニッセイ基礎研究所チーフエコノミストの矢嶋康次氏は「税金だけでなく重要法案審議の先送りなど極めてコストが高い選挙を行うというなら、消費再増税の延期を問うというよりも、円安や超金融緩和などこの2年のアベノミクスの成否を問う選挙になるし、そうならなければいけない」と話している。

 金融系からの見方ではあるから、単純な見方をしている。しかし現実的には現在選択肢が自民党しか無くなっているので、自民党が大敗となる事は無い。
 
 
デフレ脱却シナリオが大きく崩れてしまった足元の景気と、増税延期で一層の遅れを余儀なくされる財政再建シナリオ。どちらも政府の当初想定通りには推移していないことを示す結果となっている。



ロイターの「焦点」記事は短時間でここまで踏み込んで書くのか!と言う記事が多い。これはかなり良い記事だと思う。
 

安倍晋三首相の経済ブレーンの1人である中原伸之・元日銀審議委員は「日銀や財務省など増税派の見通しがいかに外れるかが明らかになった」。今年4月に消費税率が5%から8%に引き上げられたことで、景気回復・デフレ脱却は仕切り直しになったとして、消費税率の10%への再増税は「1年半の延期では不十分。2年は延期が必要」との考えを示した。


今回の問題で、実質賃金が上がっていない事が指摘されている。

 

10月の首都圏マンション発売戸数は前年比10.9%減の3125戸となった。前年比での減少は9カ月連続。契約率は63.3%で、好不調の分かれ目とされる70%を2カ月ぶりに下回った。



ここが大きく響いている所です。20年間の不況で建築関連は廃業縮小、そして3Kと言われ嫌われて来た労働環境です。そこに震災以降復興の公共事業と、政府の景気対策の公共事業、東京オリンピック問題もあります。これらが全部民間需要を食ってしまっているのが現状です。その上コンプライアンス問題もあります。ぶっちゃけて言えば手抜き工事を許さない時代です。しかし施主がひたすら急げ急げと現場を無視しているのが現状です。そんな仕事を受けたくないと言う業者もいます。ということで、民間の設備投資も建築も落ち込む事になる訳です。

まあ将来、2011−21年のマンションは買うな、という記事があってもおかしくありません。職人不足のまっただ中です。

 

甘利担当相はその中で、在庫調整の進展が、マイナス成長に陥った背景にあるとするのと同時に、今年4月の消費税率8%への引き上げで「住宅投資と設備投資がマイナスになった」ことも理由に挙げた。

 

14時49分の記事で、ようやく景気低迷の原因が語られはじめました。でもどうしても在庫調整にしたい様です。

 

政府は17日、第4回の消費税再増税を判断するための有識者点検会合を開き、有識者10人から「経済・金融」をテーマに意見を聞いた。有識者10人のうち、8人が予定通り来年10月から消費税率を10%に引き上げることに賛成し、2人が引き上げに反対を表明した。



この場におよんでなにを言うのかと言う会議内容ですが、ここで重要なのは、日本の財政問題をなんとかすると言うのは国債公約なのでなかなか簡単には判断出来る物ではありません。しかし先の建設や設備投資で見たように、構造的な物になっています。その上で消費税を増税するためには、構造に切り込む必要がありますが、それをする気配がない。ここが問題なのではないのかと思います。

 

経済対策に関する自身の考え方については「消費、特に低所得者層の消費がかなり落ち込んでいる。比較的所得が高くない、しかも子育て中のところが財布のひもが非常に固い。消費下支えなら、そういうところにフォーカスを絞るかと思う」と述べた。



甘利経済再生相ですが、解っているじゃないのと。ケインズ常数が効くのは貧困者対策ですから間違ってはいません。

 

安倍晋三首相は17日夕、「公明党結党50年記念の会」であいさつし、来年10月の消費税率10%への引き上げ判断で重視する7─9月期国内総生産(GDP)の結果は「いい数字ではなかった」としたうえで、「来年消費税率を引き上げるべきかどうか冷静に分析し、判断したい」と述べた。


「青空はひろがり、しかし波は高くなっている状況。風雪に耐え、連立政権こそが国民の未来を果たし得る。その覚悟のもとにこれからも頑張っていく」という台詞に、ちょっとロマンチストを感じます。成功すればいいのですがね。「トラ・トラ・トラ」とか言い出さないようにしてもらいたい物です。

 

経団連の榊原定征会長は17日、名古屋市内で記者会見し、内閣府が発表した7~9月期の実質国内総生産(GDP、季節調整値)の速報値が、年率換算で1.6%減となったことについて、「予想以上の厳しい数字だった」と話した。ただ、在庫の取り崩しが進んだことによる影響が大きく「在庫要因を除くと、数字が示すほど実勢は悪くない」との認識を示した。

 

ここだけgooの毎日新聞の記事です。経団連からすれば法人税減税、特に金融機関で有効な減税です。製造業だと様々な特典、つまり研究費開発に関するお金を控除するとか、あります。彼らは減税分を社員給与に向けたり、株主配分に向けると言っている様ですが、大企業の内部留保の事を考えれば、何いってんだと言う話になります。それでは中小企業で減税分がどうなるのかと言えば、カツカツでやって来た所では社員にはお金が回らないでしょう。そして研究開発費の免除なんか無くなった日には目も当てられません。

ただ実勢は悪くないと言うのは、本当です。ただそれが下々まではまだ渡っていないと言うのは確かです。景気がいいと誰もが感じるためには、もう少し時間がかかります。