まずは園井恵子生誕100年イベントにいって来たよ1で、タイトルの名前が間違っていた事をお詫びします。舞い上がっていました。ブログは一晩寝かせろとはいいますが、本当ですね。
コメントの JUNさん。こちらこそありがとうございました。何か解っていたような気になっていた宝塚の奥深さをお教えいただきました。重ね重ねありがとうございます。
しかしタイトル間違いからよく辿り着きましたね。
さて会場への道です。前にいるおじいさんは家に向かっています。手前のおばあさんは、どうも会場に向かっているようです。しかしこのゲートをくぐると更に辛い試練が待ち構えています。
坂がきつくなります。おじいさんもおばあさんも自転車を押してがんばります。しかし押して歩いているんだから、木陰のある右側を歩けば良いのですが、道路交通法には逆らえません。
なんて律儀な人たちでしょう。
第二部の~ふるさとの丘に~なのですが、相当厳しい事が予想されていました。衣装の問題からいっぱい出まくっていたものです。この問題は誰かにいってしまったような気がしますが、気にしません。あなたが立っていれば、そんな事誰もが…。
そう言えば最近の貸衣装の女子の袴が凄く気になっていたのです。かなり腰高で、胸の上で止めるのですが、やっぱりアレは違いうなと。チマチョゴリかと思うものもありますね。着る人が良ければいいのでしょうが。
「清く 正しく 美しく」でその袴姿でのレビューがあるのですが、少し忘れていました。宝塚は、日舞のレビューがあると言う事です。でも卒業してから時間の経つOGで、これが出来るのかと言うのが驚きです。丹田中心に身体を使うのが基本なのですが、今話題のインナーマッスルを駆使する事になる動きです。発声法とも関係するので、何らかの関係があるのでしょう。
この~ふるさとの丘に~ですが、超てんこもり。郷土芸能と言うかお祭りが全部もりもりで、岩手町のワンストップサービスになっていました。もうこれを見れば岩手町の2%は確実カバーです。
清流太鼓のレベルが高いのですが、強いていえばリフパターンがイマイチでした。多分時間的な問題があったのかと思います。演目を短縮した結果と、勝手に思っています。
ムクゲの花が多い町なような気がします。
さて、~虹を追って~がはじまります。宝塚OGの舞台です。
実は最初のシンポジウム冒頭からなのですが、あの宝塚の礼といいますか、挨拶が入っています。来てくださってありがとうございます、のあれですが、このイベントで初めと最後は絶対入れています。定期的に入ります。この形式感を不自然なくする、この魔法感が凄いです。この~虹を追って~の頃にはこの感覚がマヒしてきます。
お辞儀一つで人が感動出来る。もうこの頃には、そんな事しなくていいよと応援モードに入ってしまいます。
これがですな、すみれ売りの所に来るともう絶頂に達しているんですよ。
というか1000円のチケットって安いですよ。ほんと。町民挙げてに近いイベントで300人ボランティア。でも魔法は更に絶頂にきます。
たしか男役方が、私の後ろの列の真ん中の方、列の真ん中に近い人に、そのすみれを渡す時
「またせたな」
そう言ったのですよ。瞬間振り返ったら、男役方は苦笑いして照れくさそうな顔でした。でも真摯な柔らかい笑顔ですが、すみれを手渡す直前に彼の目からビームが飛び出すのを見てしまいました。
その時に発せられた熱量があんまりにも凄くて、もの凄く苦しかったです。
もう苦しくて、走馬灯のように一瞬3つの事を考えました。
1)この台詞をはける男はいるだろうか。
いるだろう。多分1000人に一人。だがここまではきれいではないし、いった所で下心にしか思われない。
2)これに返せる台詞は何か
「だいじょうぶ」「今来た所だから」「まったたのよ~」、「許す」etc
答え、ない。出来ない。ムリ。
3)自分の心はどこにあるのか、GPSとセシウム電波時計が破壊される。
待っているつもりはなかったのに、ずっと待っていた気分になった。時間が止まったのではなくて、壊れてしまった。過去と未来が逆転した。多分ドラえもんが時空を歪めた結果だろう。
ということで大混乱を起こしてしまいました。JUNさんとお友達、あの際は本当にありがとうございます。鼓舞して頂いて仕事に復帰出来ました。
でも今これを書いている段階で、発作が起きました。
さて運動公園でのイベントです。他の競技も行われています。少年サッカーの試合があるようです。
前から解っていたのだが、宝塚の男には勝てない。それがよくわかりました。
で、ですな。チャライ男を見るとむしょうにハラが立つのですよ。
オマエら最高峰が解っているなら、止めろソレ、と説教したくなる47歳です。
最高峰を知りたければ、宝塚に行け。無知はよろしくない。
とはいえ、男に生まれて男に育った自分としては、そういった甘さやだらしなさがいとおしいのですよ。
でも他人には、時分の花とでもいいますか、そこに甘えた自分が嫌いとか、そこまで成長してもらいたいものです。
こんなに楽しいく、しかも厳しい仕事はなかったです。
スターはスターですが、町民舞台をどうするのかです。撮影のポイントはそこにもあります。どうまんべんなく押さえるのかがあるのですが、どうあるべきかも考える必要があります。
スターは必要レベルが高い。スターをスターとして撮影すると言う難題もありました。
予想以上に難しかったです。
純粋な男と言うのはなかなかいません。男と言う社会装置もあり、なかなかにそこから抜け出す男も少ないものだと思います。
ただ今の所私の感じる限り、純粋な女もそうそういません。
へたすりゃ出てるか引っ込んでいるかの、生物的差異を強調するのは、純粋でないからとかイロイロ考えています。
だからといって、純粋男の決勝みたいな所を、女がやってしまうと言う過去からの延々と続くこの、なんつうーかこの敗北宣言をどう引き延ばすかと言う作戦も、まあもうそろそろ認めてしまえ。
性差はない。
とめんどくさい事が一瞬頭をよぎりつつ、もしも私の大学時代にこの僥倖にであっていたなら、まず間違いなくはまっています。間違いがありません。バイト代投入し学費まで手をつけただろう。幸せなのは私が47と言う事。多少の分別はあるはずです。
そして私には、いまよしこがいます。
浮気していいのか戸惑いがあります。でも今は、9月の北上公演はスルーして、よしこの再開公演まで待つべきだと、マジメに考えています。
もうグダグダですが、今なんとか立ち直って来ています。それでも多分あと三日ぐらいは、どこかで「またせたな」としゃべる人がいれば反応すると思います。
最後ですが、今回のイベントで生音担当のパーカッションの板垣アヤ子さんと柿崎幸史君を評価したいと思います。この困難なイベントの中で、照明のミスで切っ掛けを外すとかはありましたが、二人が出す音が、すべてを支えていました。一つ一つの音に意味を付けながら、それでいて軽やかに流れる通奏低音として、音を作ったと思います。
凄いイベントでした。
PS
実は、怖くてまだ時分が撮った写真を全部見ていません。プロとしてあるまじき行為なのですが、やっぱり怖いです。契約で一応その辺りは大丈夫にしていますが、明日見なければいけません。
怖いです。
8/29追記
ようやく全部見て整理しました。