どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

満開です

2016-04-21 00:56:11 | 日記

 

今年の桜は大変なことになっている。早咲きのジュウガツザクラの花がまだ残っていて、エドヒガンが満開でソメイヨシノが五分咲きで、ベニシダレが3分咲き、それでいてオオヤマザクラが三分咲き、もう散っていなければいけない品種なのだが。そしてオオシマザクラが咲きそうだ。ということは来週には八重桜が咲きそうだ。もう一気に来ている。

そう、早咲きが遅く咲いて遅咲きが早く咲いているのだ。なんでこうなるのかはわからないが、多分寒さが足りなかったのだろう。桜の開花には寒さも必要なのだが、早咲きの品種ほど寒さが必要なのかもしれない。一定の寒さが溜まるまで蕾が育たなかったのかもしれない。

ただよくわからないのは、今年の花の色がいいことだ。暖冬の年は色が悪いというのが相場だが、いいということは何か別な要素があるのではないのかと思っている。多分なのだが、冬季の日光量と花の色との間に関係があると思う。冬に剪定した桜の枝を、花瓶にさして部屋に置くと花は咲くが色が白くなる。根がないからそうなるのだと考えていたが、もしかすると枝に当たった光がなんらかの反応を起こしているのではないのかと考えると、もしかするとだ。部屋ではアントシアニンを形成できるほど光が強くない。だから白くなるとは考えられないだろうか。

寒い年は放射冷却現象が起きやすい年だったとも言える。特に盛岡はそうだ。ただその条件は晴れていることが重要だ。晴れて寒い年は花の色が良くなり、大雪で曇りの日が多い年は花の色が悪くなると考えられないだろうか。

今年の冬は特に日射量が多かったということはある。

 

 

桜のシーズンで、一番めんどくさいのは写真を撮る人が増えるということだ。農学部前の桜の通り抜けを撮影しようと思ったら、このサラリーマン風の二人以外にも二人いて、撮影が終わるのを待つのもめんどくさいので今日はこのポジションは諦めた。まあおまけに動画まで撮っていたから、いつ終わるかわからないというのもある。

カメラマンという職業について、一番変なのは、他人が撮った写真がどういったものなのか良くわかるということだ。これはあまり外れない。なんでそうなるのかはわからないが、大体わかる。特に撮影疲れている時ほど良くわかるのだ。

撮影しまくっている時というのは、どうも左脳が変になっている。言語感覚も少しおかしいし抑制が効かない。右脳がメインで作動している感覚がある。で、その状態というのは空間認識が変に広がっている状態なのか、何か心が飛んだような感覚になっている。もう少し具体的に言えば3Dマッピングが瞬時に形成されて、あの座標に行けばこうなるというのがわかるようになる。あとは多少の座標修正になるだけで、それだけで写真を撮っていることがある。あそこに行かなきゃと思えば、もう無理してでもその座標に向かうのが、カメラマンである。疲れれば疲れるほどクリアになって行くのがまた変なところだ。

なのでその座標から見たものが大体予測できて、そこからのベストの画角も計算できてしまう。そこからワイドに振ってこうなるだろうとかが瞬時にわかる。もうおかしい。パソコンで言えばGPUだけで作動しているようなもんだ。

ただ、最近スマホで写真を撮ってる人が多いが、実は後ろから見えている。そうすると予測不可能なアングルで写真を撮っている人がいる。

世界は広いのだ。

 

 

今年は疲れてはいるが、桜を楽しんで撮影している。ちょっと乱暴でも、アイディアがどんどん出てきているのは面白い。

多分左脳が麻痺しているんだと思う。


こりゃ疲れているわ

2016-04-20 01:00:42 | 日記

 

昨日はポコッと時間ができたので泳いだ。ただ自転車で行く元気がなかったのでバスで行く。信号でバスが止まっていると隣に牛を乗せた車が止まり、ウシと目が合ってしまった。

多分なのだが、田野畑から来た車なようなので、岩手大学の家畜病院で検査を受けてから出荷されるのだろう。南の方に向かっていった。

耳についたタグが現代っぽい。BSE事件以降、肉のトレーサビリティの徹底化のために付けられたタグだ。管理の行き届いた牧場では古くからあったが、今ではバーコードリーダーでも読める。最初は異様な感じがしたが、慣れると少しかわいく見える。

ただこの車に「産廃運搬車」と書かれていたのが気になった。まだ子供なので、産廃では無いだろうが、たまに産廃になる牛を運ぶことがあるのだろうか。

 

 

スイーツは別腹とも言うが、プールで2000メートル泳ぐのは別腕と言うか、むしろ疲れを分散化してくれて和らげてくれる。無理をし無い限りは、結構有効だ。だが900メートル泳いだあたりで違和感が出てきた。えらく腕が疲れているのだ。普段ならここで追い込みをかけてゆくのだが尋常では無い。

緩急織り交ぜながら和らげる方向で泳いでも、どんどんやる気がなくなってゆく。そうやる気がなくなるのだ。腕に力がはいらないのだ。入らない状態でダラダラと泳ぐようにして、なんとか2000泳いだ。

そう、カメラ持ちすぎて腕が疲れているのだ。

旧競馬場の駐車場を貫く道路ができた。これで喫茶「響」までの時間が、3分は早くなるだろう。響ではグリンカの曲などえらく通俗的なクラシックをかけてもらった。そして熱田さんとくだらない話ばかりをした。

少しは疲れが取れたようだ。

 

 

今日は「大三元の日」でした。何が大三元っていえば、仕事に使うレンズをF2.8のクソ重い高級ズームレンズ3本のみで動く日のことを自分でそう言っている。なぜF2.8のクソ重い高級ズームレンズ3本を大三元というかといえば、えらく高いからだ。だがその総重量も4キロ近く、カメラバックやらなんやらいれれば6キロになる重装備に成る。

なんでこれを出さなければいけないのかといえば、今日が今年の桜シーズンの初日だからだ。ベストはここから4日程度しかない。もうシャカリキに撮影しなければいけない。だからもう何も考えずにひたすら撮影するためには、この重装備しかないのだ。とにかく撮りまくるためには三脚やストロボなんかは省略した。でも6キロはなかなか堪えるものだ。

そのうち単玉の日でも作って、軽い装備で考え抜いたテクニックで仕事をする日を作らないといかんな。

 

 

とはいえ昼から曇ってきた。降水確率と60%は伊達ではない。そうするとやれることが一気に減ってくる。だから休もうかと思えば、今度はドンドコいろんなことが起きてガンガン撮影して行かなければいけなくなる。こういったことはこの時期にはよくあることだ。どんどんテンションだけが上がって行き体だけが取り残されてゆく。

 

 

昨日の強風で、岩手大学農学部植物園の松の木が倒れたようだ。演習林の職員がきて片付けていた。ただ被害甚大で、倒れた方向に桜の木とサワラの木がありそれもなぎ倒して、「山邊の松」の一部を押しつぶしてしまったのだ。

あまり注目されていないが、「山邊の松」というのは昔この辺りが南部藩氏の侍屋敷だった頃、山邊さんが殿様から頂いたゴヨウマツの盆栽を庭に植えて丁寧に仕立て上げたものだ。その土地を南部家一同が寄付をすることで岩手大学の前身「盛岡高等農林」が設置されたのだ。その歴史を担った松であり、最低でも樹齢200年の木でもある。ただこの20年くらい手入れが悪かったので何かなというところがあったのだが、この5年ほどかなり手を入れていい感じになっていたのだが、残念なことになってしまった。

岩手大学設置の際にも、実は岩手大学の土地は南部藩士の寄贈であったということで、東北大学編入反対運動が起きた。これは最終的にGHQの裁量で、東北大学に編入されなかったが、国立大学を一県一校という流れにつながる運動になった。

「山邊の松」というのは単なる古木ではない。手入れが悪い時期が長かったので名木でもない。だが歴史的な存在でもある。ややもすれば文科省からの通達だけで土地から切り離された存在になりがちな国立大学だが、この木の存在が土地と大学を歴史で繋ぎ止めていると考えている。大変象徴的な木なのだ。

そのせいか、この木の正面はなかなか見にくいようになっている。本当の価値をわかる人が少ない残念な木だ。

 

 

700カット以上撮影していた。さてどうしよう。

なぜか今年は余裕がないかと思っていたら、文科省が各大学に通達を出していたらしい。「大学の講義は15回で、そのうち最終試験は講義日に含まない」だそうな。つまり授業が1週間増えたわけだ。

年をとって疲れが溜まるというのはある。ただこうまた仕事が集中した理由は、これだったのかと納得している。写真を整理している暇がない。また1900カットまで溜まってしまった。いつ整理しようか…


大変だ

2016-04-18 00:55:00 | 日記

 

今日はほとんど雨だった。大雨といってもいいだろう。午後からは風が強くなり、これまた強風だった。

 

 

熊本の地震が心配だ。御船町には陶芸家の知り合いがいる。大丈夫だろうか。マグニチュード5以上の地震が13回あった。直下型だからこの規模はかなり深刻だ。特に16日の深夜1時25分から2時21分までの最大M7.1から最小M3.9の連続は恐ろしかっただろう。阪神淡路大震災がM7.3で深さ16キロというのと同規模だろう。しかも14日にM6.4で震源の深さ10キロから始まって16日のM7.1の10キロの深さだ。弱ったものを全てなぎ倒しただろう。火山地域なので土砂災害も起きている。

20万の避難民が出た。九州は人口が多いからやっぱりなと思うのだが、九州の背骨を貫く巨大な中央構造線の断層が一気に動いたのだ。あまりいい予感がしない。これで中央構造線で動いていないのは中部地方となるからだ。ある意味、東日本大震災並みの震災だ。

今は亡くなられた方のご冥福を祈りつつ、何もできない自分を呪いつつ、まずはやれることを探してゆこう。

 

 

 JBPress に気になる記事があった。4月8日に『サイエンス・アドバンシーズ』という、科学誌『サイエンス』のオンライン版に、地球の軸が変動しているという報告があったそうだ。詳しくはその雑誌を読めばいいのだろうが、とりあえず記事をまとめると、温暖化で極地の氷が溶けて海に流れてバランスが急速におかしくなっているということのようだ。

地球の重力を測定することで海洋や極地での大規模な変化を探知できる地球観測衛星での計測結果から、今までも少しづつ動いていた軸の傾き方向が変わり、75度東に年間7インチずれているというものだ。溶け出した氷が水になって海洋に流れ込み、それが大きなうねりになって地球全体を動かしているのではないのかということだ。また極地の重量のバランスも問題になるようだ。

これが一連の地震の原因というわけではない。だが今後温暖化以外にも今までの観察結果を裏切る事象が今後増えるのだろう。



そういえば山田線は昨年の土砂崩れで、まだ全線復旧していない。

今年の冬は、多分寒くなる。


近所の実梅、アンズあり

2016-04-17 01:01:43 | 日記

 

北東北の実梅というのは、よくわからないものでして、品種と呼べるかどうかすらも怪しいものがいっぱいあります。大体放任で育っているものも樹形が千差万別で何が何だかわかりません。そして実の大きさも地域でかなり違います。三戸の梅漬けは巨大です。梅漬けでピンポン玉くらいのサイズですから、どんだけでかいんだか。一説にはアンズの青い実を使うと言われていますが、この系統の木が名須川町の法華寺にあります。ここではキッチリ梅干しにしていますがやっぱり巨大です。そして当人が梅であると言っているので梅です。この北東北の実梅の系統は一括してなぜか豊後系と言われています。アンズとウメの交雑種で、限りなくアンズに近いものから限りなくウメに近いものまであります。小学生の時に隣に生えていた大きな梅の木は、ほぼアンズでした。でもその家の人もウメだと言っていましたからウメなんでしょうね。

なお津軽半島の梅干しは、ナゾな食品でして、梅の実に塩を振って漬けるまでは普通なのですが、干している間、梅酢に赤しそで色をつけるのですが、そのしその葉を広げておきます。干した梅をつけ戻してから、実からタネを取り出して漬けていた赤しその葉で包んで付け直すのです。その際に梅酢に蜂蜜を入れたりして甘く仕上げるのもあります。って、大体半分想像で書いているけど多分大体この工程。えらい手間がかかる梅干し?です。限りなくアンズに近い梅だから、実が柔らかすぎてこういった作業になるのかと思います。

で、さらに実生系らしく豐産のものから実をつけたがらないものまで様々です。梅は異花受粉性なので、近くに異種の木があるかどうかというのが大切なのですが、それぞれの木は半径100メーターに異種があるので、木の特性かと思われます。

さてナゾ品種の前に、多分これは南高だと思うのですが。何しろこの10年程度に植えられた木です。品種ものでしょう。でも豊後を植えるかな~という疑問がありまして、南高かなと。

 

 

多分「花香実」という品種。八重で芳香があって色がきれいで実がなる梅です。実も美味しいと言われる品種です。これもまたこの10年で植えられたものなので多分そうでしょう。桃だという人もいるかもしれませんが、これは梅です。

ここからナゾ品種です。

 

 

一時期枯れそうになる程弱っていたのですが、最近元気になった木です。昔はよく実をつけていました。

 

 

こいつはなりがでかいが実をほとんどつけない。数個ですか。ただ最近樹勢が弱ってきました。

光原社にある梅に近いような気がしている。

 

 

こいつも実が少ない木です。近くに異種があるにもかかわらずです。ただこの実は美味しいです。

 

 

こいつは豊産です。美味しいです。とてもいい場所にあるので多分品種ものだと思うのですが、全くわかりません。

 

 

で、その近くにある木です。こいつは実をつけませんね。なんででしょう。

 

 

これは花梅です。こいつも実をつけにくいですね。異品種が周りにいっぱいあるのに。

さて実はですね、梅とアンズの違いは花の萼がそっくり返るか返らないかという違いで判断できるという説がありまして、その検証だったのですが、何が何だかです。全部反っていました。

梅というのはどうもとてもよくわからないもののようです。梅とアンズとスモモは交雑するようで、どうもアンズの耐寒性を獲得したものばかりが近所にあるようです。さらにスモモの遺伝子を獲得したような変な白梅も近所にあります。実がスモモなんですね。で、色がつかない。青いだけでやたらジューシーの梅の味の奴がいます。

で、この写真の中にアンズの花を入れ込んだんですが、どれがどれだか写真では全くわからないでしょう。

植物の分類の難しさを感じます。


雑草満開

2016-04-17 00:52:43 | 日記

 

春でございます。まずはオオイヌノフグリとオドリコソウです。オオイヌノフグリはちっちゃなネモフィラといった雰囲気で好きです。光るように咲くのがいいです。オドリコソウも花の蜜がうまいですね。とは言ってもものすごく微量。暑さに弱く、すぐうどん粉病にかかってしまうので、要除草ですね。

 

 

野良化したナタネですね。春は黄色です。

 

 

ナズナです。ペンペングサも生えないと言いますが、アブラナ化の植物って結構土地を選びます。春の七草ですね。

 

 

タンポポですか。今日は競技馬の大会でずっと撮影しておりました。でもこの大会暇なんですね。なのでこうして花なぞ撮って過ごした時間の方が長かったりするのですな。