今週に入って天気がぐずついている。今日も細かな雨が降り続いていた。気象台のレーダーでは映らない程度の細かい雨だ。傘をささずに済む程度の時もあれば、さしたほうがいいなという程度の降りかたもする。
中途半端な天気では、写真もさえない。
天気が悪いせいだとは思わないが、このところ仕事で少しすれ違いのような状況があってイライラしている。決してうまくいっていないというわけではないが、何かが違うのだ。
どうも先走っている感じはある。
申年は荒れるというが、今年は年頭から慌ただしい経済状況だった。だが23日に大物が来る。イギリスのEU離脱の国民投票だ。最悪の結果を経済界は全て織り込んでいるとはいえ、どう転ぶのかがわからない。よく分からないガソリンのダブつきと原油生産量増大も今後問題になるだろう。
先のサミットで「リーマンショック並みの景気変動が予測される」と安倍首相が言って、他の首脳から何言ってんだと思われて、アベノミクスの失敗を塗糊したと評論家や新聞から叩かれた。まあ消費税増税は国際公約の側面もある。それを国際会議で増税回避の言い訳をしたのだから、確かに批判されても仕方がない。
だがあまりいい予感がしないのだ。特にガソリンのダブつきは全くどう動くかがわからない。EUのダブつきをアメリカで最も消費の多い時期に輸出したが、アメリカはその時期に向けて増産していて、それでは他国に輸出したくともアジア、特に中国でダブつき始めて、中南米では資源価格低下で景気が確かに悪い。そしてアメリカで車のサブプライムローンの焦げ付きが増加しつつある。雇用統計は中期的に見れば改善しているのにもかかわらず、この増加は少しおかしい。これがアメリカのガソリン消費量が下がっている理由ともいう。
あまりにも巨大な資本が世界を流れている。それがこの前まで超強気で有ったが、ここに来て手仕舞いを始めたように感じる。
あまりにも小さな話なのだが、最近ホームセンター等で鶏糞堆肥の価格が暴落しているという。生産者も販売者も利益がないのではないのかという価格になっているようだ。この理由は農業の大型化が進んだ結果、鶏糞堆肥生産者への価格圧力が高くなったためではないのかという人がいた。結果それがホームセンターでの小売価格に反映しているのではないのかという。ホームセンターでも格安商品として目玉にしたいので、相場の落ち込みを狙っているのではないのかという。
あまりにも小さな話だろう。だがここには産業廃棄物の問題が絡んでいる。安くておいしい鶏肉の裏には、糞の処理の問題があり法規制が厳しい。そこに堆肥相場の低迷となれば、後は何が起きるだろうか。産廃処理偽装か不法投棄だろう。
どうも世の中がいい方向になっていないのは確かだと思う。