どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

皇太子が通り過ぎたということ

2016-06-21 00:55:12 | 日記

 

昨日は少し異様だった。午前中に何台も何台も機動隊のバスが通り過ぎた。岩手県内のバスだけではないようだ。何があるのだろうか「春の機動隊祭りin岩手」とか「機動隊だよ全員集合!超大演習(運動会)」とか色々妄想してしまった。機動隊祭りって何をやるんだろう。千葉県警の火炎瓶の炎をかいくぐっての行進とか、沖縄県警の空手大演舞とか、高圧放水銃で地面にアートを描くとか、10段人間ピラミッドに挑戦とか、妄想は広がる。妄想しすぎて現実がわからなくなってきた。

ただ午後になるとウチの近所が異様な雰囲気になってきた。少し小太りだが異様にがっしりした体格の男性が、地図を片手に地面や建物を延々と見て回っている。地図のゼンリンの調査員にも見えなくもない。ただそれが何人もいる。驚くほど似通った体格の人間しかいないというのも異様だ。だいたいスラックスにポロシャツで、ディパックを背負っているかウエストバックを腰に巻いているか、たまになにもつけていない人の胸ポケットは異様に膨らんでいる。そして耳にはイヤホンをつけているが、今の世の中のイヤホンと少し違う時代遅れのツヤ光りする黒のコードをつけている。そして所々で、そんな男どもがまとまって立ち話をしているのだが、同じくらいの体格のが一気に集まると、柔道の大会でもあるのかと思う。そう盛岡一高のそばだったから、高校柔道部OB会でもあるんかいなという感じだ。そういった集団は気がつけばいなくなって、すこし離れた場所でまた集結している。

そういえばあからさまではないけど、土曜日にもこんな奴らがいた。数は少なかったがいた。なんなんだろうと、まあこれは捨て置いた。

 

 

今日の午前中もドンドコ機動隊バスがやってきます。もう千葉県警から何やら。「全国機動隊大会in早坂高原」は昨日で終わりではなかったのか?いやあれは妄想だ。それでは盛岡一高柔道部OB会総会でもないことになる。「IS掃討大作戦」ではない。それはもっとない。あの膨大な数の機動隊員はなんだったのか?

今日の昼過ぎに仕事で出て行くと、県病近辺が異様なことになっています。あ〜ここでようやく同じ体格の男どもがなんだったかわかりました。機動隊です。同じ帽子をかぶっているという特徴があります。もうバレバレです。消防っぽい帽子でもありますけど、同じというのがポイントです。昨日はポロシャツが特徴だったようです。とはいえ機動隊がいっぱいいるというのは変なこと。過激派掃討作戦だったら制服だわな。

「機動隊の方ですか?お疲れさまです。今日はなにがあるんですか?」男どもに聞いてみた。「皇太子が2時から2時半に通るんですよ。」「あ〜それで千葉とか色々いらっしゃってたんですね。今日もいっぱいバスが通りましたんで。」「埼玉から来ました」「いや遠方からお疲れさまです」と会話する。

あらま、簡単にしゃべっちゃったよ。とは言っても警備だし、ここまでくれば異様過ぎて誰もが怪しみますよ。

さてこの写真の中に何人機動隊がいるでしょうか。そして交通警察の情けないこと。

 

 

今日は11時頃からヘリが飛びっぱなしだった。しかもかなり長くホバリングとかしていた。ホバリング30分とか、いったい燃料代をいくら使うんだろうか。その前に岩手県の警察のヘリはそこまで滞空時間が長いのだろうか。

何機が用意したのだろうか。即応体制のためとはいえ、空恐ろしいことをやっております。警備だけだったら軍事用に近いドローンの方がいいと思うのですが、即応性が弱いというのが難点ですね。

 

 

 

2時前になりました。通過直前です。仁王小学校の子供達が社会見学に出ました。ただ、皇太子を見るよりはこの警備体制を観察させた方がより役に立ちそうです。

本当に通過する道路の脇道50メートル以上まで、警備していましたし、近所のスーパーやコンビニの駐車場まで覆面パトがいるという事態。そして上空にはヘリがいます。

皇太子殿下は学習院の寮が松尾鉱山にあるので、結構岩手に来ていました。まあご成婚以降はそれほどでもないですが、ここまでの警備は天皇陛下級です。確かにこのところの世界各国でのテロの頻発というのはあるのは確かで、G7の警備は確かに必要だったでしょうが、皇太子へのテロで得する集団が考えにくいというのがあります。まずISのテロはローンウルフでも可能性がないですね。宗教的支柱だったとしても、天皇家を改宗させる方向が最も望ましい方向なわけで、日本の過激派にしても、やるなら陛下です。皇太子はありえない。

テロは一般市民を不安にさせて現政府に対しての不信感を高めるための手段です。

 

 

雅子さまもいらっしゃったようですね。だが彼女はこの警備を望んだのだろうか。

ただなぜか、望んでいなくとも周りがやってしまう、というのはありそうだ。彼女を嫌いな人はいっぱいいる。その中からバカが出ないとは限らない。だが、彼女は皇太子が口説いたのだ。だから、嫌いだとかそういったのは、とても野暮なのだ。だがその程度でテロとまで言えない衝動的なことをやる奴は世の中にはいるだろう。

「春の機動隊大演習」というのは実際そうだったかもしれない。G7で、完璧な作戦を立てたが、今回は移動する警備ということで徹底して作り上げた可能性はある。演習だからバレバレでも良かったのか。そう思う。

まあでも、恐ろしい予算を使ったという気がなんとも言えない。やりすぎだよ。


上田会館取り壊しています

2016-06-20 01:42:49 | 日記

 

盛岡市の上田通りは、今の中央病院のところに専売公社のたばこ工場があった頃に形成されたらしい。当時はタバコは手巻きであった。なので3000人の工員がいたという。それを当て込んでの飲食店街ができたというところがある。で、それを見込んで飲食店街というかモールと言おうかそういった建物を作る地主もいたわけだ。代表的な建物で八重洲会館の2階建て雑居ビル形式と、上田会館の平屋モール形式があった。

私が盛岡に来た32年前からあったわけで、当時から二つの建物は新しさはなかった。その佇まいから多分その専売公社時代あたりからあるのだろう。

まあ専売公社がなくなっても、NHKや国土交通省もあった。そして岩手大学もあった。大人向けの店と学生向けの店に2分されて存続していた。だが学生が飲みに出歩かなくなった頃から、徐々に衰退が始まってゆく。20年前からそれが始まった。居酒屋ブームで大通りの方が安くなったのだ。その上魅力的なメニューもあった。その点で完璧に上田通りは遅れてしまった。そして10年前くらいから明快に始まった、宅飲みブーム、誰かの家で飲むというものだ、それがとどめを刺したと思う。なお宅飲みの経費は以外と高い。理由は防音がしっかりしているマンションでないとかなり難しいのだ。築30年のアパート(改装済み)では難しいだろう。その分の経費を払っていることになる。

基本的に今の上田通りには、学生向けの店はない。学生も大人も入れる安くて気軽な店しか生き残っていない。

 

 

上田会館は思い出が多すぎる。やっぱり「くまちゃん」だろう。あれはいい店だった。おでんの店なのだが、今のコンビニのおでんなんて目じゃないくらい美味しかった。きちんとした材料と始末がされてある、きちんとしたものだった。そして店内が綺麗だった。接客も柔軟でとても居心地が良かった。

次が「ともしび」だろう。ここは学生向きだったが後半戦なんかマスターが変な感じになって、学生の足が一気に遠のいて大人の店になったら、突然移転してしまった。まだあるとはいう。個人的に学生時代としては高い方の店だった。だが後半から金額がおかしくなっていたという記憶がある。

忘れられないのは「吉野」だろう。マスターは元プロボクサーだという。苦労人らしい奥さんと一緒に経営していた。悪い店ではなかった。というかユニークだった。だが店は徐々に荒んでいた。掃除が行き届かなくなり少し饐えた匂いもした。だがある日突然警察が入った。奥さんが厨房で死んでいたのだ。理由は未だかつて不明だ。だが、常連は荒んでいった理由を知っていた。だからなんとも言えない気分になった。見ていたし止められないのもわかっていた。ただそれだけを見ていたというのが罪深いことだ。ますます荒んで、しばらくして店を閉めたが、誰もここのブロックを借りようとはしなかった。

この頃から確実に上田会館は衰退してゆく。私が知っている時代で残ったのは「大空」だった。後に入った「ビバ」さんは、悪いわけではないが、安いだけの店だった。もしも悲しいスナックというのを見たければ、ビバさんだったろう。ママさんは悪くはない。ただママさんは非力すぎた。ただ客筋は悪くなかった。

「大空」は最近まで通っていた店だ。とはいえここのところご無沙汰になっていた。彼女は若い時には壮絶な美人だった。真面目に味わいの「くまちゃん」と高値の「大空」だった。接客スタイルも「高値」でありながら庶民的にソフトな店だった。だがプライドは持っていた。多分八重洲の「たむら」と「くまちゃん」以外であそこまで厨房が綺麗な店はなかったのではないのかと思う。

客筋も最高を保持し続けたが、お客様も高齢化してゆく。今後どうなるのかはわからないが、普通は引退だろう。

「大空」のママさんなのだが、あれほどゴージャスな人はそうそういない。美人からゴージャスに移行したのだ。太ったとも言えるが、ゴージャスになったというのは、これは本当だ。

 

 

ところで、私、「泳げたいやきくん」をブルース調で歌っても許してくれる店を失ったわけで、さてどうしましょう。「黒の舟歌」も結構きついですよね。誰も知らんし。


なにごともなく

2016-06-20 01:10:34 | 日記

 

今日の最高気温は25.2度だった。週間予報では30度とか31度とか出ていたこともあった。最近では28度とかにまで下がったがそれでも高い予想だった。

外れて良かったと思う予報だった。

 

 

日曜だが今日も撮影に出ていた。

 

 

まあ仕事があるうちが、とも言うが集中するのは如何ともしがたい。


今日も平和に仕事をした

2016-06-18 01:29:30 | 日記

 

今日も小雨の日だった。2時過ぎには雨も時折と変わったが、1日じっとりとした日だった。

仕事はそれなりに順調だ。今週は隙間なく仕事を組み立てられた。おかげで写真の整理が追いつかない。おまけに納品の終わっていない仕事の催促がきて焦っている。

まあ雨は余計なことを全て洗い流すということもある。

夜には岩手大学落語研究会の漫才を見て楽しんだ。まあ仕事でもある。一組しかいない3年生の漫才と2年生4組の漫才とがバトルする、つまり3年が4回バトルするという過酷なライブだ。超手堅くまとめてきた3年のオヒルネじゃすてぃすの圧勝と思いきや、2年の善し悪しが一勝を取りましたね。そう手堅すぎたわけですね。隙を突かれた格好です。ただ善し悪しのネタも前半が相当きつかったので、時の声なのかなと。

この岩手大学落語研究会ですが、6月24日18時20分から、大学生協中央購買2階大学会館大会議室で2年生の落語を3人やります。多分下手くそだと思いますが、この3人超個性です。私保証します。一人女性がいますが、踊れます。ダイヤモンドのとまでは行きませんが、確実に光るものがあります。一般人入場可ですから、このブログを見ている演劇関係者の皆さん、見て損はないです。

 

 

 

大昔に書いたマイルドヤンキーなのだが、一つだけ分かりやすい傾向がある。現場の細かいことは俺らが一番わかっているということだ。この考えはとてもわかりやすい。人間関係や機械の修理や現場を支える力や知恵を信じている。まあ知恵というのがどの程度知恵なのかはわからないが、人間関係を処理するための知恵でもある。現実に仕事に対して誠実でさらに発展させるべく知恵を絞って、実現のための人間関係の構築を進めて行く人もいる。突出したリーダーとして目立つ人というのはそういった人だ。

こういった人たちは、大学卒というのをえらく嫌う。正確に言えば大卒といっても様々あって価値観が同じだと大歓迎するが、そうでない場合に完全に拒否する。その理由は、多分なのだが自分たちの階層から逃げ出した人たちという、そういった認識に近いものを持っているのではないのかと思う。

それでは大学卒はどう考えているのかといえば、目的と解決法の合理性を考えてしまう。これまた正確に言えば、「考える習慣」というのを身につけたゆえにそうなってしまう。なぜこうなるのかという問いに対して、今までこうやってきたから正しいという平行線を辿ることになる。そこで原理主義よろしく納得できない理論を押し付けて行けば当然現場は破綻する。そういった現状がある。

 

 

イギリスの労働党下院議員のジョー・コックスの名前を初めて聞いたのは、彼女が殺された後だった。その実績も何も知らないが、彼女を殺したのは、EU離脱の国民投票の直前だったということだ。

「ブリテン ファースト」と叫んで男は彼女を殺した、と言われている。

本当なのだろうか。思わず陰謀説を考えてしまった。EU存続派が、あえて彼女を殺す理由はある。センセーショナルな事件を起こしてまでも、離脱派を懲らしめたいのか。暗い未来を予測させてまで陰謀を成立させたいのか。

間違いなく気のふれたやつの犯行だろう。なぜ女性を殺したか、それだけで十分だ。弱いからだ。政治的な背景はないと思う。ブリテンファーストと本当に叫んでいたのかはわからないが、何も考えていないとしか言いようがない。

ただここには階級差がある。イギリスは階級社会だ。だがそれも少しは薄まっているはずだ。だがまだ存在している。それがこの事件の本質なのだと思う。

イギリスと日本は、同じではないのか。一瞬陰謀説を考えたというのは、間違いがない。

 

 

階層間に問題が起きるのは、プライドの問題になる。多分ここだろう。

日本で今田中角栄を再評価する議論が多いのはそういった、つなぎの流れなのだろう。私の周りから考えるとそうなる。