水上陽平の独善雑記

水上陽平流の表現でいろいろな事を書いています。本館は http://iiki.desu.jp/ 「氣の空間」

「風間陽水の依頼簿(カルテ)・171」

2014-04-06 19:01:49 | Weblog



カルテ番号 せ・14 (5)

関谷守は、その気功師の場所と電話番号を聞いて同級生と別れた。
連絡するかどうか3日間ほど考えていたが、考えても意味が無いと気付いた。
体験するかどうかだ。判断や考えるのはその後でいい。
そして同級生の話を妻に話して、体験しに行ってみると言った。
その時、妻がいつになく真面目な顔で守に言った。
「私も連れて行って。私も行く、行ってみたい」
普段とは違う妻の態度だった。

予約をして、守の休日に車で出かけた。
守は普段は車を使わない日曜ドライバーだ。
妻の方が年間を通して運転は多い。
それでも守がドライブがてら運転して出かけた。
妻は気のせいかいつもよりも気合いが入っていた。
何を思っているのか守には解らないが、妻も気功に興味があるのだろう。

途中で昼食をとり、約束の時間ちょうどに治療院に着いた。
一応予約は守だけだ。
山の中の辺鄙な所に治療院はあった。
こんなところでやっていけるのかな、と守は思った。
治療院の様子から、有名でも繁盛しているわけでもなさそうだ。


(登場する人物・組織・その他はフィックションです)


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