カルテ番号 そ・6 (7)
風間陽水は頭に手を置いたまま話を続けた。
「昔は見える世界と見えない世界が日常生活に普通にありました。
今は見える世界がほとんどで、見えない世界は非科学的と言われています。
それはともかく、今よりも見えない世界に気を配り、敏感でした」
宗田泉はこの院長が何を言いたいのか興味が出てきた。
「古代から日本では人では無理な出来事は、神として崇めるようになりました。
これが西洋などの擬人化した神とは違いがあります。
日本の神は自然、超自然と思ってもいいでしょう。
その現象として、四つの性質があると考えたようです。
人にとって幸せをもたらすもの。
禍をもたらすもの。
調和、特に農業などでしょうかね、をもたらすもの。
不思議をもたらすもの。
小さな神社は、この種類別に建てられることがあります」
「場所がいいところは、神聖な神様の場所だから神社を建てた。
そして、欲望で汚れている人間が穢れを清める場所としてある。
もう一つ、場所や何かが悪い所もあります。
そういう所にも、その禍が外に出ないように神社を建てました。
いわば封じ込めたわけです。
つまり、神社には清められるところと、立ち入ると危険なところがあるわけです。
現代では、そんな事は教えてくれないから混同していますが・・・」
(登場する人物・組織・その他はフィックションです)
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