「迷想中・迷走中・1021」

ある気功師・626

上司、配偶者、同僚、知人、近所の人。

心の中で〇〇〇と思った事があるはずだ。

それが秘密というヤツだ。

秘密を暴露したら社会は崩壊する。

今まで生きていた中で、あんな事やこんな事。

他人にも身内にも見せられない姿。

誰にも知られず、そっと行った、あんな事。

それが秘密というヤツだ。

秘密は明かせば本人は楽になる、かも、しれない。

だが、関係が良くなることはない。

むしろ様々が悪くなる。

秘密は沢山、しっかり、持つほうがいいのだ。

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「迷想中・迷走中・1020」

ある気功師・625

勘違いの一つが行動だと思い込んでいる。

秘密は行動ではない。

その人の心の中のモノだ。

行動は秘密に出来ない。

例えば皆さんが大好きな不倫・・・

誰にも気づかれずにラブホテルに。

だが、従業員は見ているし、カメラも見ている。

お金も払っているし、駐車場にも入っている。

行動は秘密に出来ないのだ。

本人が秘密だと思い込んでいるだけ。

つまり秘密は心の中だけしか存在できない。

どんな人でも秘密が1000や10000くらいあるのだ。

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「迷想中・迷走中・1019」

ある気功師・624

世間の常識がある。

秘密は後ろめたいモノ。

あるいは持ってはいけないモノ。

簡単に言えば、ワルモノ。

カミングアウトは立派、エライ、正直者。

今まで辛かったろうね、話せてよかったね。

そんな世間の常識は間違いだ。

秘密が無ければ社会は成り立たない。

ところが世間は狭いし浅い・・・

常識は狭いし、浅いし、軽い・・・

私は秘密などない！

そんなアナタは、ただの、アホだ。

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「迷想中・迷走中・1018」

ある気功師・623

クライアントは時々私をすがるように見る事がある。

私が何でも知っていると勘違いする。

時には私が何でもできると勘違いする。

ホントに、本当に、私は無知であり、無力に近い。

謙遜じゃないぞ。

Ｈさんは私にすがるように訊ねた。

秘密を息子に話した方がいいか、と。

アホの私は即座に言った。

秘密は秘密のままにしましょう。

秘密は誰でも持っている。

一つや二つじゃない。

100とか1000とかを持っている。

いや、もっと持っている、誰でも。

秘密は持つのが、あるいは守るのが当たり前なのだ。

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「迷想中・迷走中・1016」

ある気功師・621

普通に三食食べたら太る。

二食でもやや太る。

で、一日一食となる。

睡眠も4時間で充分。

テレビで大食いを見ると・・・

うらやましい・・・

いろいろ食べられて、いいな・・・

小食で胃が小さくなったみたい・・・

それでも饗応を受ける時には無理をする。

何とか一人前を食べるようにしている。

お酒も弱くなった。

〇〇〇は・・・秘密だ。

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「迷想中・迷走中・1015」

ある気功師・620

クライアントさんからお礼の御馳走を受ける事がある。

だが私は極めて小食だ。

理由がある。

この気功のせいだ。

一般的な中国気功と正反対の状態になる。

氣は体内において生命力と同じだ。

自分の氣を使えば生命力も減る。

だから十分に休息し栄養を補う。

ところが私の扱う氣は自分の氣を止める。

普通以上に生命力を使わない。

気功をすると、極論では食べない、眠らないで済む。

極論すれば、生命力を止めるから歳もとらない。

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「迷想中・迷走中・1014」

ある気功師・619

Ｈさんはほぼ1週間で退院した。

自宅から自転車で出ようとして意識を失った。

救急車で病院に運ばれた事。

すぐ更に30分ほど離れた病院に転院した事。

夜中に私が気功した事。

何も憶えていなかった。

気が付いたら病室。

息子夫婦がそばにいた。

体調は悪くない。

毎日検査を受け、退院した。

そこで私にお礼をしたい、と連絡があった。

私も訊きたい事があった。

そしてＨ宅を訪れた。

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「迷想中・迷走中・1013」

ある気功師・618

気功などという怪しげなモノを主体とした治療師。

常識をことごとく覆した故師匠と出会った。

私が持っていた、それらの常識は消えていった。

ほとんどは、解からない、分からない、判らない。

そういう事が、わかってきた。

この世のほとんどは見えない。

見える部分は海面に浮かぶ氷山の上部だけ。

間違えやすい、勘違いしやすい、不安定な人間の理解。

そんな常識にしがみつくほど私は度胸が無い。

私は無知だ。

そう意識するようになると、解らないのが普通になる。

そして、多分、謙虚になる。

本当の事など、人間の分際では、見抜けまい。

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「迷想中・迷走中・1012」

ある気功師・617

医者としては、認めたくなかったろう。

病院としては、認めたくなかったろう。

息子夫婦に急性白血病は誤診だった、と言った。

だが意識を失うほどの高熱は事実。

結局1週間の入院となったが、そのほとんどは正常だった。

本当に急性白血病ではなかったのか。

気功でそれが消えたのか。

そんな事はどうでもいい。

この世は説明などつかない事がほとんどだ。

私はこの世で解っているのは1パーセント以下だと思う。

99パーセントは解明不能の状態なのだ。

通常の常識は・・・申し訳ないが、無知故だと思う。

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「迷想中・迷走中・1011」

ある気功師・616

Ｈさんは平熱に戻った。

話す事も普通に出来る。

食事も普通に食べられる

あまりの変化に医者達が再検査しだした。

今日の時点で異常が見つからない。

最初に救急車で運び込まれた病院と連絡をとった。

そちらの医者も急性白血病の診断だった。

この病院でも同じ急性白血病の診断だった。

ところが、その数値が出てこない。

あの時点で診断間違いは無い。

だが、僅か1日でこの回復はありえない。

一体どういう事だろう？

もう数日入院してもらい、検査を続ける事になった。

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