OLDs (Otoshiyori for Liberal Democracy リベラル民主主義のお年寄り)
安保法制に反対した若者のグループSEALDs(シールズ)が姿を消して久しくなります。その頃、シールズに誘発されて結集したのが60才以上の中高年OLDs(オールズ)=Facebook。こちらは今も東京都内で活動しています。
若者でオールズのチラシを受け取る人は一日で数人、署名に至っては1万人に1人くらいだと。若者の反応は「大丈夫です」と答える。不思議な言葉です「大丈夫です」・・。
昨年の衆院選挙は比例区で自民党に投票したした人が60代で29%、20代で47%。若者たちの保守化は確実のように映ります。
1960年代から70年代は「若者=革新、年寄り=保守」が一般傾向、選挙権を18歳以上に引き下げよというのは革新政党の側の要求で、自民党などの保守勢力はそれを頑固に拒んできた。しかし今では若者たちが保守化し保守票田としては、若者は「お得意様」にさえなっている。
「人は勉強して知識を得ると社会矛盾に目覚めて革新になる」という古くからの見方も通用しなくなった。今の若者たち世代は、教育期間は長くなり修士、博士も増え高学歴化がかなり進んでいる。
しかしこの図式も長く続くとも思えません。いずれ今の若者たちが年を取り、その次の世代から厳しく批判されることになるかもしれない。
オールズ、がんばりましょう!
若者たちが保守化しようがしまいが、まっとうな政治を追求する姿は、年寄りグループとして次世代、次々世代に範を示していくことは意味のあることだと思います。
卒業したシールズの分までがんばりましょう。オールズには「卒業」はありませんからね。
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔。 朝日新聞2018/9/6「平成とは」参照
2015/08/ OLDs(オールズ)が安保法制に反対