10都県中、群馬が2位
今朝のニュースで「10都県でストロンチウム 福島、宮城以外で確認された」という。これまで一般にはセシウムばかりが表ざたになっているが、いろいろな核種が放出されていることは常識。ストロンチウムもプルトニウムも検出されましょう。今回のストロンチウム90は、食品に入り込みやすく、骨にたまる。体内で半分になる半減期は約50年・・。
最も数値が高かったのは、茨城県(ひたちなか市)昨年3月のサンプルで、ストロンチウム90の濃度は1平方メートルあたり6ベクレル。2番目がなんとわが群馬県(前橋市)で1.9ベクレル。読売新聞はこのニュースを「原発事故のストロンチウムか」と疑問形だ。しかし朝日新聞でも「健康・環境に影響まずない」と見出しを打ち「健康への影響はほとんど無視できる」と方医研のコメントで締めくくっている。マスコミはこれだけ遅れた公表の責任がある文科省に対して、なぜかしっかりとした批判をしていない。
「まず」「ほとんど」は信用しないこと
「まず」「ほとんど」の表現は、昨年の「ただちに」を思い起こす。放射能の記事はあいまいな表現が目立つ。作業員の線量計に平気で鉛カバーを装着させるなど、ウソだらけの世界だ。「まず」「ほとんど」デタラメで固められていると心して事態を注視していきましょう。
【放射能マップ】雑誌『食品と暮らしの安全』NO274から。