これから何かといっそう出費が多くなりそうですね、機密費(内閣官房報償費)。
市民団体の請求で今年初めて、その一部が開示されました。
「開示されたのは自民党の現・元官房長官3人分が対象で(1)安倍晋三首相が務めた2005年11月から06年9月の約11億9千万円(2)河村建夫衆院予算委員長が務め、民主党(当時)への政権交代直前に引き出した09年9月の約2億5千万円(3)菅義偉氏が就任した直後の13年1月~12月の約12億1千8百万円ーの支出に関する文書」(東京新聞2018年3月21日)
機密費の9割は領収書は要らない官房長官の判断で使えるという、私たちポポロ(庶民)感覚ではとても理解の及ばない別世界でのやり取りですね。
どこの国でも表面には出ない機密費はあるのでしょうが、国民の税金による巨額なお金です。正しく有効に活用し請求あれば、その多くを開示できるよう時代とともに、その透明性も高めてほしいものです。
【木工さんの写真】矢嶋秀一作 フォト 田口大輔
懐かしい大物政治家、野中広務翁の声。官房機密費の実態(1)