最近気がついたのですが、カルピスはアサヒ飲料(株)から出されていて登録商標も同社に帰属しているのですね。
子どものころから飲み親しんでいるカルピス。その歴史が『カルピスをつくった男 三島海雲』(山川徹著、小学館)を読んでよくわかりました。
カルピスはモンゴル高原の遊牧民の乳製品がルーツだったのかあ~。
カルピスの強みは(1)美味であること(2)安心安全であること(3)健康に良いこと(4)経済的であること。
戦時中はぜいたく品ではなく軍需物資として認定され海軍御用品だった。
キャッチフレーズの「初恋の味」は大正デモクラシーの1921年に誕生。その頃の社名はカルピス製造株式会社。戦後は1948年(昭和23)カルピス食品工業に変更。1990年、味の素の傘下に入る。さらに2012年アサヒグループに買収される。しかし商品のカルピスは生きている。
キャッチフレーズの「初恋の味」は大正デモクラシーの1921年に誕生。その頃の社名はカルピス製造株式会社。戦後は1948年(昭和23)カルピス食品工業に変更。1990年、味の素の傘下に入る。さらに2012年アサヒグループに買収される。しかし商品のカルピスは生きている。
創業者の三島海雲のヒストリーも面白かったが、著者の山川徹氏がなぜカルピスのルーツに関心を抱いたのかも興味深かった。
著者が22歳、内モンゴルを背景にした長澤まさみのCMが流れていた頃、中国・モンゴルを旅していた。道中、同じ年の親切なモンゴル女性と知り合った。モンゴル語、中国語、ドイツ語、英語、日本語も少し話す彼女はフリーの通訳と自称。著者はいつしか好意をもつ。しかしある日、彼女は意を決したように自身のことを語り出す。。。
まさに著者自身の「初恋の味」でもあったわけです。ノンフィクションライター山川徹さん、これからもきっと良い作品を出し続けると思います。
カルピスをつくった男 三島海雲 | |
山川 徹 著 | |
小学館 |
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