ポポロ通信舎

(旧・ポポロの広場)姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

帰ってきた大前春子、ハケンの品格

2020年07月18日 | 映画・芸能
「同一労働同一賃金、そんなものは幻想です。ハケンは行き倒れたらそれでおしまい」

われらがスーパーハケンの大前春子、第4話でのセリフ。職場での派遣社員をとりまくきびしい待遇と環境の現実をズバリ。

13年ぶり『ハケンの品格』の続編が始まっています。(日本テレビ系)
当ポポロでも
2007年2月10日のブログ「『ハケンの品格』と『木枯らし紋次郎』」と題して触れました。この過去ブログがドラマ再開のせいか最近、閲覧ヒット数がリバイバル上昇しています。以下、過去ブログの転載です。
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痛快なTVドラマですね。「お時給分だけきっちり働きます、それが何か?」きり返しがとてもおもしろい。ニヒルでシニカル(笑)

ナレーターが
「スーパー派遣、大前春子がなぜ非正規社員の道を選んだか定かでない・・」
このフレーズ、『木枯らし紋次郎』を思い出します。
「十歳の時、国を捨て、その後一家は離散したと伝えられる。生涯孤独な紋次郎が何故無宿渡世の世界に入ったかは、定かでない・・」

あっしには関わりのないことでゴザンス。と言いながら事件に巻き込まれ見事に解決する紋次郎、そのことを賞賛されても「ごめんなすって、あっしには関わりのないことで・・」と静かに去る

木枯らし紋次郎は、上州新田、つまり群馬人、篠原涼子も桐生第一高校に在籍した上州人。なんか二つのドラマが重ね合ってしまいます。

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あたらめて見れば大前春子のコートも木枯し紋次郎の破れマントを連想させますね。
2007年といえば当ブログもスタートして間もないころ。2008年のリーマンショックがやってくる一年前。労働者派遣法が次々に改定され、仕事の対象が26業種までに拡大されていた。同法は13年たった今も存在し、当然多くの派遣社員たちがその下で働き続けている・・。

大泉洋と篠原涼子のコミカルな掛け合いが懐かしい。中園ミホさんの脚本がそもそも良い。
今日的な社会性も多分に感じられおもしろいドラマです。




写真は群馬県桐生市のPRポスター

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