原発推進の読売新聞(9/4社説)でさえ福島原発汚染水の収束について言及しないわけにいかなくなっているほど、事故後の深刻な状況がつづいています。東京電力、政府にはあきれてものがいえませんが、衆参の選挙で原発推進勢力に投票した人たちにも深く失望しています。
そんな中でも、けっしてあきらめないで行動をつづけている人たちがいます。「さようなら原発1000万人アクション」が9月1日(日)東京の日比谷公会堂で集会が開かれました。動画をご覧ください。ここ日比谷公会堂は今から53年前の1960年10月12日、公開演説会中に、浅沼稲次郎社会党委員長(61歳)が刺殺された舞台でもあります。(動画28分過ぎご参照)
講演のなかで小出裕章さんの以下の言葉が印象的です。
だまされた人にも責任がある
「(かつて負け戦の勝利を信じ国=大本営の発表を鵜呑みにした人たち)ひとたび戦争が終わると、あれは軍部が悪かったのだと言い訳をする。だまされたからといって無罪になるのだろうか。そうした人は又だまされる、だまされた人にも責任がある。福島の事故の後どう生きたかが未来の子供たちから、一人ひとりの大人たちに問われます。たった一度きりの人生です。歴史と事実をしっかりみつめてだまされないように生きましょう。」
【さようなら原発1000万人アクション】2013.9.1東京・日比谷公会堂
講演 小出裕章(京都大学原子炉実験所助教)
発言 澤地久枝(ノンフィクション作家)
発言 内橋克人(経済評論家)
閉会あいさつ 落合恵子(作家)
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騙されたあなたにも責任がある 脱原発の真実 |
小出裕章 著 | |
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