今戸焼の恵比寿大黒の多くは画像のように真っ黒な状態で残っていることが多いです。長年神棚にお祀りされていて煤けてしまうのだと思います。
もうひとつの理由として、まがいの金泥(真鍮粉)一色に塗られたものが、 酸化するなどして黒くなってしまうということも考えられると思います。
画像のものは貯金玉(貯金箱)仕様に作られており、背面に孔があります。貯金玉の我が国での最古の形は宝珠の形のろくろ挽きによるもので、次いで割型による蔵の形、そして招き猫形が今戸で作られたのがはじめだということが有坂与太郎の著作に記されています。この恵比寿大黒もまた蔵や招き猫と同じ明治頃のものでしょうか?
はじめこの貯金玉もまた真鍮粉の変色で真っ黒なのかと思っていたのですが、恵比寿さまの背面の一部擦れたところにうっすらと群青色が覗いて見えるので、一般の土人形同様、顔料による塗り分けがされていたのかもしれません。
彫りがしっかりとしており、原型からの抜き型としては若いものなのかもしれません。恵比寿さま前方の銭箱?の木目やその上に開かれた大福帳?、そして算盤など克明な彫りが見られます。
比較的大きなものですが、手どりは案外と軽く、肉薄な作りです。
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