今日2月3日は節分。各地の神社仏閣では節分会の豆まきが行われたことでしょう。家の近所のお寺でも行われていたようです。
節分に由来するという今戸焼の土人形があると読んだこともなければ聞いたこともないのですが、それらしき姿に思われる人形が手元にあるのでご紹介したいと思います。
裃姿の狐が枡を手にしています。枡の中身ははっきりしないので、豆なのかわかりませんがどうでしょうか。お稲荷さまは豊穣の神様でもあるのでお米かと考えられないこともないのですが、右手を枡に添えているのは、これから撒くポーズに見えます。
この人形は「ぴいぴい」(鞴笛)の仕様にできていて鞴部分のパーツがなくなってしまったものです。「ぴいぴい」として作られた人形の種類は膨大ですが、多くは普通の土人形仕様のものから転用された型だったりするので、これも元は普通の人形が存在したのでしょうか。
「ぴいぴい」については改めてご紹介したいと思います。