このブログでは「今戸人形」のカテゴリーと「今戸焼」のカテゴリーを分けていますが、どちらに入れたらよいかちょっと迷っています。箱庭細工は今戸焼で盛んに作られていたもなのでとりあえず「今戸焼」としてご紹介します。
何れも手びねりによる成形で、白いほうは木地に白化粧土を施してから下絵具で絵付けし、透明釉をかけたもの。ベージュ色に見えるほうは尻尾の先以外は化粧をせずに下絵具で目を入れ、透明釉をかけて焼いたものと思われます。
いずれも土の色は赤い東京の土ではなく、取り寄せた関西か多治見の白土のようです。箱庭細工に使う土の色は赤、白両方みられます。箱庭細工の中には猟人の姿のものもありますが、ここでは狐のみ紹介させていただきます。