当ブログへときどきコメントをくださっているmaggさんこと漆造形作家のくぼめぐみさんの個展「手と器」が港区南麻布のギャラリー華さんで開催中です。
招待の葉書をいただいたので、今日お邪魔してきました。地下鉄日比谷線「広尾」駅3番出口から歩いて5分くらいのところです。
生まれも育ちも東京ですが、この界隈は不案内です。ちょっと敷居が高いハイソなイメージがあって、、、。でも場所はすぐみつかりました。
かわいらしい草むらや木々の間の小路を通って入り口です。
「ギャラリー」、、、ちょっと緊張します。昔学生だった頃は銀座の画廊巡りはよくやっていたのですが、最近ずぼらになってしまって、、。それと普段着なので。扉を開けると、何の香り?漆の香りでしょうか?初対面のくぼさんが出迎えてくださいました。早速作品を拝見。
眼で感じるやさしい形と色。なによりもそれぞれ異なるその感触。思わず掌に乗せてみたり両手でつつんでみたり、すりすり、なぜなぜ、頬ずりし比べてみたくなります。でも汚い手で触るのも悪いので我慢。眼で感じる感触とはまた違う感覚を受けられるのかもしれません。
それと器であれば、唇や舌の感触ってものも違う世界が開けてきそうです。眼をつむって手や唇や舌だけの感触はまた違う世界かも。
眼で感じる形状と色。漆でも塗り方、(のせ方?)でまったく違う質感になるんですね。漆に関してはまったくの素人なので野暮ですが、漆の下地の素材とか成形の方法とかもミーハーに質問してしまいました。
ひとつひとつ、眼から感じる温かみや涼しさが違います。それとびっくりしたのですが、漆によるタブロー。眼が悪いので遠目で漆だとは知らなかった、、。それと遠から感じる質感と眼の前にした質感がまったく違う、、。手品のような、、。(画像を撮るのを忘れてしまった。)
冷やかしのようで、失礼してしまったけれど、久しぶりに感覚を楽しませてもらった時間でした。快い緊張感。
出かけてみてよかったです。お近くの方、お出かけの方、よかったら覗いてみてはどうですか?
4月23日(土)まで、上記の「ギャラリー華」さんで開催しています。(但し水曜日はお休み)
〒106-0047
東京都港区南麻布5-1-5
TEL 03-3442-4584
買わなくてはいけないようで すこし 腰が引けます。
でも。。。。
お時間ありましたら、是非お出かけください。
くぼさんも気さくにお話してくださると思いますよ。
漆でこんなにいろいろできるのか!という驚き、漆ならではのやさしい形と質感。楽しかったです。ギャラリーの隣にかわいらしいテラスがあり、緑の中でほーっとできますよ。
赤坂へはドイツ語を習いに行っていたり、昔素敵な民芸店があったので行っていましたが、六本木、麻布、広尾、飯倉などの界隈は「大人の街」「セレブな世界」というイメージがあり、東京生まれなのに馴染みがありません。ちょっとお登りさんのような気分です。学生の頃、俳優座の映画のレイトショーを観に何度か足を運びましたが、六本木交差点あたりに黒っぽいデザイナースブランドで身を固めた若い人で溢れていました。何か無理しているような感じで、、。有栖川公園とか都立の中央図書館へは何度か足を運んでいますが、、。そういえば、代官山とか自由が丘、田園調布へも行ったことないです。反対に浅草、千住、神田、銀座は馴染みがあります。
コメントありがとうございました。
お邪魔させていただいて、よかったです。
近頃なかった快い緊張感を感じることができました。
本当は「土風炉」とか「手あぶり」の現物をよっこらっしょと担いで実物に即してレクチャーしてもらおうかという考えもあったのですが、ギャラリーに持っていくのはやっぱり、、。
またいつか機会があったらお願いしたいと思います。
それにしてもむさい格好で失礼しました。