今戸焼とも今戸の土人形とは関係ないのですが、ちょっとタイムリーなところで手持ちの木目込人形をご紹介します。
共箱ではないし、本体に銘が入っているわけでもないのですが、なかなかできのよい木目込です。おそらく、名川春山もしくはその系統の作ではないかと思うのですがどうでしょうか。
劇聖と呼ばれた明治の「9代目市川團十郎」の舞台姿へのオマージュではないかと思います。
実際の「睨み」は私は2回しか観ていないんです。高校生の頃、4代目市川左團次さんの襲名披露公演と現在の12代目市川團十郎さんの襲名披露公演の時です。口上のあと、片方の肩衣を外して、緋毛氈の上で「一寸睨んでご覧に入れます」とか言ってこのポーズになるのですが、記憶違いでなかったら、拳を作るもう一方の手で三方を掲げたように思うのですが、、。いろいろなやり方があるのでしょうか?
劇界で「随市川」ともいわれる市川宗家。ご本人の精進次第で華も実もある将来の團十郎になれるのに勿体ないですね。「人気は任期」「任期はいつか終わる」とかいう言葉もあるので、どうなるかは本人次第ですね。
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