住宅街のなかに一軒建っていて、夜にもなると暗闇の中にポツンと看板が見えるという風情です。
以前から前を通り過ぎては、気になっていたのですが、今回はじめて入ってみました。
おばあちゃんがひとりで切り盛りしています。
メニューを見て、ラーメン¥380とはいまどきびっくり。いつものようにワンタン麺の大盛りを注文しました。
麺は卵麺のような太目のちぢれ麺です。スープはやっぱり昔懐かしい感じ。さっぱりとしているけれど、肉汁のようなこくがずっしりとした味。
手の空いたおばちゃんが、いろいろと話かけてくれるので、こっちもついつい自分の知っている赤羽の昔ばなしや身の上の話、世間ばなしに花が咲いてしまいました。
ふと、「あなた大盛りを注文したんだからお腹空いているんでしょう?」と定食用に作ってあった芋の煮ころがしをよそってくれました。「すみません。ありがとうございます。」
昭和45年からここでやっているそうです。おばあちゃんの身の上話も聴かせてもらって、また来ます。とお勘定を済ませると、「生の餃子を持っていらっしゃい」とパックに詰めてくれます。
「御商売なんですから、お代をとってください。」と言っても、「いいよいいよ」と、、、。
結局もらってしまったのですが、何だか悪いような、、、、。 また行きますね。
多分、裕福なおばあちゃんで、生活のために働いているのではなく、自分の楽しみや社会奉仕のような気持ちでお店を開かれているのかも知れませんね。
でも、そこまでサービスされると、なんだか、行きにくくなってしまいそうです(笑)
一見なのに、こんなに親切にしてもらうとちょっと悪い気がします。
母にこの話をしたら、どんな味なのか食べに行ってみたいと言っています。