ここは地元ではないのですが以前から気になっていた店。暖簾掛が一直線ではなくて前方にカーブしています。昔あったコマスタジアムの幕みたいです。この手の暖簾は隅田川の東の地域、例えば墨田区内などで見かけることが多いのではないかという勝手なイメージをもっていました。ちなみにここは世田谷区内です。
前から気になっていながら前を通って店が開いているのはもしかすると今回はじめてではないかと、入ってみました。
6畳くらいの店内レトロな雰囲気が何より素敵です。お品書きがガラスの額に入っていて看板屋さんか絵ビラ屋さんが描いたような感じ。昔のすぐ色落ちしてしまいそうな赤紙に銀の絵の具で雷紋を描いてあるのがまたいいです。そして価格にびっくり。
いつものようにワンタン麺を注文しました。おつゆは脂っけがなくて塩気も控えめでやさしい味つけ。ほうれん草が載っているのも今では珍しくなりました。
ところで、画像にあるカーブしているのれんですが、間口が狭いのでのれんが収まりきらないのかと思っていました(笑)
いい感じの店ですよね。のれんがカーブしているのはおそらく古い様式なのではないかと思うのですが、そのうち調べてみたいと思います。実際墨田区内あたりで結構見ました。
今流行りの行列ができて、店員さんが揃いのTシャツで営業している、といった風の店は、食べようという気になる前に後ずさりしてしまう自分です。