東京の土人形 今戸焼? 今戸人形? いまどき人形 つれづれ

昔あった東京の人形を東京の土で、、、、

やすりがけ

2011-02-01 17:15:54 | 今戸焼招き猫(浅草 隅田川)

P1010065 今日から2月。年が明けたと思っていたらあっという間ですね。

初午までカウントダウン状態です。装束稲荷さまの「招き狐」が既にやすりがけも終わり、地塗りするところなのですが、地塗りするなら昨年中に素焼きしておいた他の人形もいくらか一緒に塗ってしてしまおうとやすりがけしています。

棒やすりやサンドペーパーで余計なものを落とし、濡れ雑巾で拭き取ります。やすりがけなしに地塗りをすると、木地のざらざらや、余計なものが地に見えるのできれいではありません。

正直いいますと土から完成した人形までの全工程の中で、この「やすりがけ」と「地塗り」に苦手意識があります。「やすりがけ」ではごしごし磨く単純な作業、でも見落とすときれいにできない。単調な作業。「地塗り」では胡粉と膠とを混ぜる塩梅が季節や天気によって変わってきて、きれいにしかもある程度の厚みに塗るというのが案外難しいからです。

地塗りさえ終われば、楽しみな面描きや色の重ね合わせが待っています。


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2 コメント

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木工でもヤスリ掛けを丁寧にやらないと、塗りが平... (都月満夫)
2011-02-06 17:40:30
したっけ。
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都月さま (いまどき)
2011-02-06 19:42:24
コメントありがとうございます。今でこそ、土の色を残した民芸品もあるかもしれませんが、昔の土人形にしろ張り子のだるまなどにしろ、素材の地色を白い胡粉で地塗りしてから色を塗っていました。そのほうが発色もいいからでしょう。地肌を整えてから地塗りをするというのは木工と同じなのでしょうね。
昔はサンドペーパーなどなかったですから、「とくさ」などで磨いたのでしょう。
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