とうとう、太郎の野球が終わってしまいました。
対戦相手は強豪校。
まあ、みんな負けるな・・と思っていた。
部員も保護者も・・?
そして、守備のできない太郎は、代打で出させてもらって、いい思い出を作って終わり・・の予定でした。
太郎ももちろんそのつもりでしたが、私も・・。
夫が帰ってきていたので、最後の晴れ舞台で、自分のバッティング姿を見せたかったことでしょう。
でも、最終回。もちろん負けていました。
ですが、代打で出たのは1年生でした。
太郎が出せせてもらえるだろう・・と期待していただけに、裏切られた・・の一言でした。
太郎は、殊のほかショックだったようで、試合に負けたことよりも、自分が打てなかったことに呆然で、号泣していました。
その姿があまりにも哀れで、私自身が凍り付いて涙も出ませんでした。
心臓って凍ると、涙も出ないものなんだな・・と思いました。
怪我してずっと出られなくて、やっと打てるまでに回復して、少しずつ試合で打てていたのに、最後の試合がこれ・・・?
しかも代打1年生・・?
先生に怒りすら覚えたのも事実です。
でも、以前見た馬淵監督の本に、「3年生最後の試合で負け試合だとわかっていても、お情けで3年生を使ったりはしない。来年の事を考えれば、迷うことなく2年生以下を使う。こんな大舞台で打つ機会はそうそうない。そして、この経験は必ず役に立つから。」と書いてあったのを思い出しました。
そう。決して太郎のチームは明徳義塾のような強豪チームではなかったけれど、先生の考えは馬淵監督に似たものがあったのでしょう。
強豪チームじゃないんだから、情けかけてくれてもいいじゃん!!と思う自分もいます。
ただ、野球に関しては、太郎の様子を見ていたのは先生です。
私は野球をしている太郎を垣間見ていたに過ぎません。
親って、自分の子に関してはエゴがでますね・・。
でも、もう終わったこと。
この悔しかった思いを次にぶつけてがんばるしかない!!
これで、野球生活とおさらばか~と思うと、最後の幕引きがすっきりしなかったな・・とは思うのですが、いつまでも引きずっていても仕方ない!
がんばれ!太郎!まだ、人生はこれからの方が長いんだよ!
きっと、この経験は君の役に立つはず。
そして、長い間、お疲れ瀬間でした。
P.S
暑いからフローリングが心地よいのでしょう。