yamanba's blog

報道されない情報を発信します
気分転換に山の話題など

今年初のスーパームーン@福岡

2019-01-22 19:24:00 | 月・星

昨夕、山口から帰福したばかりのところ、空が急に明るくなってきたので何かと思いきや、今年初のスーパームーンがお出ましに。昨日は、1年で最も小さい満月に比べて約14%大きく、最大約30%ほど明るかったとか。満月の瞬間は、日本時間1月21日14時16分だったため、日本では月の出の17時45分がスーパームーンということに。

ちなみに、2019年最大のスーパームーンは、来月2月20日。月は2月19日18時3分に近地点を通過、日付が変わった2月20日0時54分に満月に。冬の満月は、夏の満月よりも空の高いところを通るので、福岡市のような高いビルが多い中でもよく見えるのでは。ただひとつだけ、今年最大の満月は、2月20日の夕方に昇ってくる月ではないのでご注意を!

 

撮影日:2019.1.21

21日午後6時20分ごろ、ビルの谷間から抜け出たところ

 

 

 

 

スーパームーン!

 

 

 

 

今朝(22日)午前6時ごろ、まだ綺麗に輝いていた(夜中撮ろうと思ったけれど撃沈、、)

 

 

 

《関連資料》

国立天文台HP。ほしぞら情報

 

 


中秋の名月+1@福岡

2018-09-27 17:55:44 | 月・星

いよいよ秋本番。9月24日の「中秋の名月」には、全国各地で名月を楽しむ姿が見られた。福岡は、生憎の雨模様で見ることができなかったが、翌日25日は天気も良く、おかげで美しい満月を拝むことができた。

「中秋の名月」は、旧暦(太陰太陽暦)の8月15日の夜に見える月のことで、「芋名月」と呼ばれることもある。旧暦では、新月(朔)の日が、その月の朔日(ついたち)となる。今年は9月10日が旧暦の8月1日、それで9月24日が旧暦の8月15日となった。一方、天文学的な意味での満月(望)は、地球から見て月と太陽が反対方向になった瞬間(月が太陽の光を真正面から受けて、地球からまん丸に見える瞬間)の月のこと。今月は9月25日が満月で、中秋の名月とずれた。

ちなみに、この後の名月といえば、「十三夜」(太陰太陽暦9月13日の夜)。「後(のち)の月」「豆名月」「栗名月」とも呼ばれる。それで今年の十三夜は、10月21日。中秋の名月を見逃した方は、ぜひ。

 

輝く満月 (9月25日午後10時半ごろ、自宅ベランダより)(F8, 1/800秒, ISO400)

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、こちらは月の地名(雲研究者で気象庁気象研究所研究官・荒木健太郎氏ツイッター@arakencloudより)

 

 

 

 


火星大接近2018@福岡

2018-08-01 21:57:37 | 月・星

昨夜、夜空を見上げると、南東の空に赤く明るく輝く火星が見えた。火星は直径が地球の半分ほどしかなく、地球から遠い位置にあるときには、望遠鏡を使っても表面の様子を観察することができないといわれている。しかし、昨夜は火星が最も地球に接近し、火星と地球との距離は5,759万キロメートル(といってもなかなか想像できないが)、「大接近」となり、肉眼でもしっかり見ることができた。

2003年には、地球と火星が5,576万キロメートルまで接近した。今回はそれより少し遠いが、6,000万キロメートルより近い距離で接近するのは、その時以来、15年ぶり。「大接近」の前後数週間は、地球と火星はほとんど同じ方向に並んで公転しているため、接近した状態が続いている。それで6月下旬から9月上旬頃までは、赤く輝く火星を楽しむことができる。しかも、「大接近」の頃より遅い時期の方が、火星が昇ってくる時刻が早くなり、宵の空で観察しやすくなるとか、見逃した方はこの機会にぜひ。

で、次回の最接近は、2020年10月6日、距離は6,207万キロメートル。その次は、17年後の2035年9月11日、距離は5,691万キロメートル。今回よりもさらに近くなる。が、これはもうこちらが遠いところにいっているかもしれないので、今回が最後のチャンスかも、、

 

撮影日:2018年7月31日午後9時52分(福岡市内) 

解像度を上げてもこれが精いっぱい、やっぱり望遠鏡がないと、、(雰囲気だけでも)

 

 

 

 

ちなみに、こちらは国立天文台が本日(1日)、公開した火星写真

50センチ公開望遠鏡、テレビュー パワーメイト2x、ZWO ADC、UV/IR カットフィルター、ZWO ASI 290MC

解像度74KB

 

 

 

解像度152KB

 

 

 

 

というわけで、ふたたび

撮影日:2018年8月1日午後9時36分(福岡市内) 

火星 マイナス2.8等の輝き(8月2日までがピーク、3日からはマイナス2.7等に)この時、土星や木星も見えていた

 

 

 

 

 8月1日撮影時の火星、土星、木星の位置(今日のほしぞらより) 

 

 

 

 

 こちらは月ですが、、

撮影日:2018年8月1日午前6時頃撮影

火星が「大接近」した後、 とてもきれいに見えた

 

 

 

《関連資料》

国立天文台HP 

天体写真の世界:火星大接近2018

 

 


皆既月食 “super blue blood moon” @福岡 

2018-02-01 11:24:14 | 月・星

今朝のニュースを見ていると、全国で皆既月食が観測されたとのことだったが、昨夜は九州から西日本にかけて広く雲に覆われていたので、これらの地域では観測できなかったところも多かったのではないだろうか。福岡市では、夕方、薄雲の中にうっすら見えていた月も、皆既食がはじまる午後9時51分には完全に雲に隠れてしまい、その後、ふたたび現れることなく皆既食ショーは終了。ツイッター上では華やかな画像が次々とアップされる中、 こちらは曇った空を眺めながら、1月を振り返っていた。

私事ながら、先月、生まれて初めてインフルエンザにかかってしまい、寝込んでいたところに、元気だった義父が突然亡くなり、その上、母までインフルエンザで倒れてしまうなど、心身ともに苦しかったこの1か月。ようやく落ち着き、体調も良くなったので、せめて華麗な月でも撮って、沈み込んでいる相方を元気付けようと思っていたけれど、それも叶わず。

ところで、日本で部分食の始まりから終わりまで見られる皆既月食が起こったのは、平成27年4月以来およそ3年ぶり。NASAが名付けた“super blue blood moon”は35年ぶりだったとか。ちなみに、“super blue blood moon”のスーパームーンは見かけ上大きく見える満月、ブルームーンは1ヶ月の2回目の満月、ブラッドムーンは皆既月食中の赤銅色の満月のこと。今年7月28日、ふたたび皆既月食は起こるが、月食の途中で月の入りを迎えてしまう(皆既食が始まる前に月の入りとなる)ので、部分食しか見ることができないらしい。それで、今回のように月の欠け始めから元の満月に戻るまで観測できるのは、4年後の2022年11月8日。“super blue blood moon”となると、19年後の2037年。ん~これは天気が良くてもちょっと無理かも、、もう星になっているかもしれないから。

 

撮影:2018.1.31(福岡市内)

31日午後7時ごろ 薄曇りの中、どうにか見えていたけれど

 

 

 

 

 

同午後9時半ごろ 皆既食がはじまる直前、雲の中へと消えていった

 

 

 

 

 

食分ピーク時の雲の様子 晴れていたのは関東地方と東北・北海道の一部、九州南部は撮れたかな?

 

 

 

 

というわけで、ツイッターで見た写真をいくつか紹介

国立天文台@prcnaoj公式ツイッターより 少しチリがある? 

 

 

 

 

 

 

富士写真家@hashimukiさんツイッターより ブルームーンパール富士!?(18時26分撮影されたもの)

 

 

 

 

 

地形研究者小口高@ogugeoさんツイッターより ノルウェイ・スバールバル諸島 世界各地の“super blue blood moon”はこちらで 

 

 

 

《関連資料》

国立天文台HP。 

 

 


三郡山地とスーパームーン

2017-12-04 13:05:15 | 月・星

昨夜から今日にかけてのスーパームーン。12月4日0時47分の満月は今年地球に最も近い満月で、今年最小だった6月9日の満月と比べると、1割以上大きく約3割明るかったとか。月はこのあと17時46分、近地点(月が地球に最も近づく点)を通過する。ちなみに、来年1月2日は、今日よりさらに地球に近い距離で満月になるとか。さらに大きい月が、、みなさま、お見逃しなく。

 

というわけで、昨日、那珂川町で月の出に遭遇したところの写真を紹介。

三郡山地にあられたスーパームーン(3日午後5時26分ごろ)

 

 

 

 

 上昇中

 

 

 

 

三郡山地を照らす(左に三郡山、白く見えるのは航空レーダー、右に宝満山)

 

 

 

 

こちらは3日午後11時半頃、自宅ベランダから撮ったもの(1/800,f8.0,iso400) 

 

 

 

 

 

 

月にもいろいろ地名があるようで、、(画像は雲研究者で気象庁気象研究所研究官の荒木健太郎さんのツイッターから)

 

 

《関連資料》 

自然科学研究機構 国立天文台HP