先週、4月から精神科に入院中だった姉の具合が悪くなり、急遽、山口へ。昨年、完治していた腎臓がふたたび悪化し、市民病院へ緊急入院となった。生死にかかわるような状態ではないが、しばらく様子を見なくてはならない。
ところで、先週、山陽道埴生ICを降りると、目の前に白い巨大な物体が現れた。宇宙監視レーダー基地のレーダー(アンテナ)だった。先々週、基礎らしきものは見えていたが、わずか1週間足らずでアンテナの組み立てが完了していた。ここには全部で6基のレーダーが設置されることになっているが、この調子でいけば8~9月までには全て完成するのではないだろうか。レーダーの運用開始は令和5年度だが、早いペースで工事は進んでいるようだ。ロシアのウクライナ侵攻や中国の宇宙開発が影響しているのだろうか。
そういえば、先週、このカテゴリーへのアクセス数が増えていた。何かと思っていたが、どうやら国際ジャーナリスト・高橋浩祐氏の記事が要因だったようだ。高橋氏はツイッターで「ウクライナ戦争では衛星が戦況に大きな影響を与えている。日本はもっと宇宙空間に関心を持たないといけない」と記事を紹介されている。僭越ながら、関心は非常にある。有事の際、この基地が攻撃を受けることになりはしないかと冷や冷やしている。そうなれば田舎が戦禍となってしまうので。
撮影日:2022.6.16
1基目のパラボラアンテナ このあとドーム型のカバーで覆われる (直径13m、探知距離約40,000km)
建設中の電源局舎 屋上部分に時間がかかっているのか?(写真左)
レーダー6基の位置図(青丸)
防衛省の資料をもとに描いてみました
以下は、2022年6月23日撮影したものです。(2022.6.30更新)
《関連記事》
・日本に「航空宇宙自衛隊」が本気で必要になる理由 ウクライナ戦争、中国の宇宙進出から読み解く(東洋経済オンライン 2022.6.17)
《参考資料》
・防衛省。山口県山陽小野田市における宇宙状況監視レーダー設置について