「小川内の杉」移植の状況について。斜面移動の終了に伴い、福岡県は12日、移植先への水平移動を15日まで行うと発表。(その6)今日がその最終日ということで、急ぎ現地へ向かった。山祗神社へと続く道に差し掛かったところで、「親子杉」が目に飛び込んできた。ようやく会えた嬉しさと無事な姿を見た安堵感で、思わず声をあげてしまった。
現地では、昨夜の地震の影響もなく予定とおり水平移動が行われていた。到着時(午前11時すぎ)、杉はほぼ所定の場所に収まった状態で、間もなく水平移動は終了した。これで移植作業は最終段階に入る。今後、杉は6m持ち上げられ、架台やレールなどの設備が撤去される。そこに植え付けのための地盤が作られる。その後、杉は下ろされ移植作業は終了する。しかし、問題はそこから先。果たして移設場所で3本の幹が根付くことができるか。まだまだ目が離せない。
4月15日撮影。
ようやく会えた
水平移動場所
油圧で動かす(油の匂いが漂う)
移植場所へ収まる
少し離れて「小川内の杉」 その向こうに脊振山
山祗神社の裏手に、「小川内の杉」の枝が植えられていると(地元談) もしもに備えてのことか、、
《関連資料》
福岡県HP。五ヶ山ダムの建設に伴う「小川内の杉」(佐賀県天然記念物)の移植について 移設作業状況(その6)