今年のくじゅうの紅葉。はじまりは遅くピークは短かったようで、先月末、すでに山頂付近は終焉を迎え、中腹へと移っていた。いつもはガラン台から大船山をめざすが、今回はじめて冷水から東尾根を登ってみた。このルートは大船山と黒岳の谷間を通って、前セリから東尾根に入り、御池左岸(大船山直下)を終点としている。大船山最短コースだけあって、急登だが登山道は比較的良好で登りやすい。前セリから御池まで健脚な人なら1時間もかからないだろう。ただ急斜面な分、崩れやすい。登山者があまり増えると平治岳北尾根のように登山道は荒れてしまう。(すでに一部崩れていた)それ故、あえて東尾根入口の看板は分かりにくいところに置いてあるのではないだろうか。黒岳が間近で見れる贅沢なコースなので、むしろ時間をかけてゆったり登ってみたいと思うが、登山道への配慮は必要かもしれない。
今年は天候不順な上、地震に台風と災難が続いた。そのため広葉樹の多くが紅葉する前に葉を落としてしまったようで、いつもの年より数は少なめ。さらに10月に入っても気温が高かったことで、彩度も今ひとつだったよう。勿論、それでも十分美しいが、来年は大きな災害もなく、いつもの紅葉が見れることを願ってやまない。
撮影日:2016年10月30日
極上の紅葉(大船山東尾根中腹)
冷水登山口 熊本地震に伴う登山道情報!
取り付き
溶岩流の地形(玄武岩質安山岩) 黒岳は九重火山の中で最も新しい火山体 今から1700年前に噴火した時につくられた
葉脈が見える
思わず左へ行きそうになってもここは直進
常緑樹と広葉樹
岩苔も映える
絵になる
黒岳・風穴へ
黒岳迫る
ここから東尾根へ入る(わからずに少し進んだところで登山者に尋ねて引き返す)
ここから東尾根 しばらくして極上の紅葉と出会う(トップ写真)
ふりかえる(左は高塚山、右は天狗岩)
遠くに由布岳
米窪東壁 (東尾根がどれだけ急傾斜かがわかる)
足元にも紅葉
御池の紅葉、終焉
北大船・段原方面 黄昏色
かなり少ない
鉢窪方面 紅葉残る
霧氷のよう
硫黄山 噴気の音が聞こえた
ドローン!じゃなくてカラス
ミヤマキリシマ 自己防衛
命のはじまり
東尾根入口 看板はかなり離れたところにある(前セリから)
~今回、出会った花(出会うはずのない花も)~
ツリフネソウ(夏の花)
ミヤマキリシマ(春の花)
リンドウ(登山時)
同上リンドウ(下山時)
山アジサイ(ユキノシタ科)の群生 まだ色付いて
モミジガサ(キク科) 葉っぱがモミジの形をしているので
マムシグサの果実(サトイモ科)
熟して
完熟