さだまさしさんが、中村哲氏にささげた歌が披露されました。間奏とエンディングにべートーヴェンピアノソナタ第8番第2楽章「悲愴」がアレンジされています。ここに、さださんの中村先生への思いが詰まっているのだと感じました。のちに、さださんは歌の神様からお告げがあったと仰っていました。クラッシック好きの中村先生ですから、きっと天国で聞いておられることでしょう。
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『ひと粒の麦~Moment』 (MUSIC FAIR 6月13日放送より)
ひと粒の麦を大地に蒔いたよ ジャララバードの空は蒼く澄んで
踏まれ踏まれ続けていつかその麦は 沙漠を緑に染めるだろう
戦に疲れ果てた貧しい人達には 診療所よりも一筋の水路がほしい
水があればきっと人は生きられるだろう 爭いを止める手立てに
Moment 薬で貧しさは治せない
Moment 武器で平和を買うことはできない
Moment けれど決して諦めてはならない
ひと粒の麦の 棺を担う人に 伝えてよ悲しんではいけないと
この星の長い時の流れの中で 百年など一瞬のこと
ペシャワールの山の向こうの見果てぬ夢以外に 伝えたいことは他にはあまり無い
珈琲カップに夕日が沈む頃に ふと思い出してくれたらいい
Moment いつか必ず来るその時まで
Moment 私に出来ることを為せばよい
Moment 私に出来るだけのことを
Moment 薬で貧しさは治せない
Moment 武器で平和を買うことはできない
Moment 夢はきっと引き継がれるだろう
Moment 私に出来ることを為せばよい
Moment 私に出来るだけのことを
写真は、2021年2月17日、NHKBS1で再々放送された「良心を束ねて河となす~医師・中村哲73年の軌跡~」より
たわわにゆれる麦
麦畑のむこうに用水路が見える
子どもたちに笑顔が戻って、、 (文:ペシャワール会報より)
《参考資料》