yamanba's blog

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マダ二に刺される‼

2024-05-11 14:44:34 | 日記

5月連休中、山口の田舎で剪定作業中にマダ二に刺された。致死率30%が頭を過り、一瞬、凍り付いた。その日は小雨だったので、作業服の上に合羽を着て、首にはタオルを巻いて作業をしていた。作業後、入浴して首に手をあてると、おできのようなものが、、まさかヒル?直前まで宮崎の山で茶摘みをしていたので合羽にヒルがついていたのか。いや、そんなはずない。もう乾燥しているだろう、と手でつまんでみたが取れない。鏡を見ると、豆粒(緑色)のようなものが、、2回程度つまんで引っ張るとプチととれた。見ると、マダ二だった。

これはえらいことになった。すぐに母に傷口を見てもらい、口器が残ってないか天眼鏡で確認してもらった。幸運にも残骸はなく上手くとれていた。厚労省や国立感染症研究所によると、自分でマダ二を取り除こうとするとマダ二の口器が皮膚の中に残り、化膿する恐れがあるので皮膚科に行くようにとある。しかし、連休中で皮膚科は休みだし、早いほうが良いと思い、自分で取り除いた。刺されて間もなかったことや入浴中(石鹸)が良かったのか、意外とスムーズに取れた。除去後、デルモベート軟膏(ステロイド系)を塗っておいた。

マダニは病原体を媒介することで知られており、福岡県内でも4月以降マダニにかまれて感染する「SFTS=重症熱性血小板減少症候群」の患者が2人、「日本紅斑熱」の患者が1人確認されている。SFTSは致死率が高い上、有効な治療法が確立されていない感染症で、感染症法では四類感染症に位置付けられている。ある意味、コロナより恐ろしい。そうした中、抗インフルエンザ薬「アビガン(ファビピラビル)」の適応を広げるか、9日、厚労省が審議している。承認されれば、SFTSに対する治療薬としては世界初となるという。

なんとも恐ろしいマダ二だが、対策としては、農作業や庭仕事をする場合は肌を露出しないこと、ディートやイカリジン成分(15%以上)が入った虫よけ剤を用意しておくことなど。それにしても、GW前半は宮崎の山で茶摘みをして山ビルやブユにやられ(顔はボロボロ)、GW後半は山口の田舎の庭でマダ二にやられ、散々なGWだった😢 

※6日経過していますが、今のところ体調に変化ありません。しばらく経過観察を続けます。

 

 

フタトゲチマダニか、、😱

※取り除いた後、慌てて撮ったのでブレたところが赤く見えますが、実際には緑色です。つぶすと血が少し出ました。発見が早かったので、あまり血を吸っていなかったようです。マダニの唾液には麻酔様物質が含まれているようで、刺されたことはわかりませんでした。

 

 

厚労省・ダニ媒介感染症より

まさに山ありダニありなGWだった、、

雨の日は特に要注意!

 

 

NHK徹底解説・マダニ媒介の感染症 SFTSは過去最多 人から人も?より

国立感染症研究所によると、統計を取り始めた2013年は1年間にSFTSを発症した患者数は48人。2014年から3年間はほぼ横ばいで、2017年90人、2019年には100人を超え、2023年には過去最多133人で2013年の約3倍に。2023年は人から人への感染が初めて確認されている。

 

 

《関連記事》

知っておきたい!マダニが媒介する感染症!野外活動で身を守るポイント(2024.5.10)

マダニ媒介の感染症 福岡県で3例 肌露出しないなど対策を(NHK福岡ニュース 2024.5.9)

マダニ媒介感染症「SFTS」にアビガン 厚労省部会が承認審議へ(朝日新聞 2024.5.8)

 

《参考資料》

厚労省。重症熱性血小板減少症候群(SFTS)について

国立感染症研究所。マダニ対策、今できること