ふろしき王子のブログ◎
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去年、庭の睡蓮鉢から巣立った雨がえる、真冬の大雪も
無事やり過ごしたようで、この頃
雨の降る前など、湿度が上がってくると

どこからともなく、クワックワッとさえずっております。

雨蛙は英語でツリーフロッグというように、普段は樹上で暮らすことが多い。
木は日陰でほどよく湿度もあり、餌の虫もいる。
アマガエルの指の吸盤は幹や枝を登ったり、葉っぱにつかまりやすい。

上の写真の、ツツジの低木もひとつの棲み家にしているようで、
夜にぱさっと動いて、先日姿を拝みました。
ちなみに元々は息子の捕らえたオタマジャクシを庭の鉢に放したのが
はじまりで、付近の住宅街にアマガエルはいません。
しばらく進んで坂を下れば田んぼがあって生息していますが、
わざわざ餌もない乾燥した住宅地にやってくることはないでしょう。
こうして棲みついて年も越していることは嬉しいですが、
うちが引っ越しても、居場所があるとよいです。
手入れをし過ぎず、木や雑草もほどよく茂っている庭があれば
彼/女らは野生の勘とたくましさで、生きていくと。

さて、頼まれていた服ができて、昨夜お届けしました。
斜めに折って縫ったバイアスのハチマキと帯、
貫頭衣とズボンで、素材は大あさ、本藍染めと手縫いです。
絞り染めの上から、自由にステッチ(縫い目)を入れたり
パッチワーク風に布を当てたりして、新品ながら時代ものの風情あり。
端処理は三つ巻き(2度折り)ではなく、切りっぱなしの端をくりんくりんと
かがってあるので、乾きやすくしなやかです。
四角い布をつなげただけで、どこも切り抜いていません。
腰と足首はひもで締められます。



当日さらに、ポケットにステッチを加え、貝ボタンを付け、
アクセサリ用のひも(ヘンプひもに柿渋を重ねて茶色くしたもの)も
編んで、追加しました。
今後、実際に着てみた感想や写真などを楽しみにしています。

おまけ。先日の濱松行の新幹線で食べたうどのきんぴら。シンプル弁当。
旅の思い出のつづきは後ほど。



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昨日のともだち藍染会は、みな無事に染めて持ち帰りました。

染める前の状態。水玉にするために、ポリ袋の切れ端でくるんでから
ゴムひもで絞ったり、板で挟んだり、模様を縫いしぼったりしてます。




 

大あさのエプロンはこのように染まりました。
ひもの島々(しましま)が楽しいです。

日々の染め作業で、布をぞうきんのように固く絞っているので、
僕は握力は意外にあるのではと思っていますが、
今度どこかで測ってみたい。

握力というのは手の平だけの力でなく、
骨、筋、全身の筋肉の収縮と連動した
ちからの結晶のように感じるので、
元氣、生命力のバロメーターになるかもしれない。



実際、風邪ほか病氣で寝込んでいると、
手を握る力があまり入らない。

毎日ぞうきんを固く絞っていても、筋肉むきむきには
ならないと思う。外側の肉ではなく、
内側の筋(すじ)というバネが強くなるので
重さで足腰に負担をかけることなく鍛えられよう。

もちろん、バネを強くするための材料となる食事も大切。
殻ごとという点で、アミなど小エビの佃煮とかよいのかな。
ヌカエビはうちの田んぼでいっぱい増えるが、それを食べるかどうかは未定。
食用可で、とても美味しいらしい。



アミつながり、友達が網状の風呂敷を編んでくれました。たこ糸で。
まだ試作段階ですが、きっと魅力的に違いないと、前々から憧れていました。
・中身が見えて面白い。普通のカバンやかごとのコラボもあり。
・通氣がばっちり。ごみも溜まらない。
・涼しげ。丈夫。アクセサリを飾り付けやすい。
あとは、使いながらみりょくを発見するでしょう。



話はまた変わり、うちではたまに卵を買うと、
その殻を乾かしてから手でくずし、庭や植木に撒いています。
酸性雨の中和や動植物のカルシウム供給のためですが、
細かいほどよいと思い、今日はミルサーで粉にしてから
撒いてみました。なんだか、薬を散布したみたいな
真白な粉ですが、メダカの鉢にもまいたら、
なんと水面に浮いた粉をつんつんと食べているようです。

卵の殻を直接食べて、カルシウムが吸収できるのか
メダカの構造は知りませんが、おそらく殻ではなく
薄皮部分の蛋白質を食べているのかと。



卵の殻を植木や畑に撒くと、酸性雨の中和の効果の他、
団子虫やナメクジなどの小動物がせっせと食べるようで、
昔から撒いているものの、以前のものはほとんど見つかりません。
土の中に埋めてしまうと分解が遅いようですが、
地表に置いておけば、割合早めに無くなります。
細かいほどはやいです。
だんご虫たちは基本的に、植物の枯れた部分、弱った部分を食べて
土に還すという役割があるので、元氣なところを食い荒らされて
被害を受けたことはありません。

育てているバラの根が黄金虫の幼虫に食われて枯らされた、
という話をよく聞きますが、それは既にバラが弱っていたから。
不自然な育て方をしていないか、そこから見直す必要があるでしょう。
我が家の庭にもこがね虫の幼虫はたくさん居ますが、
枯れ草や落ち葉や野菜くずの下に集まっています。

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藍染めするとき、カメの中の藍の葉が舞い上がらぬよう
事前に薄手のざるを沈めて抑えていますが、
そのざるが数年使い続けてぐにゃっとほどけてきたので
新調することに。

100円ショップの店頭で見かけたが、経木のような薄い竹で
編まれており、すぐに壊れそう。
安過ぎるものは材料や労働環境に、知られざる裏があるかもしれないので
やはり100円ショップでの買いものは(物にもよるが)
極力避けようと改めて思い、
昨日は雨の中を1時間ほど歩いて、八王子の荒物屋を訪れた。

そこにあったざるは国産でずっと丈夫で、
値段も15倍の1500円以上だったが
長い愛用に叶うことと、使う自分のきもちが嬉しくなる点で
決して高いと思わず、2枚購入。



さて、晴れて今日は、我が家に友達たちが
めいめいの好きなものを本藍で染めにいらっしゃる。
ティーシャツとタンクトップ、ストール、エプロン。
藍のカメを2つ準備してある。すてきになるよう、僕も心を尽くして手伝います。

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手作りリュックは、きんちゃくのひもがそのまま
腕を通す部分になっていて、ナップザックに近いです。



口をひらくとこんな感じ。
口の周りの帯のようなところは、
小風呂敷を結んで外付けのミニポーチを追加したりします。




ざりがにを採りに行きます。




先日縫った大あさのエプロン。曲線部は切り抜いておらず、
折り返してから軽く縫いしぼってあるため、
糸を抜けば四角い布にもどります。
このエプロンは、友達が今度我が家で本藍染めをする予定。
どんな模様になるかな。

あくまでも、布は四角いまま生かすという
自分の中での鉄則は貫きます。


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息子の幼稚園用のリュックを、まだ風呂敷によるリュックは結べないことを考慮して
ひもで開閉できるきんちゃく袋をベースにこさえています。
(途中、シュシュと組み合わせたやさしい風呂敷リュックを発見したので、併用する予定)
ざりがにを刺繍。



なみ縫いを往復しているので、返し縫いと違って裏面もわしゃっとしません。糸の量も少なく済む。




一応、底のあった方がよいかと、袋の角を内側に折り返してから
底板を付けました。本体と同じ大あさの藍染めの生地に
柿渋を2度重ねたもので、鮫の皮のように丈夫です。




ヨシがぴんぴんと出てきた。

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ズボンなんかに穴があいたとき、今じゃ捨てる人もいるかもしれないが、
自分で直してみよう!ってやってみる方もいらっしゃるでしょう。

そのとき、今度は簡単には穴が開かぬよう、丈夫な布をあてがおうって
デニムのような固いはぎれを、周りを一度折り返したものを
ミシンでズダダダ と縫いつけてしまうと、

ひざを曲げたときなど、ズボン本体は伸びるけど
そのがっしりつぎ当ては伸びられず、縫い目から本体の生地が裂ける。

そうならぬよう、接ぎ布は本体と同じまたは
やや伸縮に富むものがよく、できれば端も折り返さないほうがよい。
しかし、それだと切りっぱなしになるから
周りがほつれてくる心配がある。
あらかじめ糸を数本抜いておいてふさふさにしておくのも手だが、
緯(よこ)糸ならまだしも、経(たて)糸は一般的に
よこよりもパラパラとほつれやすい。

本来、布は横に裂きこそすれ、縦に切ることはせず
折り幅のミミは死守すべきものだ。
縄文の貫頭衣は36cm幅の反物の耳はそのまま生かす。
着物は、どうしても衿の部分は縦に裂いているが
くりんと切り抜く洋裁とは違って、四角いまま使うので
腰ひもに縫ったり、修繕用に使い回せる。

さて、話をもどすと、厚みをつけずに端処理するには
ロックミシンという方法があるが、
網の袋をかぶせるが如く、大量の糸を使ってかためるので、
もしも取り消したりやり直すとき、その糸を取り除くのが
大変な手間になる。ロックミシンの処理は、見た目も美しいとはいえない。

それならば、切り放した布の縁の糸を数本抜いて
フサを出した上に、手縫いで、端をまたぐように
くりんくりんと螺旋状にかがり縫いしておくのがよい。
ほつれる心配はぐんと減る。
この処理には、氣持ち太めの糸が向いているので、
刺し子糸の細、中、太を生地の糸の太さと相談して選びたい。

この技術は、手ぬぐいにも応用できる。
手ぬぐいは一般的に、速乾と清潔を保つために
三つ巻き処理をせず切りっぱなしのままだ。
数本よこ糸が抜ければ割合安定するが、使い方によってはほつれが続く。
端をらせん状にかがり縫いすれば、折り返すことなくほつれを防げるし、
縫い糸の色を選べばおしゃれ味も加わる。

こういうことは、少々かじっている人には常識なのかもしれないが、
僕は、骨董市で入手した昔のきものをほどいたり、古裂と
コミュニケーションをとりながら、祖先の技や思いを共有し、
そんな夜は明け方まで、手が固まってしまうまで、
時を忘れて縫い試してしまう。

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大あさ地で服(貫頭衣)を縫い、藍と紅花で染めました。

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今日は建国記念日で祝日でした。

長男虎之介の髪がなかなか伸びてきたので、「髪きる?」と尋ねたら切るとのこと。

自分の髪も息子の髪も僕が切っていますが、共通の方法は、
頭頂部の髪をゴムひもで束ねてから、それ以外をスキばさみですいたり
ハサミで縦(斜め)切りし、再びゴムをほどいて上の髪をかぶせて
レイヤーにしています。
このようにすれば、単に端だけ切ってきのこになることがなく、
また、多少のアラも上に残した保険の髪がかぶさると落ち着きます。

このために、脳天に長めの髪があって、僕も時おりちょんまげを結うことができます。
パイナップルや、くじらの噴水のようにも見えます。

風呂敷を敷き、体にもふろしきを巻いて、髪を調えはじめます。



今回は、はじめにたっぷりちょんまげをとって周りを刈り、
次に小さめに結って周りを調えるという2段階にしたので
3層のレイヤーになりました。



いざ、さっぱりした所で2人で出かけます。

友達が、鷹の台のギャラリーYさんで手織り作品の展示をしているのを観にいき、
帰りは国立に住む裁縫の先生宅におじゃましました。

chitose.Kというブランドを持つ先生には息子さんが2人いまして、
虎之介の自転車用ヘルメットにお下がりをくださるというので受け取りに。
加えて、着れなくなった子ども服まで頂戴しました。車のおもちゃも。

ちょうど今日、浜松から共通の友達が上京の折に
こちらに寄ることとなり、先生のお宅で再会し、
我が家の長女の誕生祝いに純米酒をいただきました。
裁縫先生は両親が共働きだったために子ども時代から家の食事を
任されていたということで、すてきな料理をぱぱっとつくるのが
とても上手です。
こうしてみんなで美味しくいただき、
虎之介も先生のお子さまが一緒に遊んでくれて、
楽しい夜を過ごしました。

今日は時間がありませんでしたが、アトリエを兼ねたここのおうちには
すてきな布も色々ありますので、風呂敷用に佳い生地を
探しに、また参ろうと思っています。
お裁縫先生のブログ

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今日は、かねてより決めていた通り小麦のたねまき。

それともう一種、おととい息子の幼稚園の体験で歩いた野山で拾った
アオギリのたねも、ポットに蒔いてみました。
青桐ですが、いわゆる桐とは違う系統のようです。
その実は食べることができて、材も家具などに使えるとか。

あおぎりが芽吹いたなら、将来の庭木候補に上がる。

今ある鉢植えを適した方角に配置してみると、

東:ヨシ フキ とくさ
西:夏みかん まてばしい アボカド
南:くぬぎ くるみ (アオギリ) なつめやし(育てば)
北:本さかき 白樫 さわら 雪の下

実際は、その土地に「誰が植わってほしい?」
植物に「どこに植えてほしい?」と尋ねて、一致するところに
植えるから、方角は日当たりなどによる目安です。

信州は須坂の美味しい渡辺豆腐店さんから、
豆腐とともにリンゴと柿を送っていただく。

ああ、庭に 西向きに 柿の木はほしいでやんす。
渋くてよい。干せばよいし、夏に柿渋を採りたいから。

息子が幼稚園に行くとなったら、本当は風呂敷をリュックサック状に
結ぶしかたもあるけれど、まだ結ぶのが難しければ
丈夫なリュックを自作しよう。

麻の厚地を藍染してから柿渋を縫って、丈夫×防水+汚れも目立たない生地を
目打ちし、藍染の麻ひもで手縫いしようか。
布は切り抜かずに四角いまま使うというポリシーはあるので、
折り紙のように上手く折り方を考えて、シンプルで便宜よいものを。

まあ、簡単なのは 四角い布袋の口にひもを通して
ウッドビーズなどで開閉できるきんちゃくを作り、
あとは背負うための帯を付ければよい。



こなな感じで。

さて、庭にほかしてる野菜くずですが、寒くなると
団子虫やなめくじが冬眠しちゃって分解がゆっくりになるので、
山と積もらぬよう、上手く分散させねばならない。
そんなことも含めて、庭いじりが好きでござんす。



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朝から風呂敷講座へ向かい中ですが
昨晩から、愛媛の母が来ているので
安心して出かけられる。

昨日のブログで 女性は黒髪(自然にまかせて、白髪でも)
のロングストレート(天然パーマはそのままで)が理想と書きましたが、
もちろん、結ぶのはありです。

そのときの氣分にあわせて
結び方や位置を変えたらよいですが
できれば結び目の数は奇数がよい。
2つに分かれない数。
だから、アニメなどでよく見られる
ツインテールにしたい人も、
できたらトリプルテイルがよく、
三つめは小さめのが頭頂付近から前に
ぴょこんとしているのも可愛いし、
そこがかなめになる。

カットやパーマや染めではなく
結びによって髪型を、見た目や機能的に楽しむのがおすすめです。

(講座後)
これから、友達に立川の着物屋を紹介する。
浴衣地の反物を仕立てていただくため。

民族衣裳・きもの は
やっぱりすてきだ。
僕は よそ行きよりも
部屋着感覚のきものが好き。

自分が女性であったら、
寝間着は紅の長じゅばん。
部屋着は木綿のきものに
利き腕側だけたすきがけ。
帯は絞りのへこ帯。

外出には半襟を変えて
帯を追加し、羽織りをはおりて
歯が薄めの高下駄をはきたい。

髪は三つ編みをたくさん編んで、
化粧は唇と頬に紅。

荷物は手織りの木綿に柿渋を塗ったふろしきに
水筒としてのトックリ、
手拭い、裁縫道具、マイ味噌など。

絹の風呂敷と大アサのひもを結んだ胸当て(ブラジャー)の
左側のセンターには、ルビーが縫いつけてある。

腰巻は、亜麻のすおう染め(紅色)。

家はヨシを編んだ邸宅が数軒各地にあり

(妄想注意)
異性(男)のボーイフレンドはいるが手もつながせず
愛人的関係は同性(女)。

仕事は菊の栽培(鉢植え)。
食事は 蒸し栗と ひじきの酢の物を主とする。
愛読書はバガヴァッド・ギーター(古代インドのサンスクリット語の詩)。

ともあれ、女性は女性ならではの
楽しみを恩寵されたし。

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花びらを洗ってるところ。



染めるふろしきを、ゴムや板でしばっておきます。



途中、ふろしきの結び方を実習。



クエン酸を足しながら、ピンク色に染めます。



よく染まりました!


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最近履いたる半ズボンは海パンという始末なので

サマーパンツを自作しました。

四角い布となみ縫いオンリーです。
通氣性と、動きの余裕を持たせるために
かなり幅広にとります。



通したひもで腰部分を絞ってから、
さらにそのひもを二巻きして結び留めます。



生地は大アサ100%で、写真ではシワは見えますが
夜間の蛍光灯の下なので、普段はそれほど目立ちません。



とりあえず、左側部にぽけっとを付けました。
僕が今まで色々試した結果、基本的にポケットは
真横の、下過ぎない位置に、やや内向きに付けるのが機能的です。
後ろに付けると座りづらい、低位置だと重さに引かれる、
また、真っ直ぐ付けるとしゃがんだ時に物が落ちやすくなるので
少し傾けています。



腰部分で絞ってあるが、生地自体はたっぷりなのと
正面は股引の如く、重ねているだけなので
しゃがんだり踊ったりしても、裂けることは避けられます。
(写真の、股にもりっとしてるのは、中のふんどしの轟きです)
女性の場合は、前も空けずにほわりとかぼちゃパンツみたいにしてもよいです。

今度、もうちょっと薄い生地で女性用下着のズロースを作ってみます。
本当は、腰巻という名のノーパンがおすすめですが
心のハードルが高いかもしれないので、股に生地が直接触れない、
ワカメちゃんのようなズロースが代案としてつきづきしく思います。

氣候風土によっては、素っ裸こそが自然といえますが、



わが国は湿度が高いため、何らかの衣が、いつも汗を吸い取ってサラサラ、という方が
裸よりも快く感じるところもあるので、その点、汗を吸い、しかもすぐ乾くいちばんの生地は
大あさで、次にリネン。木綿は汗を吸いますが、乾くのに多少時間がかかります。

(写真は、うちの庭の田んぼから巣立った雨がえる。カエルでも日なたぼっこするみたい)

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いきなりごめんなさい。

池から巣立った小ガエル(ひきがえる)が、
ひと月足らずで3倍ほどに生長していて、
ちょうどアマガエルの成体くらいあります。

うちの庭は、野菜くずを放ってあり
餌となる団子虫やナメクジがたくさんいる。

野菜の皮がだんご虫に、だんご虫がカエルに化けるのも
一つのリンネ転生でしょう。

いつか道路に出て、車にひかれちまうかもしれないけれど、
生きているうちは自由で健やかにあることが、きっと
ぬしのしあわせたるべし。




こりゃいかに。

木綿さらしを裂いて、145cmスーパーサイズの手ぬぐいとし(一般的に90cm)
それを折りたたんでから、ヒノキの細めの角材で挟んだものを
本藍染めしました。

その、角材をほどくと、きつく挟まれていた部分は
染まらずに白抜きになっています。



そして、たたまれていた布をひらくとこんな感じに。



長めのため、頭に巻くのも結びのバリエーションを楽しめ、
また、本藍でさらしの強度と風合いが高まっているので
ストールとして首にまいてもよい。
好きな方は、ひもと組み合わせてふんどし?

女性は、横に巻いてミニ腰巻として使うと、ズボンの下でもOKでござんす。
普通、女性の下着である腰巻の丈(縦の長さ)はふた幅の70cmくらいですが
さらしはひと幅(36cm)くらいで、夏向きかな。

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今日は自宅で、藍染め体験です。



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昨日は、自宅で染めもの体験講座をしましたが、

参加者3人のうちお2方は、何を染めるかを決めていなくて、
持ち込みもなく、自然の風に任せる感じ。

うちにある生地と合わせて、決まったものは、
1.大あさにウコン染めの黄色い財布、
2.大あさの反物を2幅つなげた(丈は70cm強、幅は120cm)巻きスカートを藍染め、
3.大あさ本藍染め大風呂敷。
となりました。

生地からなので、みなでちくちく縫い物からはじまる。
手縫いは時間がかかるので、今回は縫うのがメインの作業となり、
染め自体は僕が行ないました。

女性がおしゃべりしながら、丁寧な針仕事を進めていくのは
男性にはマネできないホン海苔ほん若な時となり
女性がこのように協同してこそ、人類の文化は安定するのかと。

染めて洗って絞って、濡れた状態でお持ち帰りいただいたので
そのうち、乾いた完成品の写真など手に入ったら紹介します。

さて、ここいらしばらく、欲しい欲しいと息子ともども願っていた
オタマジャクシ、今朝も浅川の一番橋付近の小川を
息子と散策しましたが見つからず。

家族で買い物に、立川へ行ったら、予備校や学生時代にかなり好きだった
藤田嗣治さんの展示があった。
何となく観察してきて、雰囲氣だけ真似て描いてみました。



お宝ジャクシに逢える可能性にかけて、立川から南武線で谷保で降りる。
この辺りは、田畑や空き地、林、こみ入った路地に細道など、カエルにやさしき処かと。

そしてようやく、念願の ヒキガエルのおたまじゃくしと対面す。

池のある民家の人に声をかけ、数匹いただいてきました。
幾度も探しては見つからず、きっと思いをためてきた息子も、相当うれしかった様子。

僕の望む自然環境は、生き物を大切に大切に保護するところのものではなく、
子どもが、ときに無慈悲に生き物を追っかけまわそうが、
毎年いくらでも湧いてくるポテンシャルのある環境、それが近所に当たり前にあること。
生き物単体へのまなざしにとどまえらず、居場所、すみかを残し、再生し、創る。
いちどできてしまえば、それほど人の手入れがなくても回り巡る、命の営み。



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