庭の鉢植えはとうに来月中旬からの新居に移動し、
今は角材やブロックやレンガなど、外にある物を
徐々に運びながら、ペットボトルに残り湯など汲んで
ちょくちょく水やりに励んでいます。
元々、同市内の引越しですが、この作業によって
あらかじめ近所の地理も肌で覚えてくるし、
ご近所さんと顔見知りになるので佳きことです。
大きな坂を下って行くので、帰りの上りもよい運動。
近ごろは下駄です。
既に睡蓮鉢にはメダカと小エビがいるのに、
息子が帰宅するたびに、カワニナやタニシ、
今日はしじみを捕らえてきた。
大昔から、いつだって貝を採っていたDNAと狩猟本能だね。
最近の悲報?は、稲の苗がなんだか横に寝ちゃって
空へぴんと伸びていない。あれ?と思ってよく見たら
元の実(コメ)の部分が無い。
苗床に金網をかぶせてなかったので、スズメが食べちぎったようだ。
苗の草自体はあるから、なかなか氣付かなかった。
せむ方なく、再び稲もみを水に浸している。
ま、田植えが遅れても、真夏にみんな追いつくものです。
このごろは全国的に雀も少ないと聞くから、
スズメの仕業も恨むことなく、応援、というか
みなみな運命共同体の生態系、食物連鎖の中に在る。
雀が少ないということは、餌の虫が少ないということ。
普段は草の種などついばむが、繁殖期、交尾や産卵前や
ヒナを育てる折は、虫を捕らえて動物質の餌をやる。
げんきあふるる緑の、間引きや枯れ草の分解の役割も兼ねて、
虫が繁栄する。緑を育てるのは土。土を育てるのは雨。
こんなにたくさんの人々が自動車にのって、車内はよくても
外に排ガスを出していれば、雨も汚れて、土も弱り、
植物はどことなくハリを失い、虫は減り、鳥が消えることになるのか。
ただ、自動車に乗るのをやめるとか、昔の暮らしに戻ろうとは
考えていない。燃焼効率を上げて、不完全燃焼による排ガスが
出なくなるように、科学の分野で研究を深めることが大切。
なぜならば、過去に科学による化合物などで汚染された環境は、
自然の浄化に任せて何百年も待つのではなく、
同じ科学をもって、積極的に解決することが人類の責任と思う。
そして、命を中心にとらえて科学の方向性を誤らなければ、
もっと効率的に、便利な世の中になってもよい。
からだを蝕むことなく、こころも健康になれば、
便利だからといって堕落するとは限らない。
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