Evergreenでちょっとsilverなdiary

人生100年時代といえども後半戦。好きなものはアレコレ・・・本、映画、観劇、ガーデニングに食べること。

はるばるやって来ました@La Pain JouJou

2015-09-05 | パン・スイーツ

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いつもの骨董好き4人で、fusionさんで大満足のフレンチを満喫し、さて本日の目的の骨董店に連絡してみると、何度電話しても、留守電につながります。
お1人で営業されているお店なので、イヤな予感が・・・・・はたして、お店の前まで行ってみると・・・・・『仕入れのため臨時休業』との張り紙が・・・・・ががぁ~ん。
この4人、ポジティブ志向なもので、すぐに気を取り直し、はるばる廿日市まで来たからには、ぜひ行ってみたいと思っていたパン屋さん目指して、GOーーー!!!

宮島口をさらに、西進。またもや迷いました。迷った末にたどり着いた自家製天然酵母のパンとお菓子La Pain JouJou(ラ・パン・ジュジュ)
         
店舗の前に着いたら、その可愛らしい外観に、一同「ステキぃ~」と声があがりました。手入れされたお庭やアイアンや古木、石などを上手に使って、超好みなお家。


狭小店ですが、オーナーさんの好みを反映した空間。ほんわかした雰囲気のお若い女性オーナーさんお1人で40種類を焼き上げていらっしゃるそうです。   

パンだけじゃなくて、裏の畑で収穫しました、という新鮮野菜なんかも、販売していました。
 
午後なので、パンの種類は少なめでしたが、その中から、ショコラクランベリーと、メープルナッツ、ヨーグルトでこねたという食パンを購入。
このショコラパン、中から溶け出るチョコレートはトロ~リと濃厚、クランベリーの酸味もあり。噛み応え十分。しっかりした質感で、美味しかったです。
  

以前お花屋さんで働いていらしたというオーナーさん。植物が好きで、パン作りが好きで、と好きなものや、今までやってきたことの全部を、このお店こにつぎ込んだ、そうです。
ここは、夢が実現した場所、ということですね。なんか、店まるごとに、思いが溢れてました。
パンも美味しいけど、こちらの建物やインテリア、ガーデニングも、一見の価値あり。

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迷路の先に待っていたワンダーフレンチ@Fusion

2015-09-04 | そとごはん

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かねてより約束していた骨董ツアーの日。ご一緒したメンバーは、おしゃれで骨董通マキコ先輩、布もの作家のお圭さんハンドメイドアクセサリー作家のnakkaさん、そしてワタクシ。いつもの4人は同じ職場の元仲間たち。


廿日市の山頂にある骨董のグレースKさんに掘り出し物を探しに行く予定が、ナント、仕入れのための臨時休業。ががぁ~ん。
骨董店に行く前のランチは、マキコ先輩の最近お気に入りの五日市の住宅街にあるフレンチのfusion(フュージョン)へ。
お店の外観は、普通のアパートを改築したシンプルな作りでしたが、お料理は、申し分なかったです。

前菜が出てきた時点で、これは!!と期待が高まります。ひとつひとつの食感や味付けの違いがくっきりしていました。素材もとってもお得感あり。
そば粉のパンケーキの上には、チーズとキャビア。なんとキャビアですよ、キャビア。
そして、スプーンの乗っかってるのは、アワビと海老のケッカソース。

アワビ&キャビア。滅多に口にできない高級食材が、惜しげも無く2つも、ランチの1皿に。
蒸し鶏みたいなものに、レンズ豆のソース。さらに酸味の強いガスパチョとノルウェースモークサーモンと生野菜に茹で野菜に焼き野菜。

この前菜だけで、「お腹がいっぱい・・・・」と、嬉しい弱音を吐くくらい、ボリューミーでした。

じゃが芋のポタージュは、粗くつぶしたじゃが芋の食感が面白かったし、ニョッキも浮いてます。これ、嬉しいサプライズ。


ボリューミーなのは、前菜だけじゃない。メインはさらに、ポーション大きめ。

「本日のお肉のメインは鹿です」との説明があり、ナッカさんと『鹿だって??』と小躍りして、ジビエを頼みました。ランチで鹿肉登場とは!!
「鹿って、宮島産かな??」と、アホなことを言っていたのは、私だけ。

ついに登場したのは、ナント骨付き。骨のついた鹿は、見るのも、食べるのも初めて。溢れる野性味。
どこの部位なのかしら???鶏の手羽元みたいな形ですが、鹿に羽根は無いだろうし・・・・・
この鹿肉が、けっこうな大きさで、その上にこんもりとトマトソースが。鹿肉のお味もやはり、鶏の手羽元みたいな、癖の無い感じ。

お圭さんと、マキコ先輩のメインはお魚。本日のお魚はグレという白身で、きれいなレモンイエローのサフランソース。ムール貝の入ったリゾットまで、付け合せてあります。
黒と白とレモンイエロー、この彩り、なんてキレイ。


デザートは5種も、のっかてってました。これだけ乗ってても、手を抜かず。
クリームブリュレ、黒胡麻のブラマンジュ、フレッシュないちぢくと、ガトーショコラ。その上にはキーウイのジェラートまでトッピングされてます。
このクリームブリュレの表面は、パリンパリンで、スフ゜ーンで突き崩す楽しさで、テンションUP。



リチャードジノリの大きめなカップにたっぷり入ったコーヒーで〆


ひとつひとつを、とても丁寧に調理されているな、とわかるお料理の数々でした。
日本で食べるフレンチって、大きめサイズのお皿にほんのちょっぴりお料理を盛って、なんだかお皿の余白が大きいなぁ、という感じですが・・・・・・こちらは、お皿のサイズは大きいけど、たっぷりと盛ってあって、余白が少ない。それでいて繊細なビジュアルを保っている。
美味しくて、キレイで、ボリューミーなフレンチって、なかなか無いんじゃ??

駐車場に到着した時点で、店の外までシェフがお迎えに出て来てくださいました。帰りも、丁寧に見送っていただき、フロアの方も、笑顔でサービス。ホスピタリティも申し分無し。

最近、中区から移転され、周りはアパートばかりのこんな場所に??と思われるようなロケーションにあります。
この日もたどり着くまでにかなり迷いました。ここって、人ン家の庭じゃないか???という場所さえ横切りましたが・・・・・迷路の先にこんなお料理が待っていようとは!!



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聖歌という名のバー@LE CANTIQUE

2015-09-03 | そとごはん

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感度高めなT子姉さんご夫妻がぜひご案内したい、と連れて行って下さったのは、袋町にある「BAR LE CANTIQUE(カンティーク)」
もっぱら庶民派夫婦のワタクシ達、こんなオーセンティクバーには、いままで脚を踏み入れたことがありません。
                  


店名は、フランス語で『聖歌・讃美歌』という意味だそうで、その高貴な店名にふさわしい店作り。
石づくりの壁、トイレのドアは古木の1枚板。BGMは宗教音楽。グラスは、全部バカラと思われます。
8人も入れば満員のお店ですが、まぁ、なんとも、本格的なこと!!
ピシッとスーツ姿のオーナーさんと、和服姿の奥様。和服も、夏用の絽で、なんとも素敵。

店内の照明がとことん暗くて、写真はムリっす。
見たことも聞いたことも無い多彩なお酒を、それはそれは丁寧にご紹介してくださいます。そんな中で、T子姉さんのご主人が、えいやぁ!と、清水の舞台から飛び降りました。

1杯(驚!!)4,300円1本じゃないよ!!1杯4,300円の今は亡きグラッパ名人が醸造したというレジェンドのようなグラッパを、オーダーされました。
グラッパって、もともとも強ーーいお酒。1杯4300円にもなると、さらなる蒸留を極めて、グラスに近づいただけで、もう目がチカチカ。酒というより燃料なんじゃないか・・・・・自家製のジンもいただきましたが、ひとくち飲んでオットが『これスゴいわ』とうなってました。


長じて銀行員になりましたが、もともとは酒屋の息子として育ったオットですが・・・・ずっと質より量重視。こんなにハイ・クオリティなお酒の呑み方は、人生初体験なんじゃ??

お酒の美味しさは、言うまでも無く、ここは異空間。非日常を感じながら、静かな時間を過ごすための場所のようです。
ご一緒してくださったT子姉さんご夫妻のお人柄がまた穏やかで、お酒を片手に気持ち良く会話を楽しむ、というオトナ時間を過ごすことが出来ました。

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本場コリアンテイスト@韓味家

2015-09-02 | そとごはん

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「すごくステキなオーセンティクバーがあるから、ご一緒しましょ」と、私のうまいもの師匠のT子姉さんに誘われたので、お酒好きなオットも参加。T子姉さんのご主人様もご一緒に。


まずは、その前に腹ごなし。韓国のオッパ(お兄さん)がこしらえてくれる本場のテイストが美味しい韓国料理の「韓味家(ハンミガ)」へ。日本人向けのアレンジをあまりしていない、本場に近い味です。

なんといっても、ここのチヂミの美味しさは、格別。
みんな、ひとくち食べて『美味しいね~』と絶賛。
オットが『うちで食べるチヂミは、モチャとして、美味しいと思ったことは無いけど、これはウマイ!!』と、失言してました。
「ナヌ??」と思ったけど・・・・・たしかに、と同意してしまう、納得の味なのです。

美味しさの秘訣を私なりに考えてみたら、「少ない粉で焼き上げているから」じゃないかな??と思うのですが・・・・っていうより、料理の腕そのものの差か??


サムギョプサル。豚バラの油脂がちょうどいい具合です。


これもすごく美味しい。ナムルの盛り合わせ。もやし、ぜんまい、ほうれん草。特にもやしが最高。


マッコリをボトルで頼んだら、こんな陶器に入れて持ってきてくれました。陶器の柄杓ですくって、サーブする。なんか韓国宮廷ドラマみたいで、雰囲気があるなぁ。
このマッコリ、口当たりなめらかで、お酒に弱い私でも飲めるまろやかさ。



焼肉も韓国風なビジュアルでネギどっさり。ちょっと甘いタレにつかって出てきます。


素敵なバーの前の腹ごなしが美味し過ぎて、本日テーマの『素敵なオーセンティクバー』のご紹介まで、たどり着けませんでしたので、次回に持越しです。

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こっちも忘れないでの受賞作

2015-09-01 | カルチャー

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今日から9月ですね。読書の秋ですよ。
今年の出版業界の話題は、芸人又吉さんの「火花」が全部持ってっちゃった感がありますが、直木賞受賞作 東山 彰良作<流>もお忘れなく。

史上初の満票での直木賞受賞。ある選考委員が、「20年に1度の傑作」と言っていましたよ?
受賞後すぐ図書館で予約したら、何百人も予約待ちで、こりゃあ自分の順番が来るまでに、10年くらいかかりそうだな、と新刊を買いました。
              

舞台は1970年代後半の台湾。おもしろかったです。躍動感がすごい。日本人には無いバイタリティにあふれたエネルギッシュでパワフルな登場人物たち。
1人の少年の成長物語なのですが、その無軌道ぶりや、たくましさが熱くて、胸躍ります。冒険活劇であり、青春小説であり、家族の物語であり、そして戦争に正義は無いことを教えてくれます。

若い頃、台湾に出張した時は、街の騒々しさや、亜熱帯のカジュアルさに、どうしてもなじめなかったのですが、齢を重ねて、今はそんなんヘッチャラだと思う。
台湾のエネルギーを受け止めるだけの図々しさは身についたと思うし。汚い屋台こそウマイ、とい言われたら、そうだろうな、と。

台湾ネタをもうひとつ。「あの頃、君を追いかけた」という珠玉の台湾映画があります。こちらもあわせておすすめしたい。
ハッピーエンドじゃないのに、爽快過ぎて、涙が出るくらいハートウォーミングな映画です。


(公式サイトより)

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