先住民族関連ニュース

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アシリチェップノミ:サケの豊漁祈願、アイヌ伝統儀式--千歳川 /北海道

2009-09-15 | 日記
(毎日新聞 2009年9月7日 地方版)
 サケが遡上(そじょう)する時期を迎え、千歳市蘭越の千歳川で6日、サケの豊漁を祈願するアイヌ民族の伝統儀式「アシリチェップノミ」が開かれた。
 北海道アイヌ協会千歳支部と千歳アイヌ文化伝承保存会の主催。チプと呼ばれる、丸太をくりぬいた船に乗り込んだ2人が、アイヌ民族に伝わるマレク(もり)を使った漁法で、川で泳ぐ約60センチのオスのサケを突いて仕留めた。サケはすぐさま、カムイノミ(祈りの儀式)でアペフチカムイ(火の神)にささげられ、集まった人たちは、自然の恵みに感謝した。【久野華代】
http://mainichi.jp/hokkaido/news/20090907ddlk01040155000c.html

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白老の訪問団が中国の世界遺産でアイヌ古式舞踊を披露

2009-09-15 | 日記
【室蘭民報 2009年9月4日(金)朝刊】
中国最大の観光博覧会「瀋陽国際旅遊祭」に招かれた白老・アイヌ民族博物館の伝承者を中心にした訪問団一行はこのほど、世界遺産に指定されている中国の瀋陽故宮博物院(遼寧省)で海外の文化団体としては初めて公演、アイヌの古式舞踊を披露した。
 踊り手の一人として参加した同博物館の山丸郁夫伝承課長は「日常の踊りを緊張感を持ってできました。向こうの人は手拍子と生歌での踊りに驚いていた。民族衣装に大変興味を持ち『どこから来たの』とよく尋ねられました」と振り返る。
 ムックリ(口琴)、トンコリ(五弦琴)、鶴の舞、イオマンテリムセ(クマの霊送りの踊り)、イヨハイオチシ(嘆き歌)などを披露。20分公演を2回こなした。ほとんどのメンバーは海外公演は初めてだった。
団長の目時廣行副町長は同博物院の武斌院長と会談。同院長から互いに資料を提供し、展示してはどうかと提案されたという。「中国の人たちはアイヌの存在は知らなかったが、映画などを通じて北海道の知名度は高く、ちょうどいいタイミングだった」と成果を実感している。
5万人の観客で埋まった瀋陽体育センターを会場にした開会式に臨み入場行進、ここでもアイヌ古式舞踊・イオマンテリムセを披露、テレビ中継された。
同博覧会で白老町の観光PRブースを設置した。随行した白老町観光グループの貮又(ふたまた)聖(よし)規(のり)さんは「北海道の認知度は高く、中国の旅行会社に道内ツアーの立ち寄り先として白老を加えるコースを検討してもらうことができた」と中国人観光客の来町を期待している。
瀋陽市がJTB北海道を通じ白老町に「国際旅遊祭」への参加を打診、滞在費負担の「招待」が決まった。同博物館の古式舞踊伝承者を中心に総勢15人が8月26日から4泊5日の日程で中国を訪問した。 (富士雄志)
http://www.muromin.mnw.jp/murominn-web/back/2009/09/04/20090904m_08.html

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