先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

【2日目(3)】 第5回日本伝道会議 シンポ「アイヌ宣教」

2009-09-24 | 日記
(クリスチャントゥデイ 2009年09月24日)
21日から始まった第5回日本伝道会議(5)JCEの2日目である22日午後には、21の分科会と3つのシンポジウムが行われた。「アイヌ宣教」をテーマとしたシンポジウムでは、自らもアイヌの血を引くアイヌ民族博物館(北海道・白老町)伝承課長の山丸郁夫氏や、台湾原住民への宣教を15年にわたって行ってきた二宮一郎氏(日本イエス・キリスト教団我孫子栄光教会牧師)、台湾原住民のアミ族であり、台湾基督教長老教会副総幹事を務めるシン・オラム氏が発表。山丸氏はアイヌ民族独自の挨拶や儀式などを紹介し、二宮氏は聖公会の宣教師であったジョン・バチェラー氏を中心としたこれまでのアイヌ宣教を紹介し、今後のアイヌ宣教について提言した。
http://www.christiantoday.co.jp/main/mission-news-1171.html

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座り歌や古式舞踊一堂に 新ひだかでアイヌ民族音楽祭

2009-09-24 | 日記
(北海道新聞 09/23 10:28)
 【新ひだか】道内各地のアイヌ文化保存団体が一堂に会する初の「アイヌ民族伝統音楽祭」が22日、日高管内新ひだか町の町公民館で開かれた。
 道アイヌ協会の主催。アイヌ語学者、知里真志保生誕100年などを記念、23日に町内で開かれるシャクシャイン法要祭に合わせて企画された。アイヌ民族による音楽祭としては過去最大規模で、地元の三石民族文化保存会をはじめ札幌ウポポ保存会など9団体計約150人が出演した。<北海道新聞9月23日朝刊掲載>
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/culture/190318.html

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アイヌ民族:「悲しい人生」肉声で伝えたい 帯広出身の母娘ら「個人史館」計画

2009-09-24 | 日記
毎日新聞 2009年9月22日 北海道朝刊
 ◇50人から聞き取り 5年後、清水の森に
 帯広市出身のアイヌ民族の女性らが現代のアイヌ民族の人生を紹介する「個人史館」建設の準備をしている。50人を目標にした聞き取り調査を進め、5年後、十勝管内清水町の旭山地区の森に完成させる。一帯はアイヌ語で「母なる森」を意味する「ハポネタイ」と命名し、アイヌ文化を発信する場としても整備する。【田中裕之】
 計画しているのは帯広生まれの恵原るみ子さん(57)=埼玉県川口市在住=ら。予定地はシラカバの木が生い茂る約6万平方メートルで、06年5月に購入した。長女詩乃(うたえ)さん(32)ら10人の仲間と準備を進め、08年10月に活動拠点となる住宅を建てた。
 個人史館の建設は、恵原さんの両親に対する思いが原点にある。「両親は差別や偏見を恐れてか、アイヌ語を話すことはなく、私にアイヌ文化を伝えようともしなかった。アイヌ民族として生きづらかったはずで、一人一人に悲しい人生がある」。アイヌ民族の歴史を扱う本は多かったが、恵原さんは「個人が何を感じて生きてきたのかを知ることで、本には書かれていない歴史が見えてくるはず」と話す。
 今年5月、十勝管内の初老男性に最初の聞き取りをした。ビデオカメラを回しながら生い立ちからの生活や苦労話を聞き、丸2日間かかった。個人史館では、生々しさを感じてもらうためすべてのインタビュー映像を編集して流すつもりだ。今後も聞き取りを続けるが、つらい過去を話したがらない人もおり、「信頼を築かなければできない難しい作業」(恵原さん)という。
 ハポネタイにはアイヌ民族の音楽や踊りを演じるステージも建設し、詩乃さんは「アイヌ民族の触れ合いの森にしたい」と意気込む。現在は初イベントとして絵画展を開き、アイヌ文様をアレンジした小笠原小夜さん(36)や芳野省吾さん(29)の絵画など約40作品が遊歩道の木に飾られている。27日まで。入場無料。問い合わせは恵原さん(080・5020・1994)。
http://mainichi.jp/hokkaido/shakai/news/20090922ddr041040003000c.html

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水と緑の地球環境:北方圏の環境と文明 北方圏の気候変動など議論

2009-09-24 | 日記
毎日新聞 2009年9月22日 東京朝刊
 ◇スウェーデン王立科学アカデミーの研究者らが札幌などで国際シンポ
 スウェーデン王立科学アカデミーの研究者らが北方圏の気候変動などについて議論する「北方圏の環境と文明」国際シンポジウム(毎日新聞社などで構成する実行委員会主催)が8月27日から29日まで、札幌市と北海道伊達市で開催された。地球温暖化の影響を受けやすいとされる北方圏を研究テーマとしている日本やスウェーデンなどの研究者がその成果を発表し、議論を深めた。また、スウェーデン王立科学アカデミーのグンナー・オキュスト事務総長の講演なども開かれ、連日、多くの聴衆でにぎわった。【佐藤岳幸】
 ◇リスク恐れない挑戦こそ--スウェーデン王立科学アカデミー・オキュスト事務総長
 ノーベル財団副理事長で、スウェーデン王立科学アカデミー事務総長のグンナー・オキュスト氏が27日、基調講演した。要旨は次の通り。
  ◇  ◇  ◇
 現在、地球上では気候変動の問題が起こっている。これは人類がこれまで経験したことのない規模のものだ。今後、新しい発見、着想に基づいて、問題が解決されていくだろう。
 しかし、今、このような研究、発明を重視する社会になっているだろうか? 私の考えは「否」だ。世界中の科学者が同じような問題に取り組んでいるのだ。その結果、競争力や生産性が高く、高い品質のものが生み出されるが、それは確立された枠組みの中で行われ、評価される期間も比較的短い。
 リスクが高く、長期的で非常に難しい科学に取り組むことこそが、革新的な躍進を成し遂げるチャンスを生む。優れた科学者に財源などを潤沢に与える必要がある。そうすることで科学者は、かつてなかったようなジャンルの研究を進めることができる。
 ノーベル賞は、国際的に研究の質を示す最も高い基準であると規定されている。ノーベル財団では真に重要な発見、発明を求めて、調査を続けている。また、世界中の研究者や研究機関に3000通の書簡を送り、推薦も受けている。そして、事前の調査と推薦とをすり合わせて選考し、毎年、10月初旬までに受賞者を決める。
 受賞に値するような大きな発見をするには、いろいろな資質の個人が知識を出し合い、新しい技術を伝えることも必要だ。研究者がそれぞれ持っている異なった視点を持ち寄って、そこで相互作用が生まれていかなければならない。
 次に必要なものは統率力、指導力だ。総合的なビジョンを持ち、しっかりとした目標をもって研究を行うことだ。長期的な資金源を確保し、戦略的に有用な人材を集める必要がある。つまり、研究のための環境をはぐくむリーダーシップも必要だ。
 逆に、どういう組織だと画期的な成果につながらないのか。あまりにも細かく研究が分化され、視野が狭くなることだ。また、階層的な権力構造も排除しなければならない。研究者が意思決定のプロセスに加われないということがあってはならない。
 画期的な功績は、小規模だが相互作用が活発に行われる組織で起こりやすいということだ。一方、大きな大学や研究所の場合は、仕事の効率は優れ、生産性も高いが、何度も画期的な発明を生み出すには至らない。これは100年にもなるノーベル賞の実績を見ても明らかだ。
 統計によると、これまでノーベル賞受賞者は、受賞までに平均で四つか五つの研究機関に在籍している。知識や考え方の交流が創造力を高められるような環境を生み出すのだろう。そういう環境下で、画期的な業績が成し遂げられ、その結果としてノーベル賞に値するような功績が生まれるのではないかと思う。
 聴衆、特に若い人たちに締めくくりの話をしたい。科学の道に進みたいと思う若い人には、これまでの知識を使い、想像力を育てる時間を持ってほしい。「補助金をどこに申請しようか」ということに悩まされることがなく、リスクの高い研究をさせてくれるような環境で学んでほしい。上司が「助成金を受けるためにこうしろ」と命じた研究だけをこなしてはいけない。そこでは飛躍的な成果は望めないからだ。
 ◇国際的な観測ネットワークを
 オキュスト事務総長の講演後に開かれたパネルディスカッション「北方圏の環境と文明」。北海道大観光学高等研究センター長の石森秀三教授を進行役に、4人の専門家が意見を交わした。
 スウェーデン・イエーテボリ大のライフ・アンダーソン教授は、バルト海周辺の9カ国が共同で環境問題の調査研究をしている例を挙げ、「複雑な気候変動に対応するには、国の枠組みを超えた取り組みが必要だ」とした。国際日本文化研究センターの安田喜憲教授は「現在、気候変動の研究は、極地で熱心に行われている。今後は人間の多く住む温帯地域でも積極的に進めなければならない」と主張した。
 北海道環境財団の辻井達一理事長は「気候変動は北海道のような高緯度ではその影響がシャープに表れる」とした上で、「日本海からベーリング海までの情報を共有する観測ネットワークが必要だ」と説いた。札幌大文化学部長の本田優子教授は、アイヌ文化の成立が中世の気候変動と関連していることに言及。「(自然とともに生きる)アイヌの人たちは、北海道の環境問題のシンボルとしてとらえられている。今後は協力しあって研究を進めたい」と話した。
 ◇温暖化の影響、分科会で次々
 札幌市中央区の国際ホールで27、28日に開かれた専門家による分科会では、日本とスウェーデン、フィンランド、ノルウェーの4カ国26人がテーマに沿って、最新の研究成果を発表した。
 初日のテーマは「環境変動と文明の興亡--過去、現在、そして未来における水、食糧、エネルギー危機」。田中克・京都大フィールド科学教育研究センター名誉教授は、「地球環境問題の解決のカギは、森と海とその二つをつなぐ人間が住む里のあり方にある」と指摘。「この『森里海連環』を健全にすることが必要だ」と話した。
 北大農学研究院の平野高司教授は、「開発行為における地下水位の低下や温暖化で、泥炭湿地が二酸化炭素の大規模な排出源になる可能性がある」と指摘。北海道のサロベツ湿原やインドネシアでの観測結果をあげて、解説した。バルト海を研究対象にしているフィンランド・オーボアカデミ大のエリック・ボンスドルフ教授は、「水質の悪化や外来種の増加などで危機的な状況にある。沿岸各国と連携して監視をしながら、対応する必要がある」と警鐘を鳴らした。
 北大水産科学研究院の帰山雅秀教授は、「野生のサケは1930年代の半分にまで減り、小型化している。一方で温暖化の影響で、これまではサケも増えてきたが、回遊域が狭くなり、今後は減っていく」と予測した。気候変動が海洋生態系に与える影響について、ノルウェー海洋学研究所のハロルド・ローエング研究員は「氷が解けて海に淡水が大量に流入するため、高緯度にあるロシアなどはもちろん、アフリカなども影響を受ける可能性がある」とした。
 2日目のテーマは「気候変動モニタリングシステム構築への北方圏ネットワークの必要性」と「環境(気候)変動の影響と環境と文明の危機の緩和へのアクションプログラム」。温暖化の影響で縮小しているとされる北極海の海氷について、北大地球環境科学研究院の池田元美教授は、「08年は07年に比べて海氷が広がったという報道もあったが、それは1年だけをみたものであり、我々は60年間のデータを蓄積し研究している。特に太平洋側では顕著に減少している」とした。
 流氷の南限でもあるオホーツク海について、道立オホーツク流氷科学センターの青田昌秋所長は、「これまでのデータから、平均気温が100年で1度上がっている。あと4度上がると、北海道沿岸では流氷が見られなくなるだろう。温暖化は我々の足元にも及んでいる」と話した。ストックホルム大のペレ・ホルムルンド教授は「バルト海付近の氷河は1910年ごろから縮小をはじめ、一定の速度で後退している。地すべりなどの危険もある」とした。
 討論では、「流氷のデータは100年蓄積して、その価値が出ている。モニタリングは、先々のことを考えて続ける必要がある」など、北方圏の各国が協力し、息の長い調査・研究をすることを求める声が相次いだ。
 ◇縄文文化は日本の宝 伊達市でも講演会
 シンポジウム最終日の29日、スウェーデン王立科学アカデミーの研究者らは「アイヌ民族博物館」(白老町)や、縄文時代の住居跡などがある北黄金貝塚遺跡(伊達市)を見学した後、「だて歴史の杜カルチャーセンター」(同)での講演会に臨んだ。
 まず、スウェーデン国立北極研究所のアンダース・カルクビスト教授が「北極地方--科学による政治的見解」と題して基調講演。「北極を含む北方圏の環境は、気候変動の影響を受けやすいが、北極圏では現在、各国が資源確保を目的に、大陸棚などで国境の線引きを巡って、争っている」と指摘した。その後、「噴火湾沿岸の縄文遺跡」をテーマに北海道の研究者3人が研究成果を発表した。
 また、「縄文が語る確かな未来」と題して、伊達市噴火湾文化研究所の大島直行所長と、国際日本文化研究センターの安田教授が対談した。大島所長は、「土器の文様には、文字のような情報が入っているとされる」と解説。「縄文時代の研究はモノだけを見るのではなく、その文化的な背景にも目を向ける必要がある」と主張した。
 安田教授は「縄文人は美しい大地を壊さず、環境と調和して1万年も生き続けてきた。一方、今は自然を搾取し、欲望のおもむくままに破壊し続けている。縄文文化は日本の宝であり、現代人が未来を生き抜く力にもなるはずだ」と話した。
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 ■ことば
 ◇北方圏
 北海道と気候や風土の類似している北欧や北米など、主に北緯40度以北の地域。シンポジウムの実行委員会を構成する「北方圏センター」は、生活や文化、学術、産業経済などの交流を通じて、相互の地域の発展を図ろうとする「北方圏構想」を推進してきた。毎日新聞は北海道庁などとともに、同センターの設立当初から協力している。
http://mainichi.jp/life/today/news/20090922ddm010040170000c.html

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アイヌ文化を新国立劇場で上演する細川さん

2009-09-24 | 日記
(読売新聞2009年9月22日 )
アイヌ文化をテーマにしたミュージカルを新国立劇場で催す細川真理子(ほそかわまりこ)さん(78)
 札幌で「こどもミュージカル育成会」を主宰し、10月6、7日に子供たち約40人とともに、東京・新国立劇場の舞台に立つ。
 上演する「ひとつのおわんでトゥミクミク」は、アイヌ民族と神とのふれあいを描いた創作劇。2006年春にローマ法王・ベネディクト16世に賛美歌を披露したのに次ぐ大舞台で、「自然との共生など、アイヌ民族の精神を伝えたい」と意欲をみせる。
 長崎の牧師の娘に生まれ、薬剤師として上京。42年前に夫の故郷・札幌市に移り、友人と訪れたアイヌの里、北海道平取町の二風谷で、アイヌの世界に初めて接した。その後、民族の虐げられた歴史を学んでいくうちに、「差別解消のため、少しでも力になりたい」と思うようになった。
 ミュージカル主宰者に転じたのは、「アイヌ民族に息づく世界を、体全体を使って子供たちに学んでほしい」との思いからだ。以来約30年間、支援者からの寄付などを頼りに活動を続けてきた。10月の公演はその集大成。「下手でもいいから一生懸命演じてほしい」と教え子たちにエールを送る。(北海道支社 伊佐治真樹史)
http://www.yomiuri.co.jp/komachi/news/mixnews/20090922ok01.htm

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アイヌ文化オペレッタ 東京公演

2009-09-24 | 日記
( 読売新聞2009年9月16日 )
 北海道で活動する「札幌こどもミュージカル育成会」は、10月6、7日、東京・初台の新国立劇場で、アイヌ文化をテーマにしたオペレッタを上演する。
 同育成会は約30年の歴史を持つ。約80人の小、中学生が演劇の練習を積み、道内だけでなく、東京や海外などでも公演してきた。今回の演目は「ポロリンタン」(6日)、「ひとつのおわんでトゥミクミク」(7日)=写真=で、アイヌ文化の息遣いを今に伝える内容となっている。
 東京公演について同育成会は、「せっかく新国立劇場が認めてくれたこのチャンスを、北海道ならではの、訴えるものの大きい作品になるよう頑張る」と張り切る。作詞、作曲などを細川真理子、演出、振り付けなどを岩城節子が担当する。アイヌ文化指導は、故人となった萱野茂。(電)011・661・2111。
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/stage/theater/20090916et03.htm

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アイヌ民族とカナダ先住民族の踊り、競演

2009-09-24 | 日記
(朝日新聞 2009年09月16日)
 アイヌ民族の歌や踊りを現代風にアレンジする「アイヌレブルズ」と、カナダ先住民族の伝統文化を取り入れた「カハーウィ・ダンスシアター」が10月3日、横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホールで競演する。横浜開港150周年記念のイベントの一つだ。
 8月から横浜で開催している芸術の祭典「マザーポート・アート・フェスティバル」のプログラムの一つ「大地のジョイントパフォーマンス」。アイヌレブルズは、首都圏に住むアイヌの若者たちが「民族の精神を若者らしく表現したい」と06年に結成し、全国で公演活動をしてきた。カハーウィは今回が初来日。先住民族に伝わる神話やダンス技法を取り入れ、国内外で高い評価を受けている。
 午後3時開演。全席自由3千円。
 問い合わせは、フェスティバル実行委(045・221・0212)。
http://mytown.asahi.com/kanagawa/news.php?k_id=15000150909160001

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