火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

なんと!10%もの水が・・・

2015-08-20 12:14:48 | MSL

8月19日のWhat'sNewによりますと、Curiosityは、"Marias Pass"での調査を終えて8月12日から順調に山登りを開始しています。
8月18日までに132m進んで、2012年8月に火星に到着してからCuriosityは、11.1km移動したこととなりました。
Sol753(2014年9月18日)にSharp山麓に到着して以来、長期間でしたが、十分な成果が得られたと思います。 
Sharp山の層状の地層を調べていけば、山の形成過程や環境変化など多くのことが確認できることでしょう。
*楽しみです! 

Curiosityは、移動しながらシリカに富んだ"Buckskin"のサンプルを分析中です。
そして、DAN(Dynamic Albedo of Neutrons )による測定で、下図のとおり水が豊富にある場所を確認しました。
特に赤い部分は、10%以上の水分含量です。
ただし、水は単独で存在しているわけではなく、岩石の水和物として存在していると推定しています。
今回、DANは、アクティブモードで測定しており、地表面下約1mまで測定可能だった様です。 

下図は、Curiosityがシリカに富んだ"Buckskin"でドリル穴を前に自分撮りをした画像です。
なんとなく得意げに見えませんか?

下図は、Round-Horizon Versionです。

 

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7つ目のドリルのあと、順調に山登り!

2015-08-17 17:17:44 | MSL

EmillyさんのブログでCuriosityの最新情報のまとめが出ていました。
Sol908以来7つ目のドリルがSol1060に行われました。
Emillyさんは、Sol911にショートが発生したにもかかわらず、今回ドリルが使用できたので、Curiosityの状態が回復したと喜んでいます。
このショートについては、2015年3月6日の当ブログ「Sol911 ショート発生によりサンプル投入停止中」でも紹介してます。 

サンプルした場所は、下図の「Buckskin」の位置です。 

下図がドリルした画像です。
サンプリング箇所は、「Buckskin」と名づけられていて、シリカに富んだ場所です。

下図は、Sol1051にドリルする場所を見た画像です。(NAV_LEFT_B)で撮影されました。
白く見えるところが目標地点です。

 

下図は、ドリルが削った滓の色の違いを比べています。
削り滓(ドリルが削った粉末)は、多くの場合、岩の表面とは異なる色です。
異なる色は、岩石の組成物のヒントを提供します。
赤い削り滓は、複数の酸化鉄、青い削り滓には、還元鉄が含まれています。
下図では、7ドリルサイトからの削り滓の9種類の写真をその彩度の順と、虹の色に合せた表示としているそうです。
*興味深いですね。

Marias Passの下方のエリアは、科学的に興味深い場所です。
下図のとおり、下部にPahrump formationがあり、その上に重なってStimson formationがあります。
Pahrumpの物質は、Curiosityが「Confidence Hills」と「Mojave」でドリルをしました。
明るい色調で肌理の細かい堆積岩です。
Stimsonの部分は、腐食に対して耐性があります。
この違いをもたらすものは、何か?
気候の変化によるのか?堆積環境の変化?Stimsonも堆積岩か?PahrumpとStimsonが形成されるのにどのくらいの時間掛かったのか?
これらの質問に答えるため、科学者チームは、両方の岩のタイプを特徴付け、また、PahrumpとStimsonを分離する境界を見ることができる場所を見つける必要があります。
下図は、"Missoula,"という調査対象でSol1031(7月1日UTC)にMAHLIで撮影されたものです。 (上方の図、参照)
*謎は深まり、楽しみが増しますね!
 

下図は、"Lamoose"というシリカの多い岩石です。(上方の図、参照)
Sol1041にMAHLIで撮影されました。


 

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3年目~の・・・

2015-08-07 22:44:04 | MSL

Curiosityが火星に着陸してから丸3年目を迎えました。
長い道のりでしたが、まだ山登りがありますので、これからが本番ですね!
3年間を3分4秒にまとめたビデオは、こちら

What'sNewによりますと、NASAは、Curiosity火星着陸3周年を記念して2つのツールを公開しました。

「Mars Trek」と「Experience Curiosity」です。

Mars Trekは、今までの火星探査の情報を活用した詳細な地図が特徴です。
ユーザーが火星表面を自由に移動しながら観測できます。
また、地形図を3Dプリントできるようです。

Experience Curiosityは、Curiosityと火星の旅を一緒にする経験ができるのと、ユーザーがCuriosityを操縦することができます。

 

NASAの火星への道についての詳細は、こちらです。

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原始大陸地殻の証拠

2015-07-21 01:21:44 | MSL

7月13日のSpaceRefによりますと、
CuriosityがChemCamで行った明るい色の岩石の分析結果から地球上の花崗岩質大陸地殻の岩石に似たものが確認されました!
火星でのcontinental crust(大陸下の地殻)の最初の発見となるようです。
分析の結果から地球上で最も古い大陸地殻に類似するとのことです。
その岩は、"Harrison" と呼ばれる岩で下図のとおり暗い色の基質の中に明るい色の結晶が見られます。
Sol514(2014.1.16:JST)に中心部分をRMI(The Remote Micro-Imager)で、全体をMastCam_Rightで撮影した画像を合成したものです。  



ネタ元は、 Los Alamos National Laboratoryからの発表です。
http://www.lanl.gov/discover/news-release-archive/2015/July/07.13-curiosity-finds-mars-primitive-continental-crust%20.php

詳しくは、Nature Geoscienceで論文発表されています。

Sol514というと下図のような場所を走行していました。
ChemCamで分析してから約1年半後の発表です。
画像やデーターを解析して、論文を書いて、投稿ー審査で公表となるので、このくらい時間が掛かるのですね。 

 

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合に入りては、合を生かす!

2015-07-12 00:14:48 | MSL

火星が合で火星の探査機群が沈黙していましたが、6月下旬にはCuriosityやOpportunityなどが活動を再開しています。
What'sNewによりますとCuriosityは、合の期間を生かして、地球の反対側から太陽面を観測していたそうです。
宇宙天気予報に有益な情報ですね。
下の2画像は、CuriosityのMastCamでの画像です。
黒点の様子がハッキリ分かります。 
今回は、太陽観測のSTEREO-Aが通信できない期間の貴重な画像だった訳ですね! 
もともと、探査機が太陽を撮影する主な理由は、大気の透明度を観測することです。
しかし、Sol956(4月15日)に水星が太陽面を通過する様子を撮影しようとした時、水星と黒点を識別する必要があったのです。
その時、丁度太陽観測のSTEREO-Aが地球と通信できないということが分かったので、Curiosityが観測したとのことです。

火星、2015年4月から太陽黒点の追跡

火星、2015年夏から太陽黒点の追跡

下図がSTEREO-A、Bの軌道と探査機の概要です。

また、 "Marias Pass"周辺で2つのタイプの地質(砂岩と泥岩)の調査を行う準備を進めています。

 

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火星がゴー!

2015-06-03 10:48:14 | MSL

6月14日に火星が合となります。
*Curiosityが火星に着陸してから2回目の合ですね。前回は、2013年4月19日でした。
そのため、Sol1003(6月2日)を最後にCuriosityからのデーター送信は、一時休止となります。
再開は、Sol1026(6月26日)頃となる見込みです。
*科学チームは、少し休めるのでしょうか?
*ところで、火星の合についてネットで確認したところ、国立天文台が6月15日となっていて、他のサイトは、6月14日となっていました。計算方法とかで微妙にズレがあるのでしょうかね? 
・国立天文台 星空情報 
・AstroArts 天文現象
・鹿児島市立科学館 星空情報

Sol2003時点で下図の"Apikuni Mountain."を目の前にしています。
位置情報等は、今のところアップされていませんが、"Marias Pass,"に入っているようです。

  

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こんなことNASAってたんですね!

2015-05-24 11:48:08 | MSL

5月22日のWhat'sNewによりますと、昨年11月に見つかったChemCamのレーザー焦点装置の不具合が解決されたとのことです。
昨年の11月に見つかった不具合を地球にあるChemCamの互換機を使用して、修正点を探っていました。
Roger Wiensさん( instrument lead at Los Alamos)は、以下の通り発言しています。
「昨年11月には、私たちは、ChemCam望遠鏡の焦点を合わせるための小さなレーザーがちゃんと稼動していないことを発見しました。」「このレーザ距離計がなければ、ChemCam機器は、よく見えない状態でした。ローバーから25feetの距離の岩石や土壌を分析する時に、プラズマの点滅を行うメインレーザーは影響を受けませんでしたが、レーザー分析は、ターゲットにレーザー投射望遠鏡の焦点が合っているときのみ働きます。」 
そして、5月21日に機器上のオートフォーカスシステムのソフトウェアの修復をアップロードしてCuriosityのChemCamは、主要な機能を修正することが出来たのです。
でも、この修正期間中もChemCamは、休まず働いていましたよ。
オートフォーカスを使用せずに、いくつか異なる焦点距離で分析することで、時間を有効に使っていたようです。 

より詳しくは、こちらにて 
https://www.lanl.gov/discover/news-release-archive/2015/May/05.21-mars-rover-chemcam-instrument-sharper-vision.php

ChemCamのサイトは、こちらにて 
http://www.msl-chemcam.com/ 

*凄いことですね!最早、火星も地球の修理工場ネットワークの範囲に入っているということです。

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悪戦苦闘したけど、無事です!

2015-05-23 21:14:28 | MSL

5月22日のWhat'sNewにSharp山を登って新たな調査目標に近づいたことが報告されています。
「要点」
・登って、新たな調査地点に到着しました。
・極端なスリップのため計画変更を余儀なくされました。

傾斜21°ほどの険しいスロープを約22m登って、基岩にある2種類の特徴的なタイプをもつ調査地点に到達しました。
ローバサイエンスチームは、Sharp山の底部で分析した淡い色の岩のユニットと、まだ分析したことのない暗い色の層状の岩との間の接点を含む露頭を調査したいと思っています。

下図は、Sol991(5月21日)にNavCamにて撮影されたものです。
淡い色の岩に暗い岩が重なっています。これは、地質学的接触面の一例です。
このような接触面は、一つのタイプの岩を生成した環境条件から他の岩が生成した環境条件についての手がかりを明らかにすることが出来ます。

とにかく、ここにたどり着くまでかなり苦労した模様です。
Sol976からSol984まで、何とか "Logan Pass,"を目指して進もうとしていましたが、足元の砂地の状態が悪くて断念しました。
この砂地は、相当激しくスリップしたそうです。
それで、後戻りをしてSol991に下図の地点に来ています。 

下図のとおり、"Logan Pass,"ではなく、"Marias Pass," を目指すようです。

*Curiosityの山登りの能力は、かなりのものですね。
ところで、本文の「slopes as steep as 21 degrees」を「傾斜21°」と読みましたが、道路勾配は通常「%」表示のようです。
「%」表示だと21°は、38.4%となります。こんな急傾斜を登ったのですかね?(読み間違いかも・・・)
道路勾配については、こちら
http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/slope.html 

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Sol956 天体観測の日

2015-05-13 09:02:27 | MSL

5月9日のWhat'sNewに夕日のアニメが掲載されています。
Sol956(4月15日)にMastCam(左)を使用して撮影されたものを繋ぎ合わせたものです。
この日は、砂嵐が発生していて、ダストが上空に残っていたとのことです。 

この日の主目的は、太陽がGaleクレーターの縁に沈む時に水星の太陽面通過があるとのことで、空を見上げていました。
水星の太陽面通過は、今後2024年まで観測されないとのことです。
その写真を撮影する計画があったのですが、写真は、まだ公開されていないようです。

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Curiosityは、好奇心を押さえられなかった!

2015-05-12 20:15:20 | MSL

5月8日のWhat'sNewでCuriosityの近況が報告されていました。
「要点」
・新しいパノラマは、Curiosityのルートに沿って近くから遠方の丘までを示します。
・Curiosityは、谷の中で、岩盤が切断されてその後、再充填された場所を調査しました。
・上記のタイプのサイトは、火星において今まで見たことがないものです。
*"Logan Pass,"を目指していましたが、岩盤が切断されてその後、再充填された場所 "Mount Shields," に寄り道をしたと言うことですね。
  Curiosityは、好奇心を押さえられなかったと、言うわけです。
  こういう直感は、大切なものだと思います。 

下図の新しいパノラマは、いよいよ登りにかかっているCuriosityから見える風景です。 
Sol957(4月16日)のMastCam(右)の画像です。

下図は、HiRISEからの画像です。

下図は、Sol971時点での等高線表示です。(等高線の間隔は、2mごとになっています。)
これからは、登りがきつくなってきますが、まだまだ先は長いですので、Curiosityの頑張りに期待しましょう! 

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Sol967 

2015-04-28 10:38:57 | MSL

Curiosityは、Sol967(4月26日)に下図の場所にいます。
次の目標を"Logan Pass"としていましたが、もっと魅力的な場所を見つけて向かっているところです。
そこは、"Logan's Run"と名づけられました。
*"Logan's Run"って調べると「2300年未来への旅」と出てきます。
事務局は、読んだことありませんが、ディストピアだそうです。余り触手は、動かないな~

Sol967からの眺めは、下図のとおりで、かなり登っているようですね!
 NavCam_LEFT_Bでの撮影です。 

 

 

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Sol957 火星に来てから10kmを走破!

2015-04-20 14:25:17 | MSL

4月16日のWhat'sNewによりますと、Sol957(4月16日)に着陸地点からの移動距離が10kmを越えました。
走行距離計では、先週に10kmとなっていましたが、車輪のスリップなどを考慮して地図上での計測を使用しています。
上図が10km地点から進行方向(西)を見た画像です。 
砂地の登り斜面を進まなくてはいけないということが実感できますね! 
この先には、次の調査目標の"Logan Pass." が待っています。

Pahrump Hillsは、the Murray formationと名づけられた山の基底地層が露出した場所でした。
その付近にある高いビュートは、軌道上から見た形状が波打っていることから洗濯板ユニット(the Washboard unit)と呼ばれています。
私たちが通っているくぼ地は、洗濯板ユニットの露出面によって視界が制限されています。
(その高い露出面の南側の視界は、いくつかの場所の隙間から見ることが出来ます。) 
"Logan Pass."で、the Murray formation と the Washboard unitとの関係を調査します。
古代の堆積環境、そして環境条件がどのように変化したかを理解するのに役立つでしょう。 

下図が、Curiosityの位置です。
図の幅が約2kmです。 

これから先を見てみますと、まだまだ先が長いですね!
ただ、山登りに差し掛かっていることは、事実です。
気を引き締めて、頑張って!!
 

 

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液体の水の存在!けど塩辛い!

2015-04-14 22:58:48 | MSL

4月13日のWhat'sNewによりますと、CuriosityのREMSによる気象データとGaleクレーター内で過塩素酸塩を確認していることからかん水の存在が確認できるとのことです。
詳細は、Nature Geosciencesのオンラインで4月13日に発表されています。
*事務局は、会員ではないので、上記のレポートを読んでいませんが、概略は、以下のようです。
 (表やデーターを見たいのですが、見れないですね。そのうち、どこかで発表されることを期待してます。) 

・火星の土の中に液体かん水が生成する条件は、予想よりも赤道に近い所まで広がっています。
・土壌中の過塩素酸塩は、大気から水分子を取り込むことが出来て、凍結防止作用をします。
・ただし、かん水の存在がCuriosityの周辺を微生物の存在にとって有利になることはないでしょう。 

過塩素酸塩は、火星の土壌中に存在することが、Curiosityだけでなく、2008年に北極圏に着陸したPhoenixによっても確認されています。
Phoenixの成果については、2008年11月13日の当ブログ「休息を!!」を参照してください。 
液体の水そのものを発見したわけではないですが、液体の水の存在が確実になったと言えるようですね。
*事務局としては、生命の存在には、厳しい条件ですが、可能性が高まってきたと言えると思っています。 

下図は、REMSです。
Boom2が見えますが、Boom1は見えませんね。
Curiosityが着陸した時にBoom1は、損傷したと見られています。
*そのため気象データで風速/風向のデータが発表されていません。

下図は、 "Artist's Drive."からのパノラマです。
Sol952(4月11日)にNavCamにて撮影されました。
左が東で右が南西方向です。左の地平線上にSharp山の上部が見えています。

下図は、"Artist's Drive."にいるCuriosityの進行方向の風景です。
Sol951(4月10日)にNavCamにて撮影されたものです。 西の方向を向いています。

Sol951時点のCuriosityの位置です。

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Sol908 今までドリルで開けた穴 6つ!

2015-04-11 21:28:14 | MSL

EmillyさんのブログでCuriosityがGaleクレーターであけた6つのサンプル穴の画像が下図のように紹介されていましたのでメモしておきます。
左から右へ、そして上から下の順にJohn Klein(Sol182); Cumberland(Sol279); Windjana(Sol621); Confidence Hills(Sol759); Mojave(Sol882);Telegraph Peak(Sol908)
これらの画像は、すべて約5cmの距離からのMAHLIの画像です。サンプル穴の幅は、約1.6cmです。

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"Garden City." の鉱脈に惹かれて

2015-04-08 11:37:14 | MSL

4月1日のWhat'sNewによりますと、下記のことが分かっています。
1.“Garden City”の露出している鉱脈は、湖底の堆積物が岩になった後に湿潤な環境下で形成されたことを物語っています。
2."Telegraph Peak" からドリルで採取されたサンプルには、クリストバライト(シリカ鉱物)が含まれていました。

Sol923にPahrump Hills を離れ、Sharp山に向かいましたが、その道筋の“Artist’s Drive.”に入ったとたん“Garden City”という魅力的な場所に出会ってしまいました。
“Garden City”は、魅力的な鉱脈を含んだ露頭ですが、足場が悪くてドリルは使えないようです。 

下図がその魅力的な鉱脈です。
この鉱脈は、周りの岩から6cmほど突き出ていて、幅が4cmほどあります。
MastCamの右カメラによる28枚の画像を合成したものです。
Sol929の日中(3月18日)に撮影されました。

下図は、鉱脈のアップです。
Sol935の夜(2015年3月25日)に撮影されました。
MAHLIの発光ダイオードの照明を使っています。
鉱脈には、明るいトーンのものと暗いトーンのものがあります。
白い物質が引き裂かれて、暗い鉱脈物質(黒の矢印)と第3の物質(白い矢印)を組み入れているように見えます。 

下図は、Sol940でのCuriosityの位置です。
この位置が“Garden City”です。 

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