スペースシャトル最後の任務を果たす為、7月9日0時26分(日本時間)打上を予定しているアトランティスへのはなむけのメッセージですね。
内容的には、ISSの成果に触れていますが、今後の展望では少し寂しい印象です。
AstroArtsで日本語で読めます。
従来から言われていた内容と変わりは無いです。
全文は、こちらです。
ISSの役割に触れ、民間の参入を活性化させて政府は、更に先を目指すシナリオです。
でも、火星有人探査を長期的目標としてと触れていますが、今一迫力を感じ取れないですね。
オライオン等で有人飛行に戻ってくるということですが、コンステレーションの焼き直し程度だとどうなんでしょうか?
やはり、経済が良くないので資金面での問題含みですかね・・・
後は、当面の活動を紹介してます。
7月16日:「ドーン」ベスタに到着
8月:木星探査機「ジュノー」打ち上げ
9月:地球観測衛星「NPP」打ち上げ
10月:月探査衛星「グレイル」打ち上げ
11月:火星探査車「キュリオシティー」打ち上げ
2012年2月:X線宇宙望遠鏡「NuSTAR」打ち上げ
オバマさんは、元々宇宙開発には消極的な感じでしたが、2010年4月17日の当ブログにオバマさんが2010年4月15日にKennedy Space Centerで演説した内容には、下記の計画が謳われていました。
このシナリオは生きているが、確定したものでもないのでしょうか?
計画は、以下のとおりです。
①ISS(the International Space Station)の運用を5年以上延ばして2020年以降も運用する。
ISSへの人間と物資の輸送を民間に任せる。
②2020年までに月を越えていくためのロケット等の技術を確立。
③2025年までに有人ロケットで月を越えての長旅に出る。小惑星などの探査・研究。
④2030年台半ばに有人ロケットを火星の周回軌道に乗せて、無事に地球に帰還させる。
⑤その後、有人で火星への着陸を実行する。
火星への有人飛行は、まだ技術的に確立していないのでBoldenさんは、はっきりとは触れられなかったのでしょうか?
でも、期待してます。火星への有人飛行は国際的協調の下に人類の総力を傾注する必要があると思います。
アメリカはもちろんロシアやESA等もその方向で動いています。
中国は、独自に動く傾向があり、アメリカは警戒しているようですが・・・
個人的意見ですが、火星への入植を目指すことが新しい活力と人材を生み出すと思ってます。