火星への道

有人火星探査の実現を夢見て!火星ミッションの情報を提供しています。

火星を目指せそうです!

2009-10-12 22:34:50 | NASA


9月8日に「the Review of U.S. Human Space Flight Plans Committee」のSummary Reportが発表されて結構酷評されていますが、事務局としては、かなり我田引水的に解釈してまして、委員会については、好意的な感じを持っています。

詳細は、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewsr.html?pid=32327

特にこのフレーズに痺れてます。but以下は、ちょっと~という感じですが・・・
「The Committee finds that Mars is the ultimate destination for human exploration; but it is not the best first destination.」
人命の安全については、強く意識されています。
民間の活用も盛んに言及してますので、いろいろな技術移転も期待できますかね。
また、この宇宙開発の目的が多くのパートナーとの連携を深めることだとハッキリ行ってます。地球市民として団結して人類が宇宙に乗り出すことが出来ると素晴らしいですね。

10月8日には、公開のミーティングがテレビ会議で行われました。
真剣な議論だったようです。
日本では、考えられませんね。
そこで各項目に対する評価の仕方が話し合われています。より具体的に詰めていく作業のようです。

ミーティングのメモは、下記にて
http://www.nasa.gov/offices/hsf/meetings/10_08_meeting.html

主に評価の仕方についての議論です。
評価項目と5段階評価のポイントは、下記にて
http://www.nasa.gov/pdf/392459main_evaluation%20charts%20for%20committee%202009oct8.pdf

最新の評価状況
http://www.nasa.gov/pdf/392460main_scoring%20update_2009oct8.pdf

Option5Bが有力ですが、シャトルは2011年までで重量物の打上げにはEELV(evolved expendable launch vehicle)を使用する。ISSは2020年まで運用。クルーは民間のロケットを使用するということですね。

今の世界的な経済状況では、もっと優先事項があるということも言われるかもしれませんが、若者は勿論多くの人たちに希望をもたらすのではないでしょうか?
この地球での生活は、素晴らしいが、チャレンジする世界が無限に広がるのですから・・・。
まだ、オバマさんの意志がハッキリ掴めませんが、あの素晴らしい演説で人類よ火星へ行こう!というのを聞きたいものです。
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Constellation具体化に向けて!②

2009-08-14 00:32:27 | NASA
スペースサイトさんの8月12日の記事でホワイトハウスから委託された委員会が12日に行った最後の打合せが紹介されています。



スペースサイトさんは、リンクしてますのでそちらの12日の記事を。Spaceflightの記事は、下記にて

http://spaceflightnow.com/news/n0908/12augustine/

・現在の予算は、絞りすぎなので現実性がないということで、増額を認めてます。
 2020年まで3億ドル上積み、その後は、年2.4%増額すると言うことです。
・強調しているのは、宇宙開発の継続性と計画性です。
 宇宙開発が必要であることには、疑問はないようです。
・予算の増額があってもISSの運用は、アメリカ単独では2015年までしか出来ないとのこと。
 2015年~2020年の間は、国際的パートナーに負担して欲しいとのことですね。
 国際的パートナーとは、ロシア、日本、カナダ、およびESAということです。
 民間の参加も期待しているようです。
・最終的に地球近傍小惑星、月や火星へのフライバイとその先の深宇宙への探査のためのオプションも評価してます。
 その場合、アレス5を人用に転用することも検討されたようです。どうもアレスⅠは評価低いのでしょうか?
・火星への有人探査については、当面の究極の目標であることは認められましたが、現在の計画の範囲を超えている(予算でしょうね)と言う理由で、今のところ予算やタイムスケジュールを出すまでには至らないと言う結論となってます。
 大変残念ですが、目標は一緒ですから気を落とさず頑張りましょう。
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Constellation具体化に向けて!

2009-08-09 11:28:50 | NASA


スペースサイトさんの8月6日の記事とテクノバーンさんの8月7日の記事によりますとホワイトハウスから委託された委員会のNASAの次期有人宇宙開発「コンステレーション」の再評価試案が大筋決まったようです。

スペースサイトさんは、リンクしてますのでそちらを。テクノバーンさんの記事は、下記にて

http://www.technobahn.com/news/200908070547

発端のSpace.com の記事は、下記にて

http://www.space.com/news/090805-human-spaceflight-options.html

基本的内容は、
・2011年までにスペースシャトルを引退させる。
・ISSの運用は、2020年まで延長する。
・2015年にアメリカのスペースシャトル代替輸送手段の開発が終わるまでの間の人員の輸送等は、ISS加盟国と民間企業に任せる。
・次期宇宙船は、ORION有人宇宙船とARESロケットとする。
・また、LEO(ISSが周回している400kmの低軌道)を超えて行く意志は、固い模様。
・マーズダイレクトなる案もあり、当方としては喜ばしいが、もう少しおとなし目の案が有力とのこと。

8月12日に最終的な会合を予定しており、その後、8月末にはオバマさんへ報告するとのことです。
オバマさんの判断が待たれるところです。

地球軌道から出て行く意志は、固そうですので何時までも浮き輪をつけて渚での遊びが繰り返されることは、避けられそうです。
関心事は、月でどの位費用を使うミッションになるのかです。
出来るだけ早く火星への道筋を歩いて欲しいと願ってます。

2004年2月に前大統領ブッシュさんが発表した「The Vision for Space Exploration」には、木星の衛星カリスト上に有人基地が描かれていましたからね。

下記の下のほうに「The Vision for Space Exploration」のPDFが有りますので、22ページのイラストを見てください。
http://www.nasa.gov/mission_pages/constellation/news/index.html
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