NASAは4日、火星探査ローバー「マーズ・サイエンス・ラボラトリー(MSL)」の打ち上げを2009年から2011年に延期と発表しました。
MSLは総重量が1トン近くもあるローバーのため、火星の大気圏突入の際にヒートシールド方式を用いるが、その減速シミュレーション実験が立て続けに失敗していた。このため、宇宙船のデザインを大きく変更をすることとなり、2009年9月の打上げに準備が間に合わなくなったということらしいです。火星への軟着陸には1t位がヒートシールド方式の限界なんでしょうか?バイキングの着陸船は572kgでしたが、今回は動き回って調査することを計画しているので重くなってしまうのでしょう。
費用もかなり予定より嵩んでいる事で、実際に打上げられるかも心配になります。着陸方式は、かなり斬新なアイデアですが、それ故に不安材料ともなりますね。
NASAの発表
http://www.nasa.gov/mission_pages/mars/main/index.html
Technobahnの記事
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200812051943