10月7日のMarsTodayによりますと、Ad Astra Rocket CompanyのVASIMR(R) VX-200ロケット試作機がヒューストンのラボにおいて最大出力200KWの目標に達したとのことです。Ar(アルゴン)ガスを使用したそうです。
VX-200の実績を基に、実際に宇宙空間で使用されるVF-200-1エンジンが設計されます。
そして、2013年後半には国際宇宙ステーション(ISS)で宇宙でのテストが行われるようですね。
詳細は、下記にて
http://www.marstoday.com/news/viewpr.html?pid=29356
エンジンのテストの様子は、下記にて
VASIMR(R)は、Variable Specific Impulse Magnetoplasma Rocketの略で、プラズマを用いた電気推進ロケットです。NASAが考案してAd Astra Rocket Companyが引き継いで開発しているものです。
Ad Astra Rocket Companyは、2014年には実用化を考えており、プラズマエンジンで地球-月間でのロケットや衛星、宇宙ステーションなどの運用コストの低減が出来るとのこと。更には、火星やその先への探査機とか有人飛行の時間短縮にも役立つということです。
これに近い形のエンジンは、日本の「はやぶさ」のイオンエンジンです。Xe(キセノン)ガスを使用してます。少ない燃料で遠くまで行って帰って来れるのもエンジンが良かったからです。
プラズマの温度は、100万℃にも達するようです。ロケットの推力と比推力を変化させることが出来るのがこのエンジンの特徴ということですが、今一理解できません。下記の「東北大学のサイエンスカフェ」に多少詳しく載ってますので見てください。
http://cafe.tohoku.ac.jp/html/answer/answer14.html
http://cafe.tohoku.ac.jp/cafe/energy/060929.html
科学の進歩は、終りがありませんね。それも大きな具体的な目標があるからですね。
火星への入植が当面の目標でしょう!