8月28日のWhat'sNewによりますとSol369(8月20日)の正午(現地時間)にCuriosityがPhobosによる金環食を上図の通り撮影しました。
*記事では、Sol369(8月17日)となっていましたが、Raw Imagesを確認したところSol369(8月20日)と思われます。
撮影は、右のMastCamの望遠レンズで撮影されました。
今までで最高に鮮明な画像が得られました。
上図は3秒毎の変化を記録したものです。
興味深い画像であると共に、この画像からPhobosのより正確な軌道が求められるとの事です。
今回の観測で、研究者の予想より2~3kmほどPhobosの位置が太陽の中心へ近い位置であることが分かりました。
Sol351のCuriosityによるPhobosによるDeimos蝕の観測やOpportunityによる観測もあり、PhobosとDeimosのより正確な軌道が確認される日も近いのでしょうね。