3月24日のWhat'sNewで次の調査目標である"the Kimberley."に近づいた様子が報告されています。
下図が、Curiosityの400m先の砂岩層です。
このような侵食のされ方から、砂岩を形成している多様な成分の性質が推測されます。
ここを調査することで、研究のトピックとなる可能性があるとのことです。
画像は、Sol553(2月25日)の正午(現地時間)に左のMastCamで撮影されたものです。
侵食に対する強弱によってこのような地形が形成されており、この調査結果が待ち遠しく・・・
下図は、360°のパノラマで、中央(南方向)に"the Kimberley,"での科学調査ポイントが見えています。
Sol574(3月18日)にNavCamにて撮影されたいくつかの画像を合わせたものです。
86mまで近づいています。
"Yellowknife Bay."では、泥岩を調査したので、ここの砂岩層の多様な物質を調査することでGaleクレーターの歴史を更に詳しく知ることが期待出来ます。
砂岩層を構成しているセメント物質の違いで、この地域の異なるタイプの湿った環境条件の歴史の手がかりを得る可能性があります。
Galeクレーター内の主な景観にメサとビュートがあります。
これは、アメリカの南西部の耐食砂岩によって形成されている風景と似ています。
ここの調査で、なぜGaleクレーターにSharp山のような大規模な地層を持った山が形成されたか?ヒントを得ることができるかも知れません。
ますます、期待が膨らみますね!
また、ホイールの破損については、数ヶ月前の破損が激しかった頃に比較して現在の被害は十分の一に低減しています。
その理由は、「ルートの選択」と「安全運転」です。
ただし、破損は、厚いトレッドの間の薄いアルミ部分で起きているだけで、地球でのテストでは、もっと多くのトレッドが破損しても車輪の牽引力を維持しているということで、まだまだ大丈夫のようです。
大丈夫です!